とても面白いストーリーでした。
2020/11/04 18:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ボイルドキャベツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白いストーリーでした。
ある日突然ミサイルが落ちてきたら…
という非日常的なストーリーです。
オススメします。
日本の防衛体制のあり方を問う刺激的な作品。
2016/08/31 12:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の防衛体制のあり方を問う刺激的な作品。一般にはあまり知られていないミサイル防衛システムを巡る緊迫した描写、地味ながら緊迫感溢れる対テロ戦、そして真の目的は謎解きの楽しみに残しつつも、当面の危機的状況を早めに明らかにして切迫した状況を明確にしていく速やかな展開に引き込まれます。
冒頭プロローグのメガフロートのシージャックからスケールの大きな活劇の予感にワクワク。北朝鮮のミサイル発射の緊張場面から突然自衛隊のF-2戦闘機ハイジャック事件へと速い展開で本題へ。ハイジャックしたF-2戦闘機はシージャックしたメガフロートに着陸・秘匿される。背後には北朝鮮の関与が仄めかされる。展開は速やかで、変に謎めかせることなく犯人グループやその動機なども推測できる形で進行するが、壮大な規模のテロ行為であるにも拘らず、その最終目的がどうにも分からないのがミソである。どうも、犯人グループが、北朝鮮と日本人から構成され、各々の目的にずれがあり、更に北朝鮮側でも内部分裂があるらしい。当然、テロ阻止のための追撃戦開始であるが、軽井沢に潜伏する犯人分派は意図的に発見され壊滅してしまう。しかも、犯人グループが政府に提示した要求は、たったの1000万ドルである。ということで、どうも派手な作戦は真の目的を隠すための偽装であり、真の目的が別にあることを伺わせる展開にますます引き込まれる。
後半で役者が出揃ったところで、犯人らの真の目的が明かされていくのだが、各々の目的の違いから思惑が食い違ってきて・・・・・・・。
軍人はなんでもやってみたがる
2016/09/03 16:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の国防について真正面から扱っている心意気はいいとしても、こういう加賀山みたいな実力に訴えて自己実現をしようとする人、そして私的に息子の無念を晴らそうする人を扱うのは危険である。
この種の作品としては、ミサイルが迎撃され打ち落とされて良かったということではすまない要素を孕んでいた。それが良かったのか悪かったのか。判断に苦しむ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
わずか1日少しの間の事件を細かく時間の経過ごとに物語が進められるのですが、なんだかあまりテンポが良くないように感じました。
ヤマ場と思える箇所も最後まで緊迫感が感じられなかったです。
このテーマの作品では福井晴敏氏の「亡国のイージス」が私は面白かったのですが、亡国の方は舞台をイージス艦集中させたことで、上手く濃密な物語展開ができていましたが、本作は今一つ焦点が絞りきれず散漫な展開になってしまっていて残念です。
自衛隊という他の国から見れば軍隊でしかないものを、軍隊ではないと言っていることに対する大いなる矛盾に対する問題提起もちょっと踏み込みが浅いかなと。
投稿元:
レビューを見る
設定も構成も亡国のイージスの二番煎じとしか思えない。嫌いな展開ではないので面白くは読めたが、それだけ。
投稿元:
レビューを見る
亡国のイージス既読者からすると、似たような話だと思います。
でも、少し浅いし、スリリングな展開でもなかったので、やっぱ、本家は良かったなー、と再確認しました。
ただ、続編は気になるので、いつか読んでみようと思います。
投稿元:
レビューを見る
本当は、★3.5。
東アジアの某国の飛翔体発射事象については、
実際に、何度も起きているわけですが、
その実際の出来事をモチーフに、
自衛隊の活動を描いた物語。
飛翔体対処をテーマにすること自体は、
非常に良いんですが、F-2を奪取するという件は、
ちょっとどうなのかなぁ。
そこまでムリをせず、もう少し自然な物語の方が
良かったと思います。
