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元AV女優による"孤独"についてのエッセイ。自らの幼いころの体験を振り返りながら、なぜ孤独を全肯定するのか、一語一語噛み締めるように綴った文章が美しい。とかく人との繋がりが価値があるとされるSNS時代に、自分自身の大切なものを見直すきっかけをくれました。
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言葉の選び方が本当に好き。間違いなく2019年最上の1冊。これからも繰り返し繰り返し読むことになると思う。
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タイトルだけで百点満点。中身は更にそれを裏切らない素晴らしい内容。クレバーで強くて優しい。筆者はこれからも色々なクリエイティブで活躍することを確信。
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ネットで読んだ戸田さんのコラムに惹かれ、この方のエッセイ本が出ていればと思っていたら刊行されていた。
封入されていたチラシを見る限り、『特異な人生経験を積んできた女性タレントが自身の経験をもとに人生指南を与える自己啓発系エッセイ』として展開されている感が否めないのだけれど、可憐で愛らしい彼女のビジュアルや職業などの先入観に捉われず、より多くの人に届いて欲しい本だった。
特異な家庭環境で育った中で真っ直ぐな強さとひたむきさと人を、自分自身を大切に思う気持ちを育んできたことが真っ直ぐに伝わる。
表現力の鋭さ、豊かさ、感情をあらわにしていく言葉の凛とした美しさに心を打たれた。
個人的には寺尾紗穂の「彗星の孤独」と並ぶ名エッセイ。
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2020.3.29
自分のことかと思ったくらい共感度が高かった。
これからも自分の考えはぶれずに生きようと思った。
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スクールカースト上位に行ける素質を持ちながら、こじらせていて勿体ない気も。
文章のあちこちで、頭の良さが伺える。
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彼女のコラムを読み、震え、しばし寝れない夜を過ごしたのをきっかけに、本書を手に取ってみた。
賢明さと優しさを併せ持つ人なのだと思う。
ふと気になって出演ビデオを見てしまった。
そこには文章から窺える彼女の賢さは見えず、AVというものが、性の消費でしかないことを思い知らされてしまい、少しやるせない気持ちになった。
彼女が納得してこの仕事をしていること、性コンテンツが誰かにとって必要で時に救いになることも理解しているはずなのに、やはり悔しさを感じてしまう自分もいる。
セックスに対しての恐怖心、疎外感が私にあるので、AVを否定をしたくなってしまうのかもしれない。
脱線してしまったけど、純粋にこの本の評価をするのなら、著者の考え方が自分と感性や価値観が似ていて、私という人格を見つめ直し、認めてあげることに役立った。
自分の生き方や考えに迷いが生じたら彼女の言葉に頼りたいと思う。
人のことをうまく愛せなくて、打ち明けられない悲しみを抱えていても、その代わりに自分を可愛がって愛してあげたいなと思えた。
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自分がAV女優という存在に偏見を持っていたことに気づかせてくれました。お恥ずかしいです。
なんと言おうか、優しい哲学だなあと思います。
語り方が、もう優しい。
尊敬します。
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自分が考えていることをきちんとした言葉で誠実に書き表すってのはすごいな。たとえそれが自分語りだったとしても。俺はどうもそういうのができない。自意識過剰なのか、それとも自意識過剰じゃないと自分語りなんてできないのか。内容は至極まっとうなことを言ってる。それほどグッと来たわけではないけれど。
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自分自身と非常に生い立ちが似ており、他人事とは思えなかった。
思考が深すぎるがゆえの孤独。私が「この考えを外に出したら傷付けてしまうだろうか」と思ってSNSでも表現できなかったことも言葉にしており、自分を貫く覚悟があるから書けた本なのかな、と思った。
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戸田真琴さんは元々好きだったが、この本を読んで芯が強い素敵な方だと改めて思った。
他人と比べずに、自分の指標で物事を捉える姿勢は参考にしたい。
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優しさの正体は、想像力
一人一宇宙、他人と価値観はそうそう合わない
他人は宇宙人なので、コンタクトを取るのには周波数を合わせるコツが必要
SNSは不特定多数の周波数を合わせるのに疲れやすいから、距離感を考えよう
SNSが自分を幸せにしているか?という判断軸を自分に取り戻そう
宇宙人に興味を持ち、リスペクトを持つこと
そうすれば完全オリジナルである、あなたも私の孤独も美しいアート、生き様である
理性は自分や他者を傷つけないスキル
席を譲る、譲らないなどを選択するのには躊躇するものだ
答えなどないのなら、ありたい自分に沿って行動するべき
永遠欲しがり病
嫌な人に先に挨拶できたら、どこへ行っても生きていける。
あなたがこれからの時代を生き抜くための必須能力は、 語学力ではない。 挨拶できる力だ。
嫌な人に嫌な態度で返すと、あなたが嫌な人になる。
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生い立ちも環境も世代も性別も選択も違うのに、人や物事に対しての広いスタンスにとても共感できた。
もしあなたが「自分の思い通りにならない」「誰も助けてくれない」ことに悩むだけでなく、「まあ当たり前だよなあ」とも感じているなら読むべき良著です。
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ネット上で彼女の文章を読み、こころを強く揺り動かされて、もっとこの人の文章を読みたい、と、思い、こちらのエッセイ集を購入。引き込まれました。
彼女、とは、AV女優で映画監督でもある戸田真琴さん。
本のタイトルの『あなたの孤独は美しい』は、ちょっと気恥ずかしくて、妙にザワザワする言葉ですね。
戸田さんの考え方も、文章センスも好きです。
聡明で繊細で優しくて、超年下の方なんだけれど、尊敬できます。
脈がどくどくと波打っているような文章を書く方だな、とネット文を読んだときは思ったのだけれど、このエッセイ集では、ですます調で、ネット文のときより、目に見える熱さは控えめだと感じました。
孤独は、寂しく、悲しく、哀れだ、という、プレッシャーに負けない気持ちを手に入れられる、そんなエッセイ集です。
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YouTubeの街録chの戸田真琴さん出演回を興味本位で見たところ、考え方や価値観のあまりの素敵さに衝撃を受け、ブログやコラムを漁りました。
弱った時、どうしようもない時や人生そのものを支えてくれる文章なんだろうなと思いました。