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結果的に、ではあるけれど、救いのない話。救われた部分もある。でもやったことが、本人のみならず周囲の人にまで帰ってきている後日談が悲しくもリアル。それがさらっとドキュメンタリーのような文章で書かれているのがよけい乾いた印象を与えるなぁと思いました。
この巻を読んで思ったのですが、私はどうやら幽霊譚の方がこういう事件のものより怖いようです。秘密2005は悲しいなとしか思ってなかったのに、不思議な秘密は怖かった。
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かわいい着ぐるみが猟奇殺人
【内容】
とあるテーマパークのマスコットキャラ(着ぐるみ)による殺人。
第九が捜査に乗り出すが、被害者の脳を調べさせようかという意図の感じられ。
どうやら5年前になにかあったようだが・・・
【感想】
話としてはよくある筋。
オリジナリティはやはり脳の見せる映像というところ。
(2013年12月25日読了)
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再読。 前に読んだ時、これは夜には読めないと思いましたが、最初の時よりショック度は下がったかもしれません。でもストーリーは忘れているので、適度にドキドキしてしまいますが(苦笑)。
この巻は一つの事件のみですが、結構厚いです。そしてこの事件も切ないというか、やるせなさが残ります。清水さんの美しい絵だから、加害者(被害者でもある)の不幸がクリーンに映し出される気がして、読後にいろいろと考えさせられるのかもしれません。
間が悪い小池さんのシーンが好きです。癒される~(笑)
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落ち着いた赤い表紙に美少年で、勝手にBLだろうと勘違いして夜に読みはじめてしまった。後悔したが、もう遅い。気になって終わりまで読んだ。
死者の頭の中を映像で再現することで、犯罪心理や猟奇的なものと、不思議なものが、美しくミックスされている。正義と悪の紙一重のところをいくような主人公をはじめ、人間味のあるキャラクターは現実感を増し、怖さを引き立てる。
映画化されたとあとで知った。知る前に読めてよかった。
16,5
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表題作はものすごく後味の悪い話だった。
描写や猟奇殺人の描写もさることながら、元々の動機となった5年前の事件、そしてラストの「殺害された3人の大学生の両親らが佳人とその両親を相手に約4億2000万円の損害賠償訴訟を起こす」という一文が、最も後味の悪さを残した。
最後に入っているショート・ストーリー?は、閑話休題というかちょっとしたおまけみたいな話だった。
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マスコット人形「チャッピー」による殺戮。
とても綺麗な顔している人がいっぱい登場してくる。
その割には、幼い子が犠牲になり心苦しい・・・
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真実と、一人の人間の自尊心を守るための嘘。
どちらも重い。他人がそれをジャッジすることは可能なのか。
復讐することで正気を保っていた佳人。
その後嫌がらせを受け裁判を起こされる佳人とその両親。
あまりにも哀しい結末。