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義父を憎むことでしか生きられなかった女と、その女の秘密をひたすら隠し続けた男を救うただ一つの光である主人公が落語でいろいろしちゃうお話。
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素敵な作品。
菊比古時代がすごくかっこよく、同時に八雲はたくさんの物を抱えてきたんだなあと切なくなります。
最後も意外なラストで、こうやって次の世代に受け継がれていくのかと感動しました。
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ついに完結。すっきりした!
今度こそ本当に師匠、旅立つんだね。お迎えは大好きな助六、死出の見送りは松田さん(生きてるやん!)
旅立ちの前に一人だけ、自分の落語を聴かせたい生きている人を呼べる、として師匠が呼んだのは信之助。そりゃあ孫のようにかわいがっていたし、小夏ちゃんはすでに助六が呼んだからもういいんだろうと思っていたら・・・ええっ!?
樋口センセイ、そこ気づく?っていうかそれホンマやったら外道・・・
ま、でも樋口センセイと小夏ちゃんのつながりは何となく想像はついていたけどね。
でも確かに大人になった信之助は助六と師匠を足したような顔立ち。
なんにせよ、ハッピーエンドでよかったよかった。
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2020.7.18市立図書館
テレビドラマをみてからもうずいぶん時間がたってしまったけれど、図書館で少しずつ借りてようやく完走・完結。助六再び篇其の十五〜十七。
最終巻は寄席が火事で焼失して八雲がケガを負って以降の話。与太と小夏のあいだにはついに念願の「二人の子」が。そして小夏が弟子入りの許しを得てやっとわだかまりが解けたと思ったら…の展開。そこから先はテレビドラマ版とは違う展開で、じっくりたっぷり楽しむことができた。心中しようとして心中しきれなかった弧高の八代目八雲だけれど、知らぬうちに数少なくかけがえのない弟子と家族を通して落語の未来への種を蒔いていたのだなぁ…老若男女古今東西そろいぶみで垣根なくゼロからスタートする雨竹亭の柿落としは感無量だった。
巻末の番外編9は「シブラク」こと「渋谷らくご」を信之助&小雪がご案内。
ずいぶん時間をかけて読んできたので、また1巻から読み返したいし、ドラマのほうもあらためて見返したくなった。(これは大人買いしか…)
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全巻読破。10巻の唐突で、怒濤のフィナーレが漫画で読むと違和感。
9巻までの丁寧な描写は、原作だからこその良さがあって読んで良かったけど、逆に、アニメ版が本当に良く出来ていたことが分かった。キャストも最高だったし。
信之の出自が一番気になっていたので、そこに注目して読んでいたのだけど、うーん・・・。
そうだったとしての、この八雲師の言葉と態度なら、ちょっとやだなあ。
いや、だからこそのこの態度で言葉なのだと解釈できてしまうし、信之の造形はどうみてもそうなんだけど・・・。
そうでなかったことを願ってしまうなあ。
なんにせよ、助六と八雲、この因縁に満ちた素晴らしい関係は、最高です。
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『昭和元禄落語心中』
著 : 雲田はるこ
◇
八代目有楽亭八雲、そして、
三代目有楽亭助六の一代記。
遂に終幕。
読了致しました。
人の営みから垣間見える人情・風情を
余す事なく詰め込んだこの作品は、
連載当初から知っておりましたが、
時を経て形を変え
私の大切な一部となったように思います。
先細る文化の行く末を見届けるという
この作品の大枠からは、
私自身の好きの意義が
問われるようでもありました。
天才「八雲」を救ったのは、
何処ぞのムショ上がりのチンピラ「与太郎」
だったことを想うと、
一心に想うことは尊いと思わざるを得ません。
悲喜劇で終わるかに思えた三人の人生も
最高の形で幕を閉じて、
『芝浜』や『居残り』が見せ場かと思いきや、
真に要の一席は『寿限無』と、
これまた感動いたしました。
最後の出囃子が鳴った時、
あの姿で高座に上がった場面は
漫画として屈指の場面だと思います。
最終話で主人公は二人いたことに気付き、
後書きでどれほどの物に支えられ
この作品の血肉が形作られたかを想った時に
ようやく物語の完結を実感しました。
捲った頁を戻しては…を何度も繰り返しました。
雲田先生
素敵な作品をありがとうございました。
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9巻がなかなか手に入らず、先に10巻を購入。
目の前におあずけくらってた。
しんちゃん、小夏の秘密、そうだったのかー。
あれだけ嫌いだ、殺してやるって言ってたのに、そういう気持ちも芽生えるのね。
現代の小夏が出た時、あまりの貫禄にびっくり!ヨタちゃんもいい歳の取り方してて、この人の落語聴きたいなーと思った。
あれ?ヨタの本名って??