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政界モノ
2013/09/26 01:22
14人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前の作品に描き下ろしのSSを加えた新装版になります。
元新聞記者の野党議員、四堂(攻め)と、衆議院議員の政策秘書、椋一(受け)のお話です。
幼い時に両親を相次いで亡くし、亡き母の兄の元へ引き取られることになった椋一と妹。
様々な事情から伯父の家では疎んじられていた兄妹に唯一優しくしてくれた彰良。
そんな彰良のことを盲目的に慕い続けている彰良は弁護士の夢を諦め、
議員となった彰良の政策秘書を務めているのですが・・・と、お話は進んでいきます。
政界のお話ですが、重くもなく、かといって軽くもなくうまくバランスのとれたとても読みやすいお話です。
彰良に過去、無理やり関係を持たされ、政界に出てからは逆に関係を断たれ、更には人身御供にまで!
そこまで踏みにじられても彰良を一途に慕い続ける椋一は読んでいてとても悲壮感を漂わせます。
そんな中、彰良の汚職ネタを握り接触してくる野党議員の四堂。
四堂に出会ってからの椋一は彼に翻弄されならも次第に本来の人間らしい感情を取り戻していき
自分にとっての大切なものが何かをしっかりと見つめることができるようになりました。
作中、無理やりなシーンなどありますので苦手な方は避けられたほうがよろしいかと・・・
でも最後までどっしりと読みごたえがあったなぁと思うお話でした。面白かったです。
攻の魅力が全開
2018/08/18 09:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治家×秘書
議員2人と秘書の愛憎もの。
沙野さんの作品の中でいちばん再読率の高い話。
攻がかっこよくて魅力的。
不幸な境遇にいることを不幸と思えない不憫な受の前に
白馬の王子よろしく颯爽と現れて受を掻っ攫っていく様には
トキメキとカタルシスを存分に味わえます。
微ネタバレ
攻以外の人に陵辱される展開が未遂含めて何度かあります。
かわいそうなんですが、受が受の妹にしたことの方が酷くて
モヤモヤが残ります。
その辺りでちょっと好き嫌いが分かれると思います。
万年筆
2020/11/07 07:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレありかな。
このタイトルと笠井あゆみさんの表紙は、
リアル本屋での購入を躊躇われます。
(ネット書店がありがたいです)
でも手に入れしまうと、眼福なのですけどね。
あとがきで「よろめく話」と書かれていた通り
よろめいていますね。
そうかだから昼メロ調だなぁって読みながら思ったのだなと。
結構そういう点では王道です。
でもしっかりした文章と設定で書かれているので
その王道を楽しめます。
いや、王道ですけど、作者さん特有の世界が数々展開されていて
読者はどっぷりつかってしまう感じ。
政界の話ですので、硬質な世界がきっちりとした文章で描かれています。
お決まりの料亭の部屋に用意されているのが
紅殻色なのがまたなんともはやそそられます。
いい感じにこちらをあおってくる感じがたまらない。
ここら辺の読者に対するくすぐりかたが本当にうまいです。
キーアイテムは「万年筆」ですよね。
色々な意味で物語を作ってくれたアイテムだと思います。
(「入れ歯」は別格)
四堂が悪どく見えながらも芯がまともなのも良し。
助けたり、乱暴したり、かっさらったりと色々しながらも
洗脳状態で彰良に傾倒している椋一の自我を取り戻させて
手に入れるというお話でしたね。
彰良の歪んだ愛情(と執着)はわからないでもないですが、
自業自得ということで。
(このキャラ的には好きになるタイプなのですが
今回は私が寄っていけなかったのは椋一の妹に対する対応のせいだろうなぁ)
でも、今後は尼野と椋一が戦うの・・・見たいかも。
ちなみに「情の強さがたまらない」っていう台詞にやられました。
書き下ろし『sign』
ご褒美?小編かしら。
ゴミを拾って歩いてにきゅんときた。
新しい「万年筆」が秀逸です。
余談ですが、斉藤さんがすごいと思う。
私設秘書としての優秀さもさりながら、
襖隔てての鑑賞(?)も最後の「しないでくださいって言ったのに」まで
すごすぎて、気になりすぎます。
だって四堂の活躍もこの人なしでは成り立たない気もしますもの。
(調査から謝罪まで・・・)
最終作者さんらしいエロスと絵師さんが最良のコラボだったかと思います。
ページのイラスト眼福です。
最後まで我慢して覗かないで楽しむのが◎
書下ろし入り新装版
2018/07/30 19:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すいかめろん - この投稿者のレビュー一覧を見る
電子。挿絵、あとがきあり。
もともとはラピス文庫より2007年に出版された話です(挿絵:深河深紅先生)。
こちらは絵師さんを笠井あゆみ先生に変え、書下ろし短編を加えた新装版です。
あとがきによると、「本編は文書の細かいところに手を加えただけで、ほぼ元のまま」とのことです。
***
沙野先生のよく書かれる「傲慢だけど実は情の深い攻が」大好きです。
まさにこの話の攻・四堂もその路線。表面的には傲慢で自信家で絶対に自分の意志を曲げない一筋縄ではいかない男。ですが…。
一方、受・椋一は両親の急逝で妹と共に母の実家に引き取られ、肩身の狭い思いをしながら育った過去をもっています。厄介者と辛く当たられる中、唯一の味方でいてくれた従兄弟の彰良を盲目的に慕い、今は政策秘書として、三世議員として将来の首相を目指す彼の成功のためにならば自分の全てを投げ出しても構わないと思っています。
与党に与する彰良と野党第一党に属する四堂。若手有望株同士でライバル関係と認識されている二人の政治的駆け引きに巻き込まれる椋一。操り人形に甘んじていた椋一ですが、四堂により(かなり強引な手段を経て)客観的な視点を持てるようになり、ついには彰良という呪縛から解き放たれる過程が見ものです。
***
カラー口絵がないガッシュ文庫ですが、代わりに絵師さんのあとがきもあるのが嬉しいですね。今回の笠井さんのラブラブイラスト最高です。
新装版書下ろしの『sign』も大変よろしかったです///
紆余曲折を経てくっついた二人の後日談。なかなか斬新なプレイでラブも一層燃え上がっているようですv
表紙のポーズw
2018/08/31 23:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妹を人身御供に差し出すまでの献身と思慕を彰良にささげた受けがけなげ。
しかし、政策秘書をこんな扱いにしてる議員はダメダメでしょう…。
受けはほんとに攻めと出会えてよかった。
攻めは我慢強くて包容力のあるいい男でした。
でも何よりの衝撃はカエルジ…の歯なしプレイ。そ
こを挿絵にした絵師さまGJ!
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