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続きが気になって一気に読み進んだ。
想像のつかないオチだったが、憎悪はそこまでして長い間人を突き動かすものなのだろうか、と疑問に思ってしまった。
平和ボケしていると言われればそれまで。
いまの私には受け止めきれない内容だった。
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薬丸岳って ずっと好きな作家さんで ハズレがないなぁとおもってたけど このところ読んだ何作かはあまり面白いとも 好きとも思えなかったかも。
この作品も設定に現実味が全くなく 主人公もとてもいいひとみたいに描かれていたけど この人たくさんの罪を犯して 一部は罪を償ってるけど 償ってない罪もあり 法的には償った罪に対してもすっかり忘れさり ひたすら今のシアワセを守ることに一生懸命で自分のことばっかり。人は変わるんだろうけど 過去の主人公と今の主人公があまりに違いすぎて なんか違和感があるし。ラストもなんだかスッキリしない結末。
なんだかなぁ。
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ホームレスに協力してもらう展開…どこかで読んだなと思ったら「神の子」でした。この方の作品では定番なのでしょうかね?
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死んだはずの被害者遺族から来る、犯人に復讐を促す手紙という設定はとても興味を引きます。主人公が顔を変え、他人の戸籍を買って別人になりすましている点も、いつそれがバレるか、バラされるかとハラハラさせられ、のめり込むようにして本作を読んでいました。
手紙の送り主が誰なのかは中盤くらいでなんとなく予想がつきましたが、主人公の身近にいるある人物の意外な真相に(出来過ぎかとも思いましたが)驚かされました。終始緊張感が漂い、ダレることなく一気に読了できました。
ただ、主人公が自分の過去がバレるのをひたすら恐れている姿に、過去を悔いて反省している様子が感じらなかった点に、(「ハードラック」ほどではありませんが)いまひとつ感情移入できませんでした。とはいえ、しょっぱなから全てをさらけ出して自首していたら話が成立しないので、仕方がないところではありますが……
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過去に罪を犯した高藤は、坂本信子の復讐の依頼を受けて、お金を得、戸籍を変え、整形をし向井聡として別の人生を歩む。バーテンダーとしての仕事を確立し、結婚し娘に恵まれ、幸せに生活を送るが、それは、坂本信子の復讐の執念の上に成り立った砂上の塔だった。
死んだはずの坂本信子からの手紙から坂本信子の娘を殺された復讐を促される。しかし、その復讐を躊躇う向井は坂本の亡霊に追い詰められる。
坂本の亡霊、向井を追い詰める者は何者か。
読み進めるうちに犯人像が二転三転し、意外な結末が。
途中のご都合がいい追伸劇はイマイチでしたが、終盤の終わり方はすごくよかったです。
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なかなか衝撃的で、自分の予想はことごとく外れ、あっと思わされる展開ではありました。
しかし、もう少し救いがあってもいいのではとも思いました。
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ストーリーも、登場人物、特に主人公も、まったくスッキリしない。必然性もあまり無いし、結末も結局それ?伏線もないのに?という感想。
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罪を犯した男がある約束をして金を手に入れ、整形して、新しい身分を得た。その約束を実行せねばならぬ時がやってきて、現在の平穏を守る為に約束を守るかどうか、というお話。今回も被害者、加害者両面より考えるものがあり。黒幕は誰かということで、読みやすくもあり、どんどん読み進めることができた。けれど、流れの全てが、どうも無理っぽいよねえ、最後の方まで来て、少々がっかり。
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読み進めるのが嫌になるのにやめられない。解説を読んで腑に落ちました。この物語は『恨み』『復讐』 『憎悪』が前面に押し出されているからだと。しかし、最終的には『償い』と『赦し』の物語なのだと。
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最後まで緊張感を持って読めた。展開がポンポン進むので進みは早かったが、あんまり内容が残ってない…。たぶん主人公がいろいろ抱えすぎて、まったく感情入らなかったからかな。でも最後の展開はわりと面白かった!2つの真相が明らかになるまではワクワクした。でも最近薬丸さんにかなり期待していたので、ちょびっと期待ハズレ。
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主人公は過去に罪を犯したことのある人間。
今はまっとうに生きているが、
それにより苦しめられる。
こういう人物の物語が上手いと思う。
後悔しているし、今は守るべきものがあります、
という。
違うテイストの作品を読んでみようかな。
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題材は面白く、文章も読み易いが、遠回りした割に結末は強引かつ駆け足な印象。犯人とその動機が分かった時思わず「ええ…?」と唸った。主人公の仲間だった悪人達も一人を除き皆いい人過ぎるし、その一人もそこまで嫌われる理由が分からなかった。登場人物を減らした方が良かったような。
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過去に罪を犯した者が赦されるのかどうかという作品という意味ではこれまでの作品と変わらないですが、本作は主人公が加害者である、というのが大きく異なっています。向井という主人公は、身体的な特徴の要因で複数の犯罪に過去手を染めてしまったということがありますが、だからと言ってそれでよいのか?という気持ちはぬぐえず、1つの作品として評価が難しいところでした。あとは、設定的にどうしても現実的ではないなぁと思えるものも多く感じられたことも減点材料になっています。
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罪を重ねた過去を捨て、新しい戸籍を買い、整形して顔を変え、全くの別人として生き直す。
しかし罪は消せない。
それはきっと本人が一番わかっているはずだ。
因果応報。
いつか自分に返ってくる。
その報いを受けなければ、平穏な生活を壊し、人生を狂わされた被害者は救われる事がない。
たとえ刑罰を受けたとしても、被害者の傷が癒えるわけではない。
自分が幸せになる為に罪を犯してはならない。
幸せとは、誰かを不幸にしたうえで成り立つものではない。
大切な家族を無惨に殺されてしまったら...
法が正しく罰してくれなかったら...
同じだけ苦しんでほしいと思うかもしれない。
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馳星周のテイストが好きならこれも好き。
テイストとしては暗いけど面白い小説。
なかなか恐ろしい話です。