源氏物語 (四) 玉鬘-真木柱 みんなのレビュー
- 柳井滋(校注), 室伏信助(校注), 大朝雄二(校注), 鈴木日出男(校注), 藤井貞和(校注), 今西祐一郎(校注), 今井久代(編集協力), 陣野英則(編集協力), 松岡智之(編集協力), 田村隆(編集協力)
- 税込価格:1,518円(13pt)
- 出版社:岩波書店
- iOS
- Android
- Win
- Mac
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |
日本のたからもの
2019/02/05 05:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:天玄庵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
源氏物語-4(玉鬘~真木柱)
私は理系人間であるが、何故か若いときから源氏物語が大好きである。
昨年から岩波の大系版が文庫版9冊で順次刊行され始めたので、それに合わせて読み始めた。以前には小学館の全集版を読んでいたので、今回はハンディーではあるが、全訳は付いていないので、大丈夫だろうかと、多少は不安もあったが、右ページには古典の原文があり、左のページには注と、難しそうな(分からなそうな)ところだけ訳文があって、それ以外のところは自分で考えながら読み進めるので、以前の小学館版だと全訳に頼って適当に読み飛ばしていたところが、目の前に鮮明に浮かんできて、却ってよく分かるようになった。
源氏をまともに読んだことのない人は、源氏物語は雨夜の品定めに代表されるような単なる恋愛小説だと思っているようであるが、末法の世を間近にひかえて、仏教色の非常に強い光源氏の生涯の物語であり、若いときに源氏が犯した罪が今度は柏木によって、逆の立場に立たされると言う「因果応報」の物語でもある。
また、なぜ朝廷やそれを担う藤原道長をはじめとする勢力の中で、帝の中宮である藤壺と源氏の不倫の物語が容認されたのかは、天皇家の歴史とも深く関係しているところであり、興味深いところでもある。
(3巻の後ろの解説にもあるように、「雨夜の品定め」などは源氏物語の「本編」ではなく、「外伝」であると言われると、読み進めてきた者には非常によく納得出来るところである。)
さらに、「雲隠れ六帖」と「山路の露」と言う「偽書」が、平安~室町ころに書かれていて、特に前者は仏教色が全面に押し出されていて、源氏が先に西山に隠棲していた兄の朱雀院を訪ねていくところなど、私は強く心惹かれる。
複雑化
2023/05/08 05:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物もかなり増え、人間関係も複雑化していく。特に光源氏の浮気癖は問題をややこしくすることとなる。都に復帰してよかったものやら。世代も子供世代に移行しつつある。
無関心な人間
2023/06/15 13:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
竪穴式住居に暮らす庶民の生活の記録は無い。貴族の視点・着眼点。使われる者の発想ではないと思う時がある。
6 件中 1 件~ 6 件を表示 |