とても心が安らぎました
2022/11/10 09:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
3話構成で、そのどれもが優しくて切ないストーリーです。行った事はないけれど、谷中の街の風景が自然と浮かび、幸せな気持ちになりました。
2話目が、一番心に残っています。目を閉じれば、美しい夕焼けが現れてきます。若気の至り、そして再会。少しの後悔。そして未来に向かって行こうとする気持ち。とても感動しました。続編がありそうなので、ぜひとも読みたいです。
再会は人生における奇跡
2022/11/06 20:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
谷中にある純喫茶トルンカ。マスターとその娘、アルバイトの男子学生、お客さん達の時には可笑しく、時には悲しく、また切なさややりきれなさもあり、本当に美味しい珈琲を飲んだ後のような余韻がありました。謎の格言を連発する女性の「再会は人生における奇跡」という格言がとても胸に残りました。続きもあるそうで楽しみです。
喫茶店トルンカでの再会がテーマ
2023/04/24 22:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
3つのお話はどれも悲しかったり、切なかったり……。しかし、読んでいて、コーヒーが飲みたくなるような……。そして、再会がその中にあって……。こんな喫茶店は、今、あるのかな、行ってみたくなりました。登場人物がいい!
投稿元:
レビューを見る
初読みの作家さん。
表紙のイラストがかわいく内容と合ってるし
とても読みやすかったです。
特に恋の雫は自分の体験と重なる部分があり
雫ちゃんに感情移入ししんみりしてしまいました…
登場人物もみんな素敵で、トルンカのような喫茶店が
あれば行ってみたいな〜って思いました。
第2弾も再販してほしいです!!
投稿元:
レビューを見る
純喫茶トルンカの関係者を巡るオムニバス形式の小説。
アルバイト店員、修一のもとに、前世で恋人同士だったと語る女性客が現れる。初めは不審に思うも、実は二人は子供の頃に会っていた。
ま、トルンカのマスターの娘、雫が、亡き姉の恋人に告白したが会っていた、幼なじみの浩太の言葉で自分の本音に気づくなど、少し心がチクチクする、でもどこか癒されるストーリー。
投稿元:
レビューを見る
谷中銀座商店街通りの細い路地を入った行き止まりに、その喫茶店はあるのでした。ゆったりと流れる時間と居心地のよい空間、是非行って美味しい珈琲を飲んでみたくなります。下町の情緒や佇まい、飾らない庶民が醸し出す雰囲気や温かさが、ホッと安心感を与えてくれるのも大きな魅力の一つでしょう。
100p程度の3篇。マスター、娘、バイト、友人、客は、過去に囚われている人の心をほぐし、心の傷が癒されていきます。3篇とも内容に深みがあり、爽やかな読後感が得られます。
女優の南沢奈央さんが、本書の解説に、また、サイトの読書日記に「通り道の純喫茶」と題して寄稿している文章も、ほのぼのと好感がもてます。
谷中・根津・千駄木辺りを散策し、南沢奈央さんとバッタリ遭遇し…などと、妄想したくなる物語でした。
投稿元:
レビューを見る
喫茶店が舞台のストーリー。
マスターが淹れるコーヒーが美味しそうで飲みたくなります。コーヒーを飲みながら読むのもいいかも。
投稿元:
レビューを見る
読んでいてどんどん引き込まれました!
喫茶店が出てくる小説が好きです
喫茶店に憧れがあるからです
純喫茶トルンカには、心に過去の引っ掛かりを残している人たちが来ます
その人たちが前を向いて進んでいくストーリーです。
その人たちを見守ったり、励まし支えてくれる温かな人たちも出てきます
おススメです!!
投稿元:
レビューを見る
「再会」がテーマの短編集。
「再会」することで心の中で抑えていた悲しみも現れてしまい、、、
三者三様の悲しみと成長の物語でした。2話目の「再会の街」が一番心に残りました。
投稿元:
レビューを見る
「別にベタ甘な恋じゃなくても、いろんな形の愛ってあるでしょ。家族愛だったり、友人への愛、仕事や夢でもいいし、ペットへの愛だって別にいい。依存じゃなくてそれが愛だと胸を張れるなら対象はなんだっていいさ。愛することは時に人を救ってくれる。何も愛さない人生はやっぱり寂しいよ」
絢子が作中言った言葉。イラストレーター兼花屋バイトで暮らし格言が好きな彼女ですが、所々出てきては納得する言葉を残します。レトロな雰囲気で読んでいるとトルンカに行ってみたくなりました。
投稿元:
レビューを見る
こじんまりとした喫茶店と、そこに関わる人たちの胸がほっこりする話。
サクサク読めるが読後感はしっかり満足。
喫茶店モノは当たりが多いのか?他の作者の話も素敵な話ばかりだが、こちらも例に漏れず。
☆4なのは、少し短かったのでもう少し長くこの世界に浸りたかったなぁという思いでマイナス1。内容に不満があるわけではない。
投稿元:
レビューを見る
2023.4.12 読了。
東京・谷中の裏路地にある小さな喫茶店「純喫茶トルンカ」を舞台に、日曜日に決まって現れる謎多き女性とアルバイト店員の修一のちょっと変わった恋愛物語、大切な人を捨てたと自暴自棄になった中年男性とかつての恋人の娘との交流、マスターの娘・雫の不器用な初恋を描いた三編の物語。
三編とも過去の自分と過去に出逢った大切な人との再開を不思議な雰囲気を漂わせつつ紐解き前を向いて生きていこうとする物語というのが共通点かなと感じた。
暖かく優しい雰囲気なのだが物語に起伏が少なくちょっと物足りなかった。せっかくの「純喫茶トルンカ」の美味しい珈琲もアイテムとしていまひとつ巧く使い切れていないように思えたので正確には☆2.7くらいの感動。
投稿元:
レビューを見る
いい喫茶店だなぁ。素敵な喫茶店のお話は既にたくさん上梓されていますが、私はトルンカが一番好きです。
過去に大切な人を失った悲しみを、どの人も抱えていて、香り高い珈琲がそっと背中を押したり肩を叩いたりしてくれるのです。
私が持っているのは、2013年刊の旧版、折り紙のバレリーナを手にカウンターに座る雫ちゃんの表紙です。
投稿元:
レビューを見る
純喫茶トルンカを中心に出会い、展開される3編のお話。
・日曜日のバレリーナ
・再会の街
・恋の雫
どれも展開がのほほんとしており、文章も気負わず読めました。多少、設定や物語に少女マンガっぽいな~そんなん有り得るかな~と思ってしまう点もありましたが、全体の優しい雰囲気で楽しく読めした。恋の雫は、高校生の雫が短期間に濃い経験をして成長する姿が良かったです。
読んでいると(可能なら純喫茶で!)コーヒーを飲みたくなります。
投稿元:
レビューを見る
みんな良い人たち。
特に絢子が本当に良い子だし、竹を割ったような性格で(格言の使い所は若干ズレることがあるが)かっこよすぎ。相手が事情を話さない限り聞かないでいてくれる優しさがあるのも良い。