定番ですが読んでいませんでした
2023/08/23 09:22
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで、この本のことは知っていましたが、ようやっと読みました。
傲慢でけちんぼの主人公がクリスマスの冒険(時間旅行)をします。そこで見聞きするもので、自分の行いの間違いに気づいて行きます。大人も考えさせられる場面が多々あります。
たまにはイヴの夜に読書なぞ…
2002/12/25 10:34
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投稿者:ひろぐう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディケンズは読んだことがなくても、このお話はほとんどの人が知っているでしょう。読み返してみて、やはり良くできたお話だと思いました。強欲で冷酷な金の亡者スクルージが、クリスマスイヴの夜に現われた三人の亡霊によって、自分の過去・現在・未来の姿を見せられ、改心するというお話。
他愛のない話といえばそれまでですが、そこに真理のようなものが書かれているから、世紀を超えて読み継がれ、愛されてきたのでしょう。現実には、わかっていても照れや見栄を捨てて、思い遣りや親切を行なうのは難しかったりします。電車で席を譲るのだって、自然にふるまうのは結構難しい。だからこそ、世知辛くて無関心な今の時代に、この物語の教訓が胸に迫るのかもしれません。(→ホームページ)
この時代に書かれるべきして生まれた物語。
2002/06/28 16:41
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投稿者:柊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしがこの本を読むきっかけになったのは、あのゴッホが描いた肖像画の中にこの本が描かれていて、人に薦めていたという事です。
この話は、ある冷たく・愛想が悪い・口うるさい(形容詞はいっぱい見つかる)老スクルージが登場します。街はクリスマスが近づき、明るく華やかで人々の顔も朗らかになる日。そういう時にこのスクルージはそういう雰囲気に唾をはくような男。
しかしその夜、同僚だったマーリの幽霊が出てきて、3人の幽霊が出てくるぞと言ってきます。ひとりずつ現われた幽霊たち。過去・現在・未来と分かれて人々のクリスマスに関するさまざまな人間模様を見せに連れまわします。貧しく、貧困に喘ぐスクルージの事務所で働いてるボブの家族。しかしクリスマスになるとなんと楽しく幸福に包まれた家族になることでしょうか!
しかしこの家族にも不幸がおこり、スクルージはそれも見てしまいます。詳しいことは言えませんが、たくさんのクリスマスの模様を見て明らかに老スクルージはこころを入れ替えて行きます。クリスマスは幸福になるためにあるんだと悟ります。
読んでいるわたしはクリスマスを特別に考えている方ではないし、日本人にはそういう人がたくさんいると思います。だけどこのクリスマスのお話は、裕福な人も貧しい人もクリスマスには楽しんでいた、楽しむべきだということを教えてくれました。
100年以上前の物語ですが、この作者のディケンズはその時代に何かを示そうとしてこれを書いたそうです。
クリスマスが近づいてきたらまた読みたいと思いました。
後世に残るはずだ。
2022/04/17 11:00
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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
これも名作として有名。何度も映画化されている。初めて読んでみました。
今を生きる私からすれば、クリスマスというのは大いなる祝祭日だと思っていた。しかし、作中、クリスマスを特に意識する風がまるでない。
産業革命真っただ中の大英帝国での、社会の荒み具合に恐怖する。人類は発展の糸口を見つけたのに、早速、拝金主義に目覚めてしまい、他人を思いやる気持ちすらなくしてしまう。人間って駄目だなあと思う。その反面、クライマックスのほっこりする話が私を救ってくれた。
これなら、後世に残るはずだ。
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子供の頃、クリスマスのプレゼントにねだってもらった一冊。何度も何度も読んだ。
結構不気味な話なのだが、子供ってこういうのが好きなのよね。
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すっごく良い本!12、3歳に初めて読んでめちゃくちゃ泣きました。主人公がかわいそうで泣いて、最後は感動して泣いて。活字の本って面白い!と思わされました。読ませるし、感動させるし、読み終えたあともすごく良い。これがそんな昔に書かれた話だとは!!と最近になって読み返して気づきました。(子どもの頃はあとがきとかは読んでいなかったので)子どもたちに是非読ませたい一冊。
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『クリスマス・カロル』(ディケンズ、村岡花子訳、1952年、新潮文庫)
世間から嫌われた老人がクリスマスに起こった不思議な体験によって変わっていく様子を描いた、イギリスの文豪・ディケンズの名著です。
変わっていくというよりは、昔の自分に戻っていくといったほうが正確かもしれません。
歳を重ねるとともに、失ってしまう昔の美しい思い出。
昔とは変わり果てた自分…。
昔の思い出を大切にしなければと思わせられる一冊です。
(2009年1月3日)
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あのディケンズの名作の1つが岩波少年文庫に収録されているのは嬉しい限りです。 大作が多い中でディケンズ作品の入り口としてはまずまず・・・・なんじゃないでしょうか??
