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ストーカーのお話。
ラストの驚愕などんでん返し!というけど、いわゆるミスリードを仕掛けられているという類のミステリーではないので、先読みする必要はないですね。それがアンフェアでおもしろくないと思うか、逆におもしろいと思うかは人によるかと思います。
私はミステリーとして謳うにはイマイチかなぁという印象でした。
しかし、ラストで鈴木誠の仕掛けを知ったところで物語の全貌が一変するという構成に他のミステリーにはない魅力を感じます。
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最後にどんでん返し。
とっても気持ち悪い展開でおぞましい感じだったが、最後まで読んでみて、こういう書き方もあるのか、と。
いずれの登場人物には共感はできないが、周囲の人たちが彼らが共謀していることに巻き込まれて真剣に対応しているのが振り返ってみるとおもしろい。
裏には、後先考えずいきあたりばったりで行動をしてしまう人たちに対して示唆を含めているような気がする。
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こういったいわゆる偏執狂的なものは物語にどんどん引き込まれていく。じっくり引き付けて一瞬で世界を反転させる様は鮮やか。
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いつもの事ながら、前知識も無く本屋さんで、平積みになっている中から選んだ本。
表紙デザインと、なんと言っても題名が気に入った。
当然、ビートルズのラバーソウルの事だ。
各章毎のタイトルがラバーソウルの収録曲名になっている。
とまあ、そんな事はいい。
内容は、美人モデルにつきまとうストーカーが主人公の話。
700ページ近いぶ厚い本で、その大半がストーカーの話だから気分が悪くなる。
最後の数ページで、どんでん返しがあるのだが、中だるみしてしまい、読了するのにかなり時間がかかってしまった。
ストーカーの心情なんてどうでもいいので、もっと完結にテンポ良くストーリー展開してくれた方がよかったな。
ビートルズでも聴きながら読むにはいいかもしれない。
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誠ぉ(TωT) ここまで人を好きになれるなんて羨ましい限りです。ストーカーバンザイ!
何も考えずに素直に読んで欲しい一冊。まずはスガスガしい程の気持ち悪さを楽しみましょう。
物事にはA面とB面があるのだ!
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登場人物の一人称スタイルで物事は進んでいくわけなんだけど、鈴木誠のパートが少し違和感があった。なぜなんだろう?って思っていたら、最後のほうで、あぁ、なるほどと。
こりゃ、ある意味純愛なんだろう。
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駅校内にある書店をふらついているときに、
ふと目に止まってそのまま購入した本。
途中まで読んでいるだけだと、巧みな技術でモデルをストーカーする男性の話。
ただもちろんそんな簡単な話ではない。
最後にどんでん返しが待っています。
この話のキモとなるのは、主人公の容貌が日常生活に支障を来すほど醜悪なものだということ。
なんでも病気がきっかけでそうなってしまったようだけど、一体なんの病気でどのような外見なのか…私の想像力ではイメージし切れませんでした。
全体的には面白くて好きな作品。
でも少し中だるみがあったかな、という印象。
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最初と最後でイメージが見事に異なる作風はすごい。語り口調が巧みに驚きの方向へ導いてくれました。ただ珍しく展開が読めてしまった。男女の異質な純愛は他にも。。
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ページ数のわりには内容が薄い。前半に鈴木誠の怖さが十分に伝わってこないため、最後の落ちがとても弱くなってしまた。上手く書けているとおもうがただそれだけ。
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面白くて一気読み。
衝撃のラスト、と聞いていたけど、衝撃というか、辛い読後感が残った。思わずため息…。
そして、最後に金山さんが好きになった。
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所謂“ストーカー”系統の事件として展開する物語である…「恐るべき卑劣な犯行」としてストーカー行為が続けられ、不気味さと恐怖が波紋を拡げ、犠牲者も発生する…その裏での“容貌”と“障碍”という、好き好んで抱えたでもない、本人が持ち合わせたモノ―こういう人物が実在するとすれば、どういう感じなのか?!一寸想像し悪い程という描写が為されている…―の故に何度も自殺未遂まで仕出かし、「社会から切り離した生き方」しか出来なかった鈴木誠の「妙な必死さ」が、「“怖い話し”の小説の劇中人物が見せる怪異さ」を通り越した“悲哀”のようなものを醸し出して、何か嵌ってしまう…お奨め!!
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たくさん本を読むようになったから
この手の小説のオチは見えてるつもりだったのに
裏切られて、流石というか私がまだまだというか。
三島さんみたいな防犯意識の薄い生活送ってたから
自宅のセキュリティについて見直すいい機会になった!
この本読んでる途中にカーテン買い直したもん、
分厚い遮光カーテンに。笑
休み休み読んだ割には24時間以内に
読み終わってしまった。
東野圭吾さんのパターンに似てて免疫あるせいか
最後の感動は薄かった。
ラストより経過に夢中になる作品。
単にラストが気に入らなかっただけかな?笑
井上さんの他の本も読んでみたい♪
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【DATA】
運命の分かれ道となったのは、とある撮影中の事故だった。そして引き起こされる、ストーカー/殺人事件。
渦中のモデル美縞絵里。彼女の魅力に取り憑かれた男、鈴木誠。その他関係者の証言も含め、警察の取り調べにて事件の概要は浮き彫りにされて行くのだが・・・
【感想】
ん~、弱いでしょ。
どんでん返しのトリックといい、ビートルズへの引っ掛けといい、ちょっと期待値に及ばなかった感があります。
どんでん返しありというのは、他の方のレビューから知った上で読み始めたのですが。正直そこへ至る道のりが平坦過ぎる。種明かしをされてみれば仕方ないのかなという気がしないでもないし、それこそ“ラバーソール”とリンクさせた展開・・・と言わてみれば、う~ん。
ただし今作の場合、肝心なのはひっくり返し方だと思うんですよね。
ははぁ、“なんちゃら座の怪人”型ストーリーと見せかけといて、最後独自の展開にもってくやつ。というのは割りと早い段階で予測。そっからの展開として考えたらの話ですが、なんだか一番オーソドックスに落ち着いてしまった気がします。
なんだかだいぶトリックにこだわった話になってしまいましたが。
徹頭徹尾たんたんと証言をこなしてきたあの人がボーナストラックへきて見せる人間的な語りには感動したし、泣きそうになりました。
最後に、
このお話に期待をかけて、僕と同じ様に肩透かしを食らってしまった方がもしも居たとしたら、歌野晶午の『Rommy』をぜひ読んでいただきたい!
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醜悪な顔を持つ洋楽マニアが美人モデルにストーカ
行為をするが、遂に殺人までも・・・・・・。
全編インタビュー形式で書かれており長い割には読みやすかったが
やはり、ちょっとしつこい感じがするなぁ・・。
もうちょっとソリッドに仕上げればこの若干弱いオチも
効いたかも・・・・。
でもラストのなんともいえぬ物悲しさは良い。
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う〜ん…。
無駄に長い。
短編でこの内容なら悪くなかったのかもしれないが。
読者を驚かすことが目的であるからだろう故に、見た目にハンディのある鈴木の描き方が残酷。
彼がただただ哀れでならない。
つらい。