アノミマスコール
2019/08/10 15:58
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
誘拐の話でありながらストーリー展開が最後までわからない。また、サスペンスやアウトローとの緊迫感などもりだくさんな要素が一冊に集約された秀作だと思いました。警察の組織の恐ろしさと被害者側にも狂気があるこのアンバランスな関係を良く再現していた作品だと思いました。
薬丸岳らしさが・・・?
2019/01/06 15:04
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝倉真志は、警察を辞め離婚後すさんだ生活をしている。酔って寝ようとした時、見知らぬ携帯番号から、かすかに「お父さん」と聞こえたように感じる。奈緒美に梓の番号か確かめた後、ディズニーランドに行ってるはずの梓が行方不明と分かり探すことに。その後、梓は誘拐された事が判明する。奈緒美の自宅に加工した声で犯人から一千万円の身代金要求が。父親の自宅が高値で売れた事を理由に明後日の正午までに用意することを指示される。奈緒美の就労日程も把握しており、思わず元夫の真志にすぐ来てと電話する。奈緒美が警察に通報しようとすると、真志がそれを止める。何故真志の携帯番号を知ったか、何故真志に連絡しようとしたのか、元警察官の二人の前職を知っての事なのか。
誘拐事件に隠された謎解きややりとりに緊迫し、ストーリーを追いながら何がどうなっているのか、あっという間に読んだ。ただいつもの薬丸さんっぽさがあまり感じられなく、警察小説を読んでいるかのような錯覚になった。あれ、誰の小説だったっけ?みたいな。薬丸岳的に期待したのとは違うけど、面白いです。新たな薬丸さんの魅力を見つけました。
誘拐モノ、家族の絆モノ、権力モノ。
2020/02/14 05:31
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容はとてもわかりやすく、テンポも良く感じました。
ただ、これまでの作者の作品と比べると、作風が違いましたが、特に違和感なく読めました。
家族の絆系の部分はこれまでもよくありましたが、アクションシーンは新鮮で良かったです。
飽きさせない展開。
2019/11/26 23:24
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察の隠ぺいを探ったため、無実の罪を着せられた朝倉。3年後、娘が誘拐され、その事件の真相を要求される。
犯人は全く意外な人物だったが、真実を求める心情は、納得できる面が多かった。が、事件の根っこ?にいた人物は、必要なかった気がする。
朝倉の仲間とのドライな関係や、スピーディーな展開も楽しめた。
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投稿者:Gam - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の展開が速く、登場人物も把握しやすい。
読み飽きないです。
最近買った本で、話が展開せずに 30ページくらいで
挫折した本に比べてすっぽんです。
作家もバラエティTVばかりに出ているとダメですね。
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終わり4/1くらいから一気読み。でもその前の件は長いなって感じかなあ。
タイトル、誘拐を題材にしたら全部こうなっちゃいますけど、、。
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ガーっと一気読みできる作品を読みたくなり手に取りました。
まさに希望にかなった一冊。
誘拐ものは身代金取り引き部分がまどろっこしくて余り好きではないのだけれども、本書はダレることなくスピーディーに読み進められました。
プチ徹夜本。
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いったいっどこが犯人なのか、主人公と一緒に考えていくのが面白かったです。結果的には身内のもめ事。なんともお粗末な結果が、反対に怖いです。
全然話と関係ありませんが、この本3冊買ってた……。
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薬丸岳さんの本は好きでほとんど読んでます。が、この本は本当に薬丸さんの本なのか?と思うほど今までのものとは趣向が違っていたように思います。
