とにかく読み易い
2021/11/07 20:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:奥津 明 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おびただしい数の著作があり、主張も口調も明快な福澤諭吉と比べ、これまであまり知られていなかった渋沢栄一の生涯が、今年大河ドラマに採用され、意外とドラマが面白い(失礼!)という勢いに乗じて斎藤先生の図解を購入しました。
ドラマの内容と一緒なのですが(当たり前ですね)、図解形式でとにかく読み易いことこの上ないです。特に第3章、関連人物との関係の章が面白いです。そこには、福澤諭吉や大隈重信、岩崎弥太郎らが登場しますが、常に国益を考える栄一の立ち位置がよくわかる内容となっています。
途中でリアル二刀流の大谷選手が高校時代に作っていた目標達成シートが出てきたのには驚きました。
投稿元:
レビューを見る
渋沢栄一シリーズ第二弾
内容はわかりやすいけど、章の繋がりがないから、理解した感じはなかった笑笑
次は、実際に論語と算盤を読んでみる
投稿元:
レビューを見る
渋沢栄一という人物像と、その周りの関連人物や時代背景を、斎藤孝さんの視点で分かりやすくまとめてくれた良本です。
論語と算盤自体から入りずらい人でも、スラスラとあっという間に読み切れてしまうし、渋沢栄一という人物についてもっと深く理解したいという欲求に駆り立てられます!
投稿元:
レビューを見る
2024年の新一万円札の肖像となる渋沢栄一氏。
先日そのデザインが発表されましたね。
「日本の資本主義の父」と称されるほど、現在
まで続く多くの企業を設立し、日本の近代化を
支えました。
その精神は「論語と算盤」という著書からも分
かるように論語を基礎としています。
特に比較して面白いのは、当時渋沢氏と同様に
多くの事業を興した三菱や三井の財閥系です。
第二次世界大戦後は財閥は解体されましたが、
それまででも渋沢財閥というのは存在しませ
んでした。それゆえ現在にまで続いているの
です。
なぜか。
多くの民間企業を起業して、拡大させていた
のは財閥系と共通しています。この違いは何
か。
渋沢栄一氏が「日本の資本主義の父」と言わ
れる理由がよく分かる一冊です。
投稿元:
レビューを見る
本書は2024年に新一万円札の肖像となる渋沢栄一の人生や生き方について図解を多用して分かり易く解説しています。
内容が難しいイメージがあったのですが、意外と分かり易くて内容がすんなりと入ってきました。
渋沢栄一の人柄の良さと勤勉な所に惹かれました。
経済は自分一人の利益の為にあるのではなく、社会全体に広く利益を行き渡らせる必要かあると考えて、その為に尽力したのは素晴らしいと思う。
自分一人だけが潤えばいいという考え方の経営者がいる現代、そして、経済格差が広がっている現代において渋沢栄一が取り上げられるのはとても意味のあることだと思う。
渋沢栄一の考え方を学び、取り入れることが出来れば社会も今よりもっとよくなるのかなと思いました。
それにしても、齋藤孝先生の本は読みやすい上に、とても勉強になりますね!
投稿元:
レビューを見る
本家「論語と算盤」は挫折したので、図解部分だけの流し読みをば。もちろん参考になりました。次は本家へ行きたい。
投稿元:
レビューを見る
儲けより道徳が大事、と言うことが詳しく説明された内容になっていました。オリジナルの論語と算盤を読んでもチト分かりずらかったので、斎藤さんの本はとてもわかりやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
齋藤先生の分かりやすい言葉とイラスト多めの解説で、現代のビジネスにも通じる論語と算盤、そして渋沢栄一の生き方について学ぶことができた。
(以下引用)
渋沢栄一は江戸時代末期に生まれ、明治時代に近代国家を建設するうえで大きな働きをし「日本の資本主義の父」と呼ばれた。生涯に500もの会社を設立、資本主義(商工業)の発達に尽力し、日本の経済の礎を築いた。その91年間の人生をたどり、ターニングポイントや歴史的背景とともに『論語と算盤』の内容を解説している。
「逆境を乗り越える」
人生には良いときもあれば悪いときもある。まずはそれが人為的な逆境なのか、自然的な逆境なのかを区別する。自然的な逆境の場合は、その状況を受け入れて勉強しながらチャンスを待つ。人為的な逆境の場合は、反省して悪い点を改める。
「分を守る」
ひとりひとりがそれぞれのスケールや特性に合わせた働き場所を得ることができればとても満足度が高くなる。決してスケールを小さくしろということではなく、自分を知って行動しろという意味。『孫子』にも、彼を知り己を知れば百戦殆うからず、とある。相手を知って、自分のことも分かっていなければ百戦やっても殆うくないという意味。人生を有意義に過ごすためにも、自分を知ることが大切。
「与えられた仕事は全生命をかける」
与えられた仕事を全生命をかけて真面目にやらない人は、運を開けない。ビジネスにおける運は上司がもたらす。向いていない、つまらないという前に、与えられたものは一生懸命やる。
「大きな志と小さな志の調和」
