『言葉は凝縮するほど、強くなる 短く話せる人になる! 凝縮ワード』
2019/08/04 19:50
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
《自分のことばかりダラダラしゃべるのは、もうやめだ!》
“饒舌実況”の古舘伊知郎が“凝縮ワード”の極意を語る
「ウケますね!」
⇒「このVR、控えめに言って、最高です!」
「その話、この間も聞きましたよ」
⇒「あ。再放送だと思って聞いちゃった」
「ごめんね。気を悪くするかもしれないけど……。」
⇒「あの、ちょっと感じたことを言ってもいいかな」
22のシチュエーションを取り上げ、どんな言葉をどのよう言えばコミュニケーションがうまくいくか、豊富な事例と興味深いエピソードとともに現場から実況する
「本書は、古舘伊知郎の声を思い浮かべ読むことをおすすめする」と巻末の「寄稿」にある
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報道ステーションのキャスターを12年間勤め、
その後バラエティへ復帰したが、その間のTV
の様相は全く変わっていました。
一人の人間が多くを語る時代ではなくなって
いました。
ひな壇の芸人が瞬間的なトークを繰り広げる
のがバラエティの主戦場となっていました。
それゆえ古舘氏のマシンガントークは、
「長い」「うるさい」となってしまいます。
そこで古舘氏はどうやって短い言葉で相手に
刺さるようにするかを考えました。その集大成
がこの本です。
トークの天才だけあって、その中身は現代の
高速コミュニケーションの時代にマッチして
いる一冊です。
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普段から使えるコトバ
・(最高を表現)控えめに言って最高です
・(言いにくいことをいうとき)あの、ちょっと感じたこと(違和感)を言っても良いですか?
・(結論を聞きたいとき)すいません、会話が迷子になりました
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「オウム返しの反撃力」の項にフリーランスになったばかりの頃に世話になったことがあるプロデューサ氏に会ったという下りがある。「おまえ、応援しているから」という風なやりとりがひとしきりありプロデューサが去ろうとしたがまた呼び止められて言われたのが「おまえ、絶対1年で潰れるから。楽しみにしている」という言葉。
古舘伊知郎氏はこれに対して嫌な言葉が栄養になったが、自分がプロデューサを傷つけたからお返しされたと認識しているように続く。本当にそうだろうか。
久しぶりの古舘伊知郎氏との対話でプロデューサ氏が見たのはまぎれもなく「1年後に潰れる古舘伊知郎」の姿だったのだと思う。そこからの大逆転のために自ら悪役を買って出た。私はそのように信じたい。
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★どんな本だった?
→ 自分の表現に責任を持つ、ことを根底に感じた本。そのために相手や自分の心情や考えを知ろうとし、表現するバリエーションは準備しておくこと。
★感想
テレビ界の浦島太郎と自称する、話の長い古舘さんの本。あの耳心地良い声が脳内に反響し、一気読み。
一人報道ステーションみたいなYouTubeなりPodcastのようなコンテンツを待ち望んでいるのは私だけではないはずだ。
★個人的まとめ
コミュニケーションに必要なものは、聴く力だ、ということは良く言われているが、一方的に喋り立てる古舘さんはどう取り扱うのか?
インプットでは、観察力、因数分解
アウトプットでは、思いやり、臨機応変さたる準備
個人的解釈であるが。
読了後に個人的に今後意識したいこと4つ
①事象を正確に捉える観察力。
②本質を見抜くための因数分解力。
③ストレートを投げるのか、変化球を投げるのか、オブラートに包むのか、相手を思いやる心。
④日頃から「10準備して、7捨てる」気持ちで臨機応変に方針を変えていくこと。
あれ?目的とズレているww
一気読みの難点だよなぁ、、、
★目的
シンプルに、的確に、言葉を選ぶ。
今の営業マンとしてだけでなく人生に必要なこと。
なぜ俺の話は長くなってしまうのか、先にサッサとオチを言いたくなってしまうのはどうすればいいのか笑
話し方、変わるかなぁ。
とりあえず面接に活かせることをピックアップするぞ!20210222
★メモ
相手を傷つけない=自分が傷付かない
表現の豊かさは優しさで出来ている
控えめに言って最高
→ 下げて上げる言い回し。他にない?
うまく表現出来ないけど、美味い
なんかわからんけど、美味い
最低限、最高である要素を兼ね備えてる
肯定ツッコミ
→ 相手が自虐しながらも伝えたい自慢を汲み取る
同じ話された際
→ 再放送も好きなんです
ズラす表現
→ 主語を自分から変えて曖昧にまく
喧嘩したら
→ 脳内実況して客観視
比喩は本来混ざらないもの
→ 表参道とハイエナ、みたいな。表参道と相撲取りではあり得そう
表現の豊かさに必要なものは、本質を捉える力。どう捉えるか、因数分解すること。
上手い人は無意識にしているが、練習の価値はあるだろう。
コラム
仏教 インドの王様の結婚
貴女のことを愛しているが、一番愛しているのは自分。そして相手もまた然り。大事なことは相手にとっても同じだと理解して、寄り添うこと。
→ 孤独とは山にあらず、街にある。人と人との間にあって、コミュニケーションとは孤独を確認すること
樹木希林
はっきりと断る、嫌なものについては
長田弘 詩人
ことばって、何だと思う?決してことばにできない思いが、ここにあると指すのが、ことばだ
こうしたらいい!というものは、もちろんなくて
上手い表現の例えが載っている。
それを使い回すかというものではなくて、その表現に至るまでの心理的背景を語っている。
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色々な話しの手法が記載されていたが、著者ならではと感じた。
真似できるものもあれば、それは著者の職業だからこそできるでしょと突っ込みたくなるようなものもあった。
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オーディオブックで聴きました。
聴き始めてすぐ「古舘伊知郎さん本人が朗読したらいいのに」とは思いました。内容はいきなり「予防線の張りかた」のレクチャーで、期待値より低くがっかりしましたが、あとがきで「話を聞いてもらえないおじさん向け企画本としてスタート」と種明かしされ納得しました。1チャプターに1コくらい為になることが書いてありました。具体的には、
・二人の間にある見えない暖炉
・知っていても、「教えてもらえますか?」
・喧嘩する状況を招いたことに謝る。
・謝罪の先出しとiメッセージ。
・インドの王様と美しいお妃様。
・死にゆくときのステージ。
最後の方はやたらと有名芸能人を褒める、あとがきでは本人が放送作家から褒められていて食傷気味に。「幅広い読者層向け」と謳う通りハードルの低い本だと思います。
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なるほどこういう表現があるのか!
こういう切り返しをすれば良いのか!
ととても勉強になりました。
寿命を迎える人への言葉かけには、胸がつまりました。ありきたりの言葉ではなく真心のこもった言葉。
そういう言葉を使えるようになれたらと思いました。
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確かに、言葉は短いほど、インパクトあるなと手に取りました。
しゃべりのプロがひねり出した、凝縮キーワードの数々。
言葉の遊びなのでまじめにとってはいけないなあとおもいつつも、震災の方に寄り添うところは、やるせない思いがありました。
軽い気持ちで読むのがよいと感じました。
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著者の「MC論」が面白かったので、こちらも読了。著者ならではの人との関わり方について書かれていて勉強になった。
また話術は書術にもつながると思う。読んでいてスラスラ読めた。