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サラッと恐ろしい話
2022/04/17 05:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もち - この投稿者のレビュー一覧を見る
山に暮らす人々の不思議な体験を集めたもの。共通する現象でも呼び方が違ったり原因とされるものが違ったりと、特色があって面白い。山が遠いところに住んでいてよかったと思えるくらい、じわじわと怖い話もある。
現代版遠野物語
2019/07/28 19:48
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯には「現代版遠野物語」という賛辞。
内容は、山での不可思議な出来事を、山里に暮らす人々、特に狩猟関係者(マタギ)から地道に聞き取り、まとめたものです。いわゆる都市伝説やホラーとは異なり、起承転結のないエピソードが大半ですが、どこか懐かしい印象を受ける話も多かったです。冬の寒い日の夜に、一人で部屋に籠もって読むと、効果抜群のような気がしました。
ただ、著者が取材中に体験したカーナビの話は、類似の話が都市伝説にもあるだけに、実話としてはちょっと不気味でした。
ところで、後半に、階段を上ってくる不思議な足音の話がありましたが、私の亡父も同じような体験を話してくれたことがあります。母の死後、一人暮らしを始めてしばらくした頃、父が就寝中の深夜、台所からペタペタと足音が近づき、寝室と台所を仕切っている襖の手前でピタッと止まる。襖の向こうに人の気配がするので、意を決して襖を開けても誰もいないということが頻繁に起きるとの話でした。お化けに全く興味のない父の話だけに、妙に説得力があったことを覚えています。一人暮らしの父を心配して、亡母が来てくれていたのであれば素敵な話だと思いました。
夢を見たい人へ!
2023/10/08 08:21
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投稿者:てるてるアフロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
オチの無い、だけど奇妙な不安を覚えさせる、不思議な話のオンパレード! 普通の読書に飽きた人には、新しい昔話(?)みたいに楽しめるかも? あと、寝る前に読んだら、10本近くの、連続した怖い夢を見た。ここ何十年も夢など見た事が無かったので、驚いている。が、それが本書によるものかどうかは、不明である、読む場合は自己責任で、試して欲しい(笑)
山の怪談
2023/01/24 22:26
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投稿者:コンドル街道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マタギやその家族らを中心に山に深く関わる人達が山で体験した不思議な話を集めた本。遠野物語のような民俗学的に貴重な本になりそうな気がする。
畏怖
2020/11/26 17:29
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューが良かったので読んでみました。山でおこった不可思議なことを聞き集めたノンフィクションで、興味深かったです。山への畏怖を強く感じました。怪談というより、民話にちかい感じでしょうか。
山への畏れを取り戻すには
2024/03/30 21:05
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本放送協会の某衛星放送番組の
元ネタらしき本の文庫版を電子書籍に
したものです。
実名で登場する語り部の生の声を、
とつとつした文章で記録しているところが、
この作品の特徴だと思います。
具体的に言うと、本作では殆どの場合、
各章の冒頭で、その話を語った取材対象者の、
姓名、性別、年齢、職業、簡単な経歴が記され、
話の核心部分は、ほぼ語り手の口からそのまま
取り出されたような言葉遣いのまま、
一目で引用と分かるように、括弧に括られた
独立した段落として、提示されています。
怪異譚に真実味を帯びさせるには矢張り、
語り手は、「どこかの誰か」ではなく、
「特定の誰か」であった方がいいし、
話の核心部分は、著者が作文するよりも、
語り手の口調ごと直接引用した発言を、
一目で認識できる形で提示することが
望ましいのではないでしょうか。
語り手の素性と発言との信憑性を担保する、
この作文方法は、怪異譚を文書化する際の、
一つの型と成り得るのではないかと。
山への畏れを取り戻さんと
2024/03/30 20:25
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本放送協会の某衛星放送番組の
元ネタらしき本の文庫版です。
実名で登場する語り部の生の声を、
とつとつした文章で記録しているところが、
いかにもでっちあげたような話ばかりをひたすら
連ねただけの数多の類書とは大きく異なる点
でしょうか。