球児の母の奮闘記
2024/09/08 23:19
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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
スポーツものに弱すぎて結局またウルっとしてしまった。けしてお涙頂戴系ではないけれど、狙ったところでわかりやすく感動してしまった。
球児の母の奮闘記なんてずるい。航太郎はなんとなく度会くんをイメージしながら読んだ。
読み終わってから「店長が〜」の著者の方だと知った。こちらは未読なので読まねば。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
甲子園の常連校とか、全国から集めてるもんね。
親の負担も半端ないわけだ。
今作では球児が爽やか系だったけど、
実際にはドロドロした部分なんかいっぱいあるんだろうな。
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高校野球激戦区の大阪で、新興の野球部が甲子園常連校に挑み、見事に甲子園出場を果たす話。よくあるようなストーリーのようだけど、主人公が球児の母で、球児を支えるはずの父母会での確執がメインの話。PTAでの苦労話の高校野球版と考えたほうがいい。嫌な感じにいきそうなのにならない。結構感動する。
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すっごくよかったよ、早見さん!
私、高校野球がとても好きで
母校をいまだに応援してるんだけど、
野球部の父母会ってこんな感じなのかなと衝撃を受けながら、
熱いストーリーに胸がジンとした。
母と息子の姿が愛しかった。
また読み返したいな( ꈍᴗꈍ)
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ムネアツなお話でした。高校野球は大好きで毎年熱くなりますが、来シーズンからは違う目線で見れそうです。子どもよりも母親目線のお話ってのが良かった。
父母会うんぬん、陰湿っぽくなりがちですが、菜々子さんや周りの人達がそうさせなかった!
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父親として、子供の野球と向き合ってきた経験が
ある者として、一緒にとなりで一喜一憂してきた
母親の気持ちが手に取るようにわかり、わかりす
ぎて、あぁ自分たちもこうだったなぁって、まる
で昨日のような出来事を体感でき、涙なくしては読めませんでした。ほんとに早見さんには感謝です。
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高校野球児を母親の目線で描いた物語。ここまでではないが、卓球でインターハイに出場出来るまでの娘を応援してた日々を思い出しました。やっぱりスポーツはいい!としみじみ思える作品。
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高校球児の母親が主役で小説として面白く成立しているところがすごい。息子の航太郎が何を考えているのか分からないところがミステリーっぽくもあり、どんどん惹き込まれて一気読みでした。読み終わってからの冒頭部分を見返すのは必須ですね。そこに繋がるのか!と。
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アルプススタンドって
いい言葉だよな~
ひびきいいわ~、かっこいい
「アルプス席の母」
いいですね~
これだけで情景が浮かびます
9文字だけで
高校球児の熱戦を祈りながら見る
母親が見えてきます
と俳句の夏井先生のような批評から入る
南を甲子園に連れてって
よくあるのはプレイヤー目線の物語だけど、
母親目線の物語ね
父母会とか面倒くさい
あと、
わりと王道で先が読めるとは言え、
プロローグいらんわ~
結果が分かって
先が見えてしまってるとドキドキしない
最後の高校卒業後の進路も回想にする必要あるかね
素直に時系列で言ったほうが
どうなるのか楽しく読めたでしょ
構成失敗してると思う
そこは俺的には減点材料になったけど、
全体としては楽しく読めました
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高校野球に夢を見ているタイプの人間なので、前半の父母会の煩わしいルールに振り回される描写はあまり知りたくなかった話。
途中まで、かなり盛ったフィクションだと思って読んでいたのだけど、中学野球をしているお子さんを持った知人に、あるあるだと言われてしまったので、より重い気持ちで読んだ。
高校野球は好きだし、一番好きな漫画も高校野球モノだけど、この本の試合の描写はあまり入ってこなかった。相性が悪かったのかな。
私は正しいことができないことがストレスになるので、やはり母親にならない選択肢をとったことは正解だったんだなと確認できた。
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航太郎が本当にいい子!!
そして航太郎の母は息子大好き!!
野球に限らず「ポジション決め」で選ばれる子、選ばれない子、どちらの立場の家庭にもグッとくるに違いないストーリー。
ただ。航太郎が恋人との別れを惜しんでいる時にさっさと仕切ってしまったり、友達と過ごそうとしているのに「帰って来い」と言ったりする母には引いてしまった。
私も実はやっていそう。
自分の知らない息子の世界、尊重してあげたい。
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高校球児を支える母親目線の物語。
体育会系の中でも異質な野球を、新しい角度からより強く異質に感じることのできる作品。一方で、逆境も自分が正しいと信じる信念を曲げずにやり続けることで、振り返った時に「良い時間だった。」「今の自分に生きている」と感じることができることも学びになる。
また母子家庭という環境は、周りと比べ「不足している」という感覚は感情の大きな源泉になる。原動力にして、周りよりも踏ん張れるタイプ。「どうせ」を口癖にして卑屈になってしまうタイプ。そこを分けるのは一つには、その環境を親自身が乗り越えようとポジティブになれるかどうか。もうひとつは、今回の野球のように、本気で打ち込みたいものに出会えるかどうか。
「足りないことは原動力」この考え方を1番強く学んだ。
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高校野球の光と闇。目をそらすことなく向き合った元球児の早見さんだからこそ書けた傑作だと思います。
高校野球ファンではないですが、球児たちの姿には素直に感動しました
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早見和真さんの作品を読んだのは、『店長がバカすぎて』、『新!店長がバカすぎて』から約1年ぶりとなる3冊目になりました。
先の2作品も、大好きな本屋さんを舞台にしていることもあり、とても面白くて十分に楽しめたのですが、本書『アルプス席の母』は、それらを遥かに凌駕する作品として、私の心に突き刺さりました。
本当に「読んで良かった」と言える作品で、
早見さんはもとより、出版に携わった皆さんにも感謝したい気持ちで一杯です。
そのような感想を持ったのも、(小説として抜群に面白かったのは言うまでもありませんが)私自身の体験・経験と照らし合わせて、共感できる多くの事柄が描写されていたことが大きいと思います。
本書を読んでいる間、私自身が子供の頃に励んだ部活(野球)とその頃の母(その頃に父はいませんでした)、息子達が励んだスポーツクラブや部活を見守る私と妻(役員やりました)が、意識せずともシンクロしていました。
状況に多少の相違はあれど、数多くの方々が航太郎(高校球児)であり、菜々子(航太郎の母)であり、また、そうであったのは容易に想像できますね。
最後に、本書はタイトルがまた秀抜で、(私のような)高校野球に思い入れのある方は、タイトルだけでも心を打たれるのではないでしょうか。
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すごくおもしろかった!!
始め惹きつけられて途中も気付いたら時間経ってるぐらいハマってて、あー終わっちゃったって思うぐらいおもしろかった!!