非婚もひとつの選択肢ということ
2024/06/28 10:11
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚していない状態を未婚というのではなくて、結婚しないという選択をして、非婚・アンチ結婚ということを積極的に発信している。非婚の理由は、自己中な男たちや、男性中心の文化的な背景がある様です。そういうことを変えていけば、あえて非婚という選択を積極的にすることもなくなるのでしょうか。そもそも、もう結婚という制度自体が、なんか社会に合わなくなっているのでしょうか。子どもを産んで育てるというしくみ自体を変えないと、消滅する国や文化が出てくるのかもしれません。
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世の中の恋愛至上主義にも結婚主義にも馴染めず、とはいえ一生独身!ということにも自信が持てない25歳のわたし。
逃げ恥のゆりちゃん、阿佐ヶ谷姉妹などフィクション上での存在に励まされることはあっても、現実世界で非婚を表明している人に会った事がない。(非婚、という概念すら初めて本書で触れて開眼したけど)本書にも書いてあるけれど「一人で幸せに暮らしている」女性のサンプルを見つけるのは難しい。
職場には40〜50代のお姉さんもたくさんいるけれど、既婚ですか?未婚ですか?非婚ですか?と聞くことはもちろん出来ず…人とパートナーシップについて話すことって結構難しい
だからこの本を読んで、自分みたいに思っている人が世界に1人じゃないという事がわかって良かった。誰かの妻でも母でもなく、ふと思いついたらタイに移住したり、ハワイでフラダンス留学をできる自由を有したい。そう思うのはそんなにおかしいことじゃないよね。「結婚を選ばないあなたは変わり者などではない」という言葉に胸がギュッとなる。
小さい頃から、「将来はお嫁さんになりたい」という子を見てケッと思ってた。自他共に認める円満な家庭で育ったのに、どうしてか結婚願望というものがピンとこなかった。世の中の人が当たり前のように持っている恋愛や結婚への願望が自分には備わってないのではないかと思う度に、どこか負い目がある。
まだ非婚主義!と強く言うことはできないけど、とても励まされる一冊だった。恋愛したり結婚したりしなくても、自分の人生を全うすることができる。自分に集中することができる。。
他の本も読んでいろいろと考えを巡らせたい。
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私の将来には、「結婚した女」と「結婚しないまま年老いた寂しい女」の代わりに、第三の道が生まれた。手を差し伸べれば握り返してくれる、ひとり身の別の女性たちと一緒に、自由でありながら寂しくない人生を送っていくつもりだ。「結婚しないと言っていた人が、本当に結婚しないで誰よりも幸せに暮らしている」という言葉を、もっとたくさんの人に聞かせてやりたい。
--- p.9
改めて、「非婚」という決心をより正確な言葉で定義することにした。私にとって非婚は、結婚をしないことだけを意味しているわけではない。「男性中心の社会に反旗を翻し、既存の結婚制度へ反対する」という意味での非婚宣言だった。
--- p.8
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韓国フェミニズムを代表するYoutuber、初のエッセイ!
さすが韓国フェミ、激しめ笑
今まで婚姻制度に疑問を持っていて、次々と結婚していく友人達にも理解が出来なかったので、非婚主義という考え方があるのか!と目をキラキラさせながら読んでしまいました笑。非婚最高。
韓国は日本よりも家父長制が強く、徴兵もあるので軍国主義的な面もあり、初めから女性が生きずらい社会であるとラジオで聞きました。非婚はそんな韓国女性達の社会に対するプロテストでもあると思います。
大切なのは、結婚していないという事での周りからの目や、社会的な圧力などに負けず、結婚に興味がないのであればそれで良い、自分がしたいと思う事を素直に受け入れ、大事に人生を過ごす事だと思いました。
結婚=誰でもするものという、社会に染み付いてはいるが、鬱陶しい考えを一蹴する見事な一冊。めちゃオススメです。
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非婚という言葉はまだ耳慣れないし、結婚を否定する気にはなれないけれど、でも1人の女として独立して生きていく勇気をもらうことができた。
キャリアウーマンという言葉や姿はかっこいいけれど、非婚者はキャリアウーマンでなければいけないというプレッシャーも取り除いてくれた。新しい見方を提示してくれる作品だった。
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「今どきフェミニストじゃない女性なんていますか?」と言える韓国が羨ましい。いや、それだけ韓国で女男差別が強いてことだと思うけれども。
フェミニズムについては話せても「非婚」については意味わからないみたいな扱いされるの、こっちが意味わからないよ!て本当に思う。
「数多くの女性差別の問題を解決する鍵は、ズバリ「非婚」なのだと。」の部分は強く同意する。非婚と言うよりいっそ反婚なのもわかる。
結婚するしないは個人の自由!て言ってる人見ると、結婚の「する」と「しない」て非対称だよ、全然自由でもないし、それ本当に自分で「選択」した?て思う。
ホンサムピギョルの動画が今はもう見れないのが残念…。
「起承転結婚」「恋の曲を除いたら、聴く音楽がない」という文に、だよね!!と思った。そこずっとモヤモヤしてた。
女男のアイドルと女男のオタクについても、わかる、わかる…と思いながら読んだ。1つの対象への献身度というか無償の愛みたいなのが違うよね。それが性別による選ぶ側、選ばれる側という立ち位置の違いから来るのも同意。
1行1行じっくり読んで、共感して、関連する事柄について考えて…すごく読むのが疲れるけど、とても面白いし楽しかった。
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「ある日、結婚主義者になるところだった」
小さい頃から結婚すべきだという環境で育ってきて結婚が当たり前だと思って生きてきたけど、本当に自分が幸せでいるために結婚しない、という決断をする
〜最初から恋人がいなかったなら知らずに済んでた空虚感が別れた後に押し寄せてきた。彼氏がいない私はどこか物足りない哀れな人のように見えた。〜
私も中学生のとき付き合っていることが全てだと勘違いをしていた。空虚感が訪れるたびに訪れていないふりをしてだれかをまた探す日々だった。
それは大人になっても変わらず、長く付き合ってるほうがえらいのだというバカみたいな思想をもっていたんだと思う
ちなみに日本語で未婚と検索してみたところ未婚系YouTuberはゼロ、Googleも非婚と出てくる
韓国より遅れているんだろうなあ