もっとも、KiKi の子供時代ならいざ知らず、現代の日本の子供たちがこの「キリスト教的説教臭さ」を受け入れてくれるのかどうか・・・・はちょっと疑問かもしれません。 特に過去の幽霊が見せてくれたあの「スクルージ少年」がどうして今の「スクルージさん」になってしまったのかは詳らかにはされていないし、いかに自分の葬式シーンを見せつけられたからと言って、それをきっかけにいきなり「いい人」になってしまうという転換はちょっと時代がかっている・・・・と言えなくもないような気がします。
でも逆に言えばこの本の面白さはそんな「時代がかった」ところにあるのかもしれません。 ディケンズが生きた時代のイギリス、そしてその延長線上にある今の私たちの生き様に想いを馳せた時、初めてこの作品が描いているある種の「我欲」みたいなものを振り返ることができる・・・・そんな作品だと思います。 いかにもヴィクトリア朝の作家の作品だなぁと感じるのは、「クリスマス」というイベントをこれでもかっていうぐらい神聖視しているところではないでしょうか?? もちろんクリスチャンにとって「クリスマス」というのは特別なイベントであるのは間違いないことだけど、あのヴィクトリア女王のメディア政策がこんなところにも影響を及ぼしているんだなぁ・・・・と感じ入ることしきりです。
(全文はブログにて)
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ちょっと想像と違った。
ストーリーはイマイチ好みではないけど独特の暖かみを感じる本。
場面がビジュアルとして想像しやすい。
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クリスマス。
クリスマス関係で一番有名な小説は、これに尽きる。
翻訳はたくさんある。それでもやっぱりは、児童用が入口だろう。ということで、児童用の表紙。ディケンズの時代は、どうだったのかな?子供を中心に読まれたのか、大人なのであろうか。興味深い。
子供用のかわいらしい小説だと思い込んでいたので、私自身が子供時分だったくせに、けっ、こんなもん読めるかとばかりに手を伸ばさなかった。初めて読んだのは、高校の頃だったか。
学生時代に、どういう経緯かはよく覚えていないが、映画化されたものをLD(レーザーディスク)で観た。ん?久し振りに、LDなんて言葉を聞いたぞ。もう死語だな。そんなもんないだろう。まぁ、DVDの先祖みたいなもんか。
それで、何となく懐かしくなって、また小説で読む。
そして最近。例の古典的名作の新訳もの。二年ほど前に新訳で出たようだ。買って読もうとまではしなかったが、食指は動いた。このクリスマスの時期は、読んでみてもよい。
子供用としては、道徳教材として、大人用としては、身につまされる身近な話として。
と、まぁ、そんなことはどうでもいい。
今晩。
近所のケーキ屋さんでケーキをお願いして、今晩は、家族で家で食事。広貴と真由子と一緒にいられることが、私にとって一番のクリスマスプレゼントだ。この子たちを守っていくことこそが、私の仕事だ。
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何となく話の筋は知っていましたが、ちゃんと読むのは初めてでした。大人の視点から読むと実に怖い話ですね。しかしやり直すことはいつからでも出来るとも言われているような気にもなります。また19世紀イギリスのクリスマスの様式も細かく描写されていて興味深いです。クリスマスという風習を復興させる切っ掛けとなった作品だと解説に書かれていましたが、これを読めばクリスマスを祝いたくなるのも判りますね。
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懐かしさにかられて再読した。これで何度目だろう。
19世紀イギリスのクリスマスの情景がいきいきと描かれているだけでなく、貧しい人々にも目を向け、皆が幸せに暮らしていくにはどうしたらよいかを問いかける力強いストーリーには何度読んでも感動させられる。
登場人物の言葉を借りると、クリスマスは親切と、許しと、恵みと、喜びのとき。
温かいクリスマスを過ごすに必要な心の持ちようが、この作品の中にぎゅっと凝縮されていると思う。
まぎれもなく名作。
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クリスマスを題材にしたとても有名な古典。大人になって初めて小説としてよんだ。お金は幸せになるための必要条件かもしれないが十分条件ではない。そして、ロンドンでその時代に生活していた人々が生き生きと描き出されている。一度は読んでみたい古典ではある。
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不朽の名作。これを読んでわかりますが、19世紀なんかは、労働時間が短くて良いなって思いました。スクルージじいさんの、人生が変わるほどの経験を、読みながら読者もするわけです。
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学校の課題で読んだ本。
ディズニーの映画?も昔観た。
少し前の実写映画も機会があれば観てみたいなあ