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恋愛の解体と北区の滅亡 みんなのレビュー

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みんなのレビュー19件

みんなの評価3.7

評価内訳

19 件中 1 件~ 15 件を表示

脱臼されたセカイ系?

2008/06/24 22:00

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

さいきん、劇作家さんが小説を書くというのが、はやっているというか、目立っている。いや、順序からいえば、文芸誌の編集者が、劇作家さんに小説を書かせる(書いてもらう)ことが、すごく多くなっている。書かせた(書いてもらった)劇作家さんが、「よい小説」を書くので、その人がまた書くことになるばかりでなく、まわりの劇作家さんにも、小説の依頼がいくようになる。本職の小説家さんは、どうしちゃったんだろう(どうなっちゃうんだろう)、というようなことも少し気になるが、確かに、本谷有希子さんや岡田利規さんや、そしてこの前田司郎さんの小説は、どこかこれまでになかったような新しさを、小説の世界に持ち込んでいる(ようにみえる)。

『恋愛の解体と帰宅の滅亡』は、身も蓋もない言い方をしてしまえば、実にくだらない小説である。それはそうなのだけれど、やはり新しいような気がするし、その上、面白いような気がする。つまり、まとめてしまうとたいへんつまらないもののようなのだけれど、実際に読んでみると実に素晴らしい小説なのだ。例えば次のような一節は、小説に描かれた主人公の「自我」としても、その表現としても、さらには言葉への懐疑としても、その一流ぶりを示してあまりある。

《 先ほどから劣等感という言葉を使っているが、それは本当にここ何百年、劣等感という言葉で表現されていた感覚と同じものであるのか分からない。多分この感情はそれであろうという推測に過ぎない。だから、もう少しその感覚を細かに観察してみる。》

してみれは、主人公は、繊細、というより細かいことを気にする人で、劇作家の前田さんはそのことをいちいち書く小説家だということになる。しかも、上記のような、日常の事々を細かく書いていく中で、この小説世界では、地球を揺るがす規模の出来事が背景として描かれ続け、しかも主人公は恋愛とは何かをつきつめるためにSMクラブにいってみるということが、この小説の全貌なのだ。してみえれば、みみっちいほどの日常に、突如戦争が関わってくる、あのセカイ系といった小説・マンガにも似てくるようではある。しかし、ここでは別れの悲劇も涙する感動も、登場する気配すらない。そうしたシリアスになりそうな展開は、こまごまとしたディティールによってことごとく脱臼されていく。その結果、たいへん恐ろしくもおかしみのある世界が、ゆるい印象とともにこの劇作家さんの書いた小説の外貌を覆うというわけなのだ。


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非日常のなかの日常

2017/05/10 16:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

宇宙人に占領された東京都内が描かれているが皆どこか淡々ととしている。奇妙な脱力感が前田司郎らしかった。

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中編と短編

2022/12/15 10:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんか既視感あるなと思ったら、主人公がブツクサ独り言を考えているところがモテキというドラマの主人公に似ているなと感じた。SMクラブとか宇宙人騒ぎとか特殊な味付けをそれに加えた感じ

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2007/05/10 17:46

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2008/06/29 13:38

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2009/03/14 19:31

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2010/04/01 22:20

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2011/08/14 00:12

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2011/08/28 23:32

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2011/10/18 17:43

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2011/12/17 16:12

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2012/03/05 17:38

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2012/08/21 16:29

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2013/06/11 10:47

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2013/10/20 22:29

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