少年犯罪がテーマになることが多く、それに関する法律だったりが主軸に据えられて、家族愛などが絡んでくるものとは異なり、ハードボイルドな主人公が仲間と犯人に迫るという今までにはない世界観でした。でも何か薬丸さんらしさとかが少なかったように思います。
読んでる途中で誰の本を読んでるのか忘れてしまうことが何度かありました。
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社会派ミステリという点がピックアップされがちな著者。本作も裏表紙に「社会派ミステリの旗手による〜」とあるので、そちら方面の内容を期待したのですが、あまり社会派ミステリ感はなくて肩透かしを食らったような感があります。
内容に関してもオーソドックス感が強くて…… 例えば真犯人。こうしたエンタメ作品では一番犯人らしくない人が黒幕だったりしますが、本作はまさにそれ。意外性があまり感じられず、全体的に「普通」という印象を受けてしまいます。
また、主人公の相棒となる岸谷が協力する理由に、もっと説得力のある設定がほしかったかも。序盤、朝倉が岸谷を雇う理由に(岸谷の立場からすると)胡散臭さが感じられるので、現実的に考えると話に乗らないかな、と。なので、ここは「協力せざるを得ない」と思う強烈な理由がほしいところでした。
初めて読む作家の作品だったら「まあまあ面白いじゃん」となったかもですが、これまで読んだ著作の品質を考えると、このくらいでは満足できなく……
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『決して警察を信用してはいけない、俺と自分だけを信じろ!』
少年犯罪や冤罪などの社会派ミステリー作家の色が強い薬丸氏にしては、珍しい誘拐ミステリー。
三年前のある事件で、警察を辞めた主人公・朝倉 真司。
妻とも別れ、冴えない一人暮らし。
そんな彼に、娘・梓を誘拐したとの電話が...
犯人はだれか、なぜ娘を誘拐したのか?
全ては、三年前の事件が、発端なのか?
誘拐にまつわるハラハラドキドキは、もちろん、登場人物の心理のすれ違いも垣間見え、読む方もドキドキします。
朝倉のバディは、一癖も二癖もある人物ばかり。
果たして、彼は、真実を掴み、娘を取り戻すことが出来るのか?
真実の裏の裏から見えてきた遺族の悲しみとともに、最後に、家族の暖かさが見られました。
ただ、犯人(実行犯)の心情は理解できるものの、なぜ?と言った動機とプロセスの繋がりに、若干の疑問を感じました。
もちろん、ノンストップ・アクションのストーリー(流れ)は、素晴らしく、映像化されても面白いか...と思います。
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読みながら何回も これ薬丸岳だっけ?と表紙を見たわ。
違う作家さんの名前がひとりふたり浮かんで。
なかなか面白くはあったけど なんか人間関係なのか事情なのか ややこしくて 読んでて疲れるせいか 何度か休みながら読了。この手の本にしては時間かかりました。
僭越ですが もっと面白く出来たんじゃないかと思わずにはいられません。
星3.5
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元刑事の朝倉はある事件がきっかけで、
家族と離縁し、派遣社員として働いている。
そんな彼の元に娘から電話があり、誘拐事件が発覚する。
「警察を信用するな」と妻に告げ、犯人を捜す捜査を始める。
まぁまぁ面白かったけど、ちょっと物足りないかな。人間関係のもっと深いところをついて欲しかった気がします。
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面白かった
薬丸岳のハードボイルドミステリー!
こんなエンターテイメントストーリも書くのかとびっくり!
ストーリとしては、
3年前の事件が原因で警察を辞めた主人公朝倉。
家族ともわかれて、自暴自棄の生活を送っています。
そんなとき、別れた娘が誘拐されてしまいます。
娘を救うべく奔走する朝倉
警察に知らせることなく誘拐犯と敵対します。
誘拐犯に翻弄される朝倉
娘は無事なのか?
そして、誘拐犯の真の目的とは?
3年前の事件の真相とは?
といった展開です。
いろいろと怪しい人物が出て来て、楽しめます(笑)
社会派ミステリの薬丸岳がこの様な話を描ということで、ちょっと違和感がありました。
しかし、表向きは誘拐ミステリーですが、その背景には、「家族愛」
朝倉の家族愛、さらに、3年前の事件の加害者側、被害者側の心情が語られています。
映画とかで見てみたい
お勧め!