天国ニョーボ
著者 須賀原洋行
最愛の妻を亡くした漫画家にできること。
それは、描くこと。
あのニョーボ、“よしえサン”との死別を明かし、
ペンを置いていた愛妻マンガ家S、須賀原洋行。
漫画という、自らが創りあげる世界の中に
ニョーボを生き返らせるため、
尽きない想いを抱きしめながら、
哀しみと対峙しながら、いまペンを握る!
それは、ホホホなニョーボ、よしえサンと再び笑うため。
至高のシリーズがいま始まる!!!!!!
天国ニョーボ 4
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天国ニョーボ 1 (ビッグコミックス)
2015/09/26 02:19
新しい分野
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しのぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大切な人を失った作者が自分にできることを考えた時、それは描き続けることだった。
「よしえサン」により自分の存在を確信できたと思い返すダンナ。
読むごとに愛情の深さを感じずにはいられないお話です。
昔からの読者も新しい読者もきっと心に何かが灯るような、
なんというか、量子力学と哲学、心理学、精神医学を融合させた須賀原さんならではの作品です。
心に蓋をせず描いていくことが作者の哀しみの解放につながっていると信じています。
2020/08/12 14:13
在宅看護の難しさ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:水彩色鉛筆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『よしえサン』シリーズの
『天国ニョーボ』の最終巻。
選択の連続であるがん治療、
在宅看護の難しさ。
「愛する人に、せめて幸せな最期を」
当たり前の願いを叶える事が
こんなに困難なのかと思いました。
これを読み終わったら、よしえサンに
会えなくなってしまう、と読むのを
ためらっていましたが
読んで良かったです。
2020/08/12 14:05
よしえさんのお仕事
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:水彩色鉛筆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『よしえさん』シリーズが
モーニングに掲載されていた時
自分はまだ学生で、モーニングも
駅で拾って読んでいました。
その時は『オフィス北極星』が
お気に入りの連載で
『よしえさん』は箸休め的な
存在でした。よしえさんの偉大さが
分からなかった。
今、読み返すと、漫画以外はアレな
ご主人を支え、立派な3人の息子さんを育て
よしえさんは本当に偉大な方です。