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1.健康でいる方法を考える。
消費者は原材料表示でどこを見逃しているのかを探る。なぜここまで著者は添加物を毛嫌いするのか。
2.消費者が添加物について知っていることはごくわずかです。名前さえ変えればイメージが良くなって「安全そう」と思ってしまうことが現実問題です。そんななかで、本書は、添加物に対してしっかり理解し、身近なところではこんな風に使われている。どんな試験をして私たちの食卓に並んでいるということを書いています。著者自身が添加物について精通しており、添加物についてわかりやすく書いています。そのため、読みやすくなっているのですが。化学用語がでてくるため、読み直すことが大切です。日常で、辞典代わりにでも使える一冊です。
3.典型的なアンチ添加物論を唱える著者でしたので、覚えることとしては、添加物を暗記する必要があることくらいでした。
ただ、著者も述べているの様に、消費者側も知識がなければならないということです。どの国でもそうですが、大企業と政府は必ず繋がっており、消費者をだます意図があると考えなくてはいけません。それを踏まえたうえで、商品を選択していかなければなりません。ただ、大企業だけが悪いわけではありません。供給側がひっ迫した状況になっていることも事実です。
添加物は人間に恩恵をもたらしていることを踏まえたうえで、食品を選択していけるように、今からでも勉強を始めてほしいと私も願っています。