大きな志は建物であり、小さい志がその基礎にある。そうした骨組みが重要。メジャーリーガーの大谷選手も高校時代にマンダラチャートと呼ばれる9×9のマス目を使った目標達成シートを採用していた。真ん中に大きな目標を書き、それを具体的に叶えるために必要な要素の数々を書き、さらにそれらを叶えるための具体的な方策を盛り込む。ポイントとなるのが、大きな志と小さな志が矛盾していないか、繋がっているかを確認すること。いきなり大きな志を目指すのは難しく、大きな犠牲をはらうことにもつながる。階段のように小さな志をコツコツと達成していくことで、やがて大きな志に到達する。
「知・情・意のバランス」
知は、知性や判断力。情は、人に対する思いやり。意は、これをやり遂げるのだという意志。これらがバランス良く発達している人が常識のある人間。論語では知・仁・勇。なんらかの問題がある人は、知・情・意のどれかが不足している。
「仕事を趣味として取り組む」
学びには、知るく好むく楽しむ、の3段階ある。楽しむ人が最も勝っている。趣味として物事に取り組めば、こうしてみたい、という理想に近づくことができる。
「意志は鍛えることができる」
少しずつでも達成感を積み重ねることで、自分は意志が強いと自信を持てるようになる。最初から、自分は意志が弱いからと決めつけることが一番危険。
「よい競争と悪い競争」
競争には善意のものと悪意のものがある。人の活動に気を取られるのではなく、自分���やるべきことに意識を集中させることが大事。人の失敗を喜んだり安心する、そんな気持ちではよい競争はできない。
「運は努力して開拓する」
集中力を発揮すべきときに発揮することが運をつかむ1つのコツ。本気でチャンスをつかもうと思っているか、本気で自分のなにかを開拓しようとしているか、そうした自分の人生に対する本気度が見えたとき、相手に伝わりチャンスを得ることがある。オファーが来ているのに「自分はまだまだ実力不足なので」や「準備ができていないので」と見送るのは、運を逃すことになる。万全の準備ができていることなど人生にはない。大体、実力に見合っていないオファーがくる。
チャンスの女神は後ろ髪がない。「来たときがそのとき」という考えを持っている人は運を逃がさない。
「成功と失敗を超える」
誠実に努力している人に天は微笑む。人として正しい道(道理)に従って生き、誠実に努力していけば、成功失敗どころか、それ以上価値ある生涯を送ることができる。栄一は「成功や失敗を超えていけ」というメッセージを残している。
「知ると知らざるを区別する」
『ここまでは分かっていますが、ここから先はわかりません』と言う人は頭がしっかりしている。『大体わかります』というのさ知っていない人。
投稿元:
レビューを見る
渋沢栄一関連書籍は初めてでしたが、俄然興味がわいて、その後もネットで調べたりした。
渋沢栄一を知ることで、著者が言っているように「今の日本を見たらなんていうか?」
私も想像してみたい。
投稿元:
レビューを見る
渋沢栄一について知ろうと思い購入。斎藤先生の本はコンパクトにまとめられており、入口として最適でした。人物を知るには時代背景や人脈も把握する必要がある。まったくその通りだと思いました。この本を足掛かりにして更に渋沢栄一について掘り下げようと思います。ありがとうございます。
投稿元:
レビューを見る
渋沢栄一の入門書。「論語と算盤」の内容に限らず、渋沢栄一自身の人となりも分かる本だった。
ただ踏み込んだ内容はあまり書いていないので、人によっては物足りなさを感じると思う(あくまで入門書なので)
新自由主義的資本主義の見直しが叫ばれている今、渋沢の考える「資本主義」を知ることは意義があると思う。ぜひ原書も読んでみたい!
投稿元:
レビューを見る
渋沢栄一の人生とその教えを簡潔な文章とイラストも交えながら解説されており、入門書としては最適だと思います。西郷さんとのエピソードが人情味があり、とても面白かったです。
ここから興味を持ち原書へ行くのが良いと思います(私は原書を途中で断念した口です)。
投稿元:
レビューを見る
「論語と算盤」を途中まで読んでいたが難しいと感じ、渋沢栄一や資本主義の入門書的なものを探していたところこの本を見つけた。
大枠を掴むのには、良かったと思う。
それと同時に、誰かのフィルターがかかっているということをよく理解する必要がある。
そして、もう一度「論語と算盤」に挑戦してみようと思う。
投稿元:
レビューを見る
齋藤孝さんの視点で、渋沢栄一を語った本。
章が細かく分かれているので読みやすかった。
論語は自分の体験と合致させることが改めて大切だと感じた。
投稿元:
レビューを見る
歴史も何も興味がなく、私の推しが出ている大河ドラマ「青天を衝け」を見始めて興味を持った。
とりあえず主役である渋沢栄一について知りたくなった。
渋沢栄一といえば新紙幣になる人くらいの知識しかなく、私のようなアホでもなんとか理解が出来そうな本ということで、こちらを手に取った。
イラストがなくても分かりやすかったけど、初心者にはやはりイラストがあるのが導入として良いようで。
あと青天を衝けのシーンなども想像しながら読んだのもあり、スルスルと入ってきました。
いつか渋沢栄一著「論語と算盤」も読めるようになるといいですが。。
※ちなみに私の推しは、徳川慶喜役ですw