山本山コンビの長編
2015/07/19 14:30
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投稿者:乾 辰巳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集「三度目ならばABC」の織田貞夫・土佐美郷の山本山コンビが主役の長編。この二人のキャラはドタバタしてて面白く、好きです。
ユーモアのある文体で物語は進んでいきますが、トリック、人間関係はかなり作り込まれています。真相は最後まで分かりませんでした。
貞夫の失踪と別件の消えた死体を美郷が強引に結び付けてしまうところが、ちょっと都合がいいかなとは思いますが、以前から読みたかった作品なので、満足です。
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岡嶋二人の本は読みやすいしユーモアがあるので楽しい。
読み終わった後に面白かった♪と満足感が得られる。この本も長身のおさださだおと、チビのとさみさとの山本山コンビが多少強引に事件を明るく解決していく。
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「三度目ならばABC」の貞夫・美郷コンビが活躍する長編作です。貞夫が美郷に引っかき回されるドタバタぶりが面白いです。
失踪した友人・秋本と、プロダクションへと持ち込まれた「消えた死体」という情報。普通に考えたら無関係だと思いますが、何故か美郷は強引に関連付けて捜査を開始します。かなりご都合的な展開ですが、全ての謎が明らかになり、秋本の行動のつじつまが合っていくさまは、それなりに良く出来ていると思います。
また、「カルディア」というカメラの特徴を利用したトリックは、内容は理解出来るものの、実際使用したことがないので秀逸かどうか判別出来ませんでした。
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『「三度目ならばABC」の続編となる長編』
明確には時系列は示されていなかったと思いますが出版順で言うと「三度目ならばABC」の後に出版された作品です。
「三度目ならばABC」と同様に「山本山コンビ」の織田貞夫と土佐美郷が活躍します。
読んだ感想としては長編だけあって物語の作りも凝っており「三度目ならばABC」よりも読み応えがありました。
自分も十分楽しめましたが、個人的には前作の「三度目ならばABC」の方がキャラに合った軽い読み口で好みでもありました。
キャラクターや展開は「三度目ならばABC」のイメージを損なうものではありませんので前作ファンであれば楽しめると思います。
前作ファンであれば星四つ以上の評価になるのではないかとも思います。
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2017年7冊目。
「三度目ならばABC」の山本山コンビの続編で今回は長編。前作から続けて読んだので、2人の名コンビっぷりをそのまま堪能出来た。
やっぱり美郷のキャラクターがホントに好きで、その発想と行動力は羨ましい限り。
ただ、なにぶんカメラの知識が無いのでちょっと分かりにくいところもあったのが残念。
でもそこを差し引いても面白かった。
ぜひ「三度目ならば…」とセットで読んで欲しい。岡嶋二人作品で続編ってのはこれだけみたいだし、とても思い入れのある作品なんだろうなと思う。