ようやく出たか。
2024/11/14 21:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
水害の続き。
引きこもっている香を探し、家に向かうえみるたち。 押し寄せる水、限られた残された時間。
何とか救出し、避難所に退避するが、長い引きこもり生活だった香には...
決壊する堤防、更に押し寄せる水。
下階が水没する避難所。
狭まる避難スペース。 香には厳しい環境で。
一方、えみるたち市役所員は被災者であると同時に、対応を迫られる役回りでもあり。
頑張るえみるたちに迫る限界。
生真面目な人間には厳しい職場だと。
束の間の休憩にも、被災者の影がちらつき、休んでいることに罪悪感を抱く。
適度に割り切りができないと、潰れてしまうな。
そして、被災地とその少し隣の被災しなかった地域との落差が。
市役所職員はあちこちで避難所運営に携わる。メガネな鹿間さんが避難所の炊き出し時に出会ったのは。 責めるに責められない状況なのかも。
以外な一面を見せる香。
まだ相手の立ち位置に立ちきれないえみる。
まだ水害編は続く。
水害の恐ろしさを少しだけ垣間見た。
災害は常に隣にある。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
引きこもりを避難所に連れて来るだけでも命がけだな…
正直ここまで放置していた家族と本人のせいで職員が危険に晒されるのは違うと思うんだけど。
香さんのお母さんの入院先がわかったところで病院で引きこもり受け入れてはくれないだろうしなぁ。
投稿元:
レビューを見る
災害編。こういう苦労があるのか… と、思う反面、現実にはほとんどこういう対応はされていないんじゃないかな、と思う。
投稿元:
レビューを見る
川決壊
何とかボートで避難場にたどり着くも、ほぼ喋らず自分の世界に閉じこもる人
堤防が復旧するまで海の満ち引きに合わせて毎日水没する地獄
海抜0メートルエリアの外に出ると普通の日常
避難所を閉める
自衛隊が迎えにくるも拒否する人
投稿元:
レビューを見る
東京都の東部一帯が台風により水没する。
災害編。
えみるたちは、引きこもっている笹原香を救助するのだが…。
何も喋らず動こうとしない香にどう対処していいのかわからない。
避難所でも大勢のなかにいるのは無理で、誰もいないところへと移動して動かない…。
非常時にあらゆる特性を持った人をどのようにして見守るのかがとても重要だと感じる。
何よりも公務員であれば我が身のことよりも住民のことを優先的にとなるわけだが、その見極めも難しいだろう。
災害は突然やってくる。
何を優先するか、どう対処するか、考えて迅速に行動しなければならない。
投稿元:
レビューを見る
今までで1番しんどい巻だったかもしれない。
大型で猛烈な台風と、それに伴う高潮により東区を含む東京東部一帯が水没。義経は引きこもりの笹原香の救出に向かう。雨も止んだ正にその時、荒川が決壊した。海抜0メートル地帯に濁流が押し寄せる。
漫画だからこれは仮の物語だけど、海抜0メートル地域の危険性は決してありえない話ではない。作者は2018年岡山真備の被災者にも取材している。あのとき、私のツイッターにはありえない様な事実が飛び交った。
災害は想定外の連続。
その場その場での迅速な判断が求められる。
その判断が正しかったか、
後になってみなければわからない。
いや、後になってもー‥‥
災害経験者には辛い巻かもしれない。
人と接するのが難しい笹原香には
人にはわからない辛い場面が次々と
人と関わる仕事の義経には辛い場面
が次々と起こる。
災害経験者ではない私でも辛いのだから‥‥
それでも義経は人が最低限の生活をするため
できることをする。
見ておきたい。
これは百万もあるだろう
災害バリエーションのひとつに過ぎない
のだろうけど。
恒例、今回カバーを外した時の下にある装丁には
【災害対策基本法】第五章 災害応急対策 第五節 避難者の保護 第一款 生活環境の整備(避難所における生活環境の整備等)の一節が載せられていた
曰く。
第八十六条の六
災害応急対策責任者は、災害が発生したときは、法令又は防災計画の定めるところにより、遅滞なく、避難所を供与するとともに、当該避難所に係る必要な安全性及び良好な居住性の確保、当該避難所における食糧、衣料、医薬品その他の生活関連物資の配布及び保健医療サービスの提供その他避難所に滞在する被災者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
第八十六条の七
災害応急対策責任者は、やむを得ない理由により避難所に滞在することができない被災者に対しても、必要な生活関連物資の配布、保健医療サービスの提供、情報の提供その他これらの者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
←このとき、責任者(だけでなく多くの公務員)もたいてい被災者なのに、義務として災害被災者保護に努めなくてはならない。ホントに頭が下がります。
投稿元:
レビューを見る
#113
生々しい洪水の描写。堤防を決壊させるとは思いませんでした
#114
東京は上流の降雨の被害を受け持っている的な記述があって、そのとおりなのだけど、そのために上流の治水が遅れたのも合わせて書いてほしい
#115
自ら飛び込んで素人職員が救助とはすばらしい度胸
#116
「要配慮者」
この説明は、今後ですかね
着替えのときの香の背中。「痩せすぎ」ということ?胸囲は人並みに見えるけど
#117
「香から目を離さないように」
早速逃げられる。義経は前にも誰かに逃げられていたような
#118
半田登場。罹災も援助も経験者
#119
角間さん、作業を仕切ってた?
いよいよ、犠牲者登場
被災者でも援助をする地方公務員。ここまでの覚悟をもって、就職したのかな
#121
ちょっと離れた半田宅での休息。日常描写が逆に被災描写を引き立てていてキツかった
#122
香のピアノ演奏。姿勢や体型が引っかかるけど、よりどころはあった
そう思ったら、移動ですか
#123
自衛隊員が引き出し屋みたいな描写で気の毒