投稿元:
レビューを見る
話が淡々と進んでしまっている感じがした。しかしスピーディーな展開に終始ドキドキさせられました。
また、多人称視点なので誰かに感情移入しやすいのでは。
投稿元:
レビューを見る
テロを以て平和ボケした日本の防衛体制に喝を入れる、とはどこぞで読んだ記憶がある。そう、『亡国のイージス』だ。
この作品は、『亡国のイージス』の二番煎じか、否それ以下だ。
『亡国のイージス』には人間ドラマがあったが、この作品からは、その骨組みだけを拝借したようで、全く見所がなかった。
投稿元:
レビューを見る
偶々なのだが、実は7月に自衛隊の“ペトリオット”を見学する機会が在った…本作でも登場するのだが…こうした装備が何故在るのか、これらを使って何が出来るのか、何が出来ないのか、というような問題が読み易い型でシミュレーションされているような感の作品だ…また、各々の背景や思いで、非常事態、或いは非常な事件の渦中で蠢く作中人物達の群像劇として、なかなかに興味深い…
投稿元:
レビューを見る
続編の「潜航せよ」を先に読んでいたので、読めて良かった。ある登場人物が急に(?)裏切り行為をしたので、「???」となってしまった。
投稿元:
レビューを見る
再読。普通このジャンルの作品は再読しないのだが、耄碌してBOOKOFFでついつい手を出してしまった。さて、2017年現在、最初の読了の時とは状況がかなり変わっている。なんと言っても今年の漢字は「北」。遂に大陸間弾道ミサイルの技術を確立した北朝鮮は、本書のようにまどろっこしいこのをせずに日本のみならず米国にミサイルを撃ち込むことが出来るようになった。実際に飛翔体が日本を目指して飛んでくる事態が出来しているのである。まさにBMDを頼りに安全が担保されている事態が日本の安全保障を大きく揺さぶっている。北は固形燃料による技術も確立しており、不意にミサイルが飛んでくることも想定に入れなければならなくなってきた。BMDは複数のシステムによりミサイルを迎撃し防衛する仕組みであるが、イージスアショアの導入によりイージス艦による洋上高高度迎撃をより確実にするためとさらにこの不意に対応しイージス艦の運用を楽にするもので18年以降導入される。現実は小説より厳しいものになりつつある。
初回読了時感想
福田和代なる作家の国防ミステリー。日本の防衛の基盤は中国や北朝鮮を念頭に置いたBMD(ミサイル防衛)なくしては語ることができない。両国とも日本を射程に入れるミサイルを保有し、中国ではミサイル弾頭に核を搭載することも可能である。日本を目指して飛翔してくるこれらミサイルを空中にて破壊することなしに本土防衛はおぼつかない。更に悪いことに近年では北朝鮮もミサイルへの核搭載技術を完成して核弾頭を幾つかすでに保有していると言われてる中でいかにして本土へ飛来するミサイルを迎撃するか、このミッションを担当する航空自衛隊の役割は重い。本作では、F2が新型ミサイルを搭載したまま何者かに乗っ取られる。BMDの有効性を証明したい元自衛官と北朝鮮でクーデターを画策している部隊の陽動作戦の意図が絡みあい国家テロが発生する。
投稿元:
レビューを見る
ノンストップ・ミリタリー小説。時系列で、なおかつ○二○○(マルフタマルマル)なんて書き方が良い感じだ。テロリストと自衛隊のミサイル防衛システムに関わる自衛官との闘い。特に女性自衛官・真樹が本作品の重要な役を担っている。あとがきを読むと、どこか有川浩を思わせるような書きぶりで、本作品も空幕広報室のお世話になったらしい。続編の『潜航せよ』も読んでみよう。
投稿元:
レビューを見る
亡国のイージス系のお話。女性パイロットの仇討ちはリアリティが無いかな。テロリストグループの日本人があっけなく捕まってしまうのも腑に落ちない。それでも、次の展開を期待してページを読み進めさせるだけの上手さがある
投稿元:
レビューを見る
米軍の一部勢力では無く、北の方の一部勢力と組んじゃったパトレイバー2的な。
あるいは、亡国のイージスの空自版か。
読んでてテンポは良いんだが、根本的なところで筋がなあ
そもそも加賀見さんの動機が滅茶苦茶すぎるだろw
XASM-3はバリスティック(弾道弾)じゃねえしw
そして、PAC-3に簡単に補足・撃墜されちゃうXASM-3でいいのかよwとか
そもそも空対艦ミサイル三発だけじゃ奪われても脅迫として成立してないだろwとか
そして、北の権力闘争との絡みがあるようで、無いよねw