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タイトルから、勝手にほっこり系かと思って読み始めたら、出だしから衝撃的で最後まで重めだった。つくづく、親は選べないもんなぁ…と思わずにはいられない作品。憂が幸せになれるといいなぁ…。十年池、私も見てみたい。
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本棚に登録するときに気が付いた。
2019年に読んでいる。
すでに100ページくらいまで読み進んでいたが全然思い出さないので、そのまま読み終えた。
子供よりも男が大切と思う母親は確かにいるのだろう。
新聞などでもたまに報道される。
虐待から逃れようと、義父を殺害した小学生の男の子が希望を見つけることはできるのか。
暗い話だが、光が見えるラストシーン。
決して面白くない小説ではないのに、全く心に残っていなかったのは何故なのだろう。
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人の心の動きの複雑さを随所に感じました。自分の力ではどうにもできない現実の残酷さの中にあるわずかな救いを求めてもがく様子が苦しかったです。それでも、最期は希望をもって終わったのが良かったです。これからも、苦難は待ち受けているだろうと示唆されているとしててもです。
誰かに認められたり、必要とされたりした経験が少ない人ほど、反比例して人生に大きく影響してくるというのが、辛いなあと思います。受け取るはずだった幸せに気付かないことが、唯一の幸せになる方法の様で、それがまた、受け取る側の悲しみを深くさせる要因だなと思いました。
それにしても、児童虐待の絡んだ作品を、意図せず連ちゃんで読んでしまいました。重いです。
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虐待、、育児放棄、売春…読んでいて辛い描写がしばらく続く。それなのに何故か先まで読み進めてしまった。憂と比奈子は間違いなく生まれ変わった人生を生きられそうだ。
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子供の頃に受けた虐待は続くのか、、もしそうであれば悲しい。どこかで断ち切って欲しい。、、少年は施設に行き敬語が消え打ち解けて話すようになった、、奨学金で大学に行き弁護士を目指すという、、途中、辛くなったが最後まで読んで良かった。
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表紙の帯には「家族の崩壊と再生」と書かれていたけど最初からキツい始まり。何度も挫折しながら流し読みとなりました。子供の虐待や売春の話はつら過ぎるかな。NetGalleyJP
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読んでいてつらい気持ちになるのに、ページをめくる手が止まらない。読む進んでいくと、どんどん泥沼にはまって行くような気がする。この先に救いはあるのかと不安になる。登場人物すべてに死亡フラグが立っているのだ。
クズのような人物でも、好きでクズになったわけではない。大人たちが彼らをクズにしたのだ。文章の端々に当人の繊細な部分が描かれていて軽蔑しれきれない罠を仕込んでいる。
ドライブインのオーナーの比奈子は大人である責任を感じて、行く当てのない子どもたちを守る。しかし過去の悲しい事件では実母を許せない自分の未熟さと葛藤する。
人間の煩悩が複雑に重なりあい悲劇を生んでいく。
それが最終的に吉と出るか凶と出るか・・・。
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読了感は全くハッピーエンドじゃなかったのに終盤の流れがハッピーエンドの違和感がすごい。
それだったら終始残酷な方が自然だと思った。
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一気読み。
連鎖する虐待を止めることはできないのか?
何が正しいのか?
自分を救うために親を殺すのがそんなにいけないことなのか?
ずっと「なんとかしたってくれ」と祈りながら読んだ。
誰も悪くないかもしれないけどみんな罪人。
普通の人との違いなんて紙一重だなと。
この作家さんの作品は初めて読んだけど、またもうひと作品読みたくなった。
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遠田潤子さんの作品は読み始めるのに気合いが必要で、いつもやりきれない絶望感をほんのわずかな希望で持ちこたえながら読んでいる。今作ももうやめて!という悲しい出来事が続いたけれど、最後一筋の光で暖かな気持ちで本を閉じた。
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「52ヘルツのクジラたち」と同様に児童虐待にまつわる話だが、この話は虐待の連鎖とでも言うべき流れで痛ましい。冒頭から衝撃の展開で12歳の少年には過酷だが、憂は自我を保てたが為に、人一倍いろんなことを考え、祖父との約束の場所である十年池をめざし、自分を殺しに来た銀河をも許すことができた。憂と憂を殺人犯としりつつ囲まう比奈子、そして憂を追ってきた銀河。十年池で一夜を過ごすと自分をリセットすることができるという。そして3人の人生が奇跡のように動き出す。「光」とともに。
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20230111令和5年一作目。二度目の読了です。悲惨な家庭環境はどこにでもあるんだろうけど、身近に居ないだけでいっぱいあるのだろう。たった一人の味方がいれば人生はこうも変わるのかっていう感動作でした。
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子どもの虐待の話は辛すぎる。
胸が締め付けられながら続きを読まずにはいられない強さで最後まで一気に読んでしまった。しばらくそこから抜けられない…ラストの希望がなかったら、辛すぎて耐えられない。
子どもは親を選べない。大人の中に子どもだった自分がいて親の愛をずっと求め続けている。満たされない想いは永遠に続いてしまう。繰り返される哀しみの連鎖。辛すぎた…。
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深い山々に囲まれた秘境の村。旧道沿いにぽつんと建つ寂れた食堂『ドライブインまほろば』。
ある日 幼い妹を連れた少年が現れ、店主の比奈子に
「夏休みが終わるまでここに置いて下さい。」と懇願する。比奈子は戸惑いながらも、2人を受け入れてしまう。数年前に愛娘を事故で失った比奈子は2人に亡き娘を重ねていた。その日の夜、少年から「義父を殺して逃げてきた」と告白され_。
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これは心が折れた。ポッキリと。
憂が受けた虐待も、名前の由来も。
酷すぎる、あまりにも…。辛い。
辛すぎて 間に さくらももこさんの『ひとりずもう』を挟めながらようやく読了。
憂が殺してしまった義父の流星の過去も
がーーーーんってきた。うわーーーーってなった。(語彙力なし)
流星の復讐をしようと憂を追う、流星の双子の兄の銀河もまた、ね、、。
てか幸せな人誰も出てこない!!
みんな不幸!!!
これでもかってほど不幸!!
子供の頃に愛された記憶がないから、子供を愛することが出来ない。負の連鎖!!
「生まれてきて…なんにもいいことなかった。」
「人殺しの僕がいきてていいんですか?」と泣く憂。
こんな俺でも、生きてていいか?と問う銀河。
『生きるのに理由なんかいらへん。誰の許可もいらへんから。』
☡✍︎
読み終えてもうひとつ震えたことが。
この本、何ヶ月も本棚に眠ったままだったんだけど。
よくよく考えたら 友達から借りた本だった!
借りパクやんΣ(゚ロ゚;)!
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義父を殺した小学6年生と妹が奈良の山奥のドライブインに逃げ込む。5才の娘を亡くした女主人がひと夏を一緒に過ごしながらお互いの傷を癒し、10年に一度現れるという生まれ変われる十年池を探す。
高校生売春、育児放棄、殺人と世にも酷い犯罪が山盛り描かれている。嫌な気持ちになりながらも最後まで読んでしまう。半端な説教話しで終わらせないのが凄い。