前作より人間味のあるキャラクタ
2017/03/16 22:33
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の「すごいものを読んだ」感は薄いが、狂言回しの主人公は人間味のあるキャラクタになっている。吸血鬼や修道士たちのエキセントリックさは楽しいが、あまりに隔絶していて、その点は前作の方がよかった。下巻での物語の収束に期待。
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投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
SFを(いや、小説を)あまり読んだことのない人にはお勧めできない1冊。
あまりにも難解すぎて、フランク・ハーバートのデューン砂の惑星シリーズみたいな歯ごたえを感じた。
小説を読む習慣のない人にはお勧めできない。
それから、この程度の分量なら、商業主義に走って上下巻にしたりせず、1冊にして欲しかった。
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今度は、集合精神である両球派とドラキュラと現生人類である主人公が消息を絶ったテセリウスを調査に行きます。でも、両球派の行動は、理解ができない。また、ドラキュラに対する扱いが甘い感じがする。
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2082年、異星人の65536個のプローブが地球を走査。プローブの交信先、太陽系の辺縁、木星の10倍の質量を持つ暗い天体ビッグ・ベンの周回軌道にある構造物ロールシャッハに調査に赴く宇宙船〈テーセウス〉。『ブラインドサイト』はそんな話だったが、これはその続編。またもや神経学の用語がタイトル。自閉症などで相手の動作を鏡像のようにまねる反響動作。
この時代、工学的な方法で脳の機能を拡大した人間がいるほか、遺伝工学によって蘇った、古代の人類亜種・吸血鬼などがいる。特に拡張を施していない人間をベースラインという。
舞台は地球に戻る。寄生虫学者ダニエル・ブリュクスはベースラインだが、オレゴンの砂漠でフィールドワークしていて、集合意識を構築するカルト集団・両球派への敵対勢力の攻撃に巻き込まれる。両球派に、研究施設から軍用ゾンビを引き連れて脱走した吸血鬼ヴァレリーが合流した混成チームと同道し、消息を絶った〈テーセウス〉からの通信を傍受したと思われる、太陽近傍のイカルスまで到達する。
ブリュクスには、遙かに高い知能を持った両球派や吸血鬼とはほとんどコンタクトできないが、両球派のスポークスマン的存在であるウイルス神学者リアンナ・ラッターロッド、雇われ操縦士ラクシ・センブプタ、そして同行する軍人ムーア大佐が話し相手だ。
そしてムーア大佐は『ブラインドサイト』の語り手シリ・キートンの父である。
知性にとって意識は邪魔なだけではないかというテーゼを提出した前作に対して、続編では自由意志、そして神が俎上に載せられるようだ。
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休暇とって砂漠で研究してたらゾンビに囲まれて逃げ込んだ先が怪しげな宗教施設。そこにヴァンパイア率いるゾンビ軍団襲来!気がつけば宗教団体の宇宙船に休戦状態?のヴァンパイア+ゾンビ軍団、軍人含め異性生命体の調査?に赴くハメに。と、怒涛の展開でございます。ハードSF的なところはよくわからないまま下巻へ!
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ブラインドサイトの続編。生物学者のダニエル・ブリュックスはオレゴンの砂漠で野生動物の採取をしていた。ゾンビ達ちに襲われ修道院に逃げ込んだ。吸血鬼、両球派修道会、ゾンビ。ブラインドサイトより世界観が分かりにくい。下巻で明瞭になるだろうか?