いろいろな思惑が絡み合い
2018/01/30 09:00
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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
人に媚びず、自分の生き方を貫く二人がとうとう出会った。
どう展開していくのか、目を離せない。
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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻でほぼほぼこれまでの騒動の真相が解明されてしまいます。
私の嫌いな我こそは正義という考えに凝り固まった人たちが出てきます。一方主人公の側は,征服されることが必ずしも悪いことではないという,長いもには巻かれろ的な考えを示します。作者は為政者のこともよく分かっている。為政者が前者だと戦争になるのが見えてますね。
主な登場人物も一堂に会しフィナーレ,て,まだまるまる1巻残っているんだよね?
病人の方はほぼこの国を一周しちゃってるぞ。
ここまで来て,未だに鹿の王が出てこない。犬と馬ばかり。
ようやく見えてきた物語
2017/10/14 13:00
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の展開が見えてきました。征服した国と征服された国。そこで暮らす少数民族が、何とか自分たちの住んでいた地を病気をばらまく犬を利用して取り戻そうという怖い計画。遂にヴァンとホッサルが出逢ったところで、第3巻は終了。ヴァンとサエの関係やほっさるとミラルとの関係、病を治す薬は作れるのか、第4巻が楽しみです^_^。
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投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホッサルとヴァンがご対面。それぞれ場面を変え登場してきた方々が一同に会するところではうおおおおーっと感動いたしました。さてさてここからがまた・・・
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ここ2週間ほどさして読みたい本もなく、通勤電車の中でもボーッと過ごしていたが、予約していた本が届いたので、仕事のことを思い出したくない暇な日曜日に、高校野球は大阪の決勝戦を斜めに見ながら、一気に読み下す。
攫われたユナを追って<火馬の民>の集落に辿り着いたヴァン。前巻終盤に捕らえられたホッサルは<沼地の民>の郷で黒狼熱の謎に少しずつ近づく。
火馬の民、山地の民、沼地の民、アカファ、モルファ、オタワル…、それぞれの思惑が明らかになっていき、朧だった物語の輪郭がはっきりしだす。漸く面白くなってきたよ。
さてさて、どう収束するのか、ヴァンとホッサルが相見えたところで最終巻に to be continued.
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あらすじ(背表紙より)
何者かに攫われたユナを追い、“火馬の民”の集落へ辿り着いたヴァン。彼らは帝国・東乎瑠の侵攻によって故郷を追われ、強い哀しみと怒りを抱えていた。族長のオーファンから岩塩鉱を襲った犬の秘密と、自身の身体に起こった異変の真相を明かされ、戸惑うヴァンだが…!?一方、黒狼熱の治療法をもとめ、医術師ホッサルは一人の男の行方を追っていた。病に罹る者と罹らない者、その違いは本当に神の意思なのか―。
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ようやく読了〜。
人物紹介だけじゃなく、相関図とかも欲しいくらい、複雑化してってる。でもこれだけ多くの人物がそれぞれの思惑で動いて、一つの道筋に収束していくのは鳥肌ものだわ。
ついにヴァンとホッサルが出会ったが、お互いにまだ誰だかわかっていない、、、でも読者はわかってる、このソワソワした感じが堪らん(笑)
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面白い!ワクワクドキドキが止まらない!この巻はここまで複雑に絡まっていたように見えていた糸がほどけていく感じでとても心地いい。ラストではいよいよな邂逅もあり、物語の佳境に向けてさらにワクワクドキドキ!
そして、巻末の西加奈子さんの解説がまたいい。引き合いに出されたチベットの情景に膝を叩いた。
ああ、早く続きが読みたい!
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だんだんヴァンとホッサルの距離が縮まってきて、そして!ヴァンが思うユナへの気持ちが実の父親以上で涙が出てくる。ユナは強い女の子だけれど、ヴァンと再会したとき、、ああずっと我慢していたんだね、偉かったね、とヴァンじゃないけど抱きしめて誉めたくなったよ。あっちもこっちも罠や策略だらけだと思うし、そうじゃないかもしれないしとも思うし本当にハラハラする。完全、上橋さんに踊らされてる笑でもいいの、そういう読書を求めていたから。登場人物と一体になって困難を乗り越えられる。私はいま、壮大な冒険中だ。ヴァン着いていくぞ!
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相変わらず、生真面目で追い立てられるような状況にいる登場人物ばかり。ストレスフル。
でも面白い。医療的な事も概ねちゃんとしている。
上橋女史の書くラブシーンは全くときめかないのだが、なぜだろう・・・
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読書の時間がなかなか取れず、読むのにかなり時間がかかってしまった。おかげで、たまに開く度に設定を思い出すのに時間がかかった(笑)
それでも魅力を失わない世界観。いよいよクライマックス。黒幕は誰なのか?とドキドキが段々高まる。
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黒狼熱の発生の原因、キンマの犬に隠された秘密、ヴァンやユナの不思議な現象が明らかになろうとしている。
不治の病の治療法を追い求め、民族の自由を追い求め、国の存立と安定を追い求め、複雑に絡み合い、展開する。
ユナのかわいらしい言動が、心をほっとさせる。
ヴァンのまっすぐな行動に、一条の光が見える。
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いろんな場所に散らばっていたものが一ヶ所に段々と集まってきた3巻。それぞれの思惑が絡み合い、縺れに縺れ、複雑化。火馬の民の恨みは分かるよ。ユナの舌足らずの言葉が無邪気に可愛らしくて、状況の深刻さを一時忘れさせてくれる。
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ついに色んな流れが合流。ユナかわいい。サエも素敵。
国の移民、政治、民族信仰の話がリアルで、どれが正義と言うことでもない、と言うのは納得。即次巻!
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2015年の本屋大賞受賞作です。
死を諦観している戦士団「独角」の頭ヴァン、かつて存在したオタワル王国の医術師・ホッサル。
二人の数奇な運命から、やがて訪れる邂逅。
脇を固めるキャラクターも個性的で侮れない。
そしてもう一点、この小説の特徴は、ファンタジーと生物学が融合した、今までに無い世界観であることです。
物語の中核には伝染病が深く関わりますが、この要素が加わる事で、作品に更に奥行きが出ているように感じます。
壮大なスケールの物語に仕上がっています。