どこにもない国
著者 草間さかえ
南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。二人の間にはある秘密があって…。そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共...
どこにもない国
商品説明
南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。二人の間にはある秘密があって…。そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが――。男同士の情愛の儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。
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草間BLにはずれ無し
2012/01/26 02:15
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかんオレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題シリーズは「OPERA」掲載時から大好きでした。
復員後の下官×上官の話。
願わくばもう少し先の暮らしぶりまで描いてほしかった。
表題シリーズは2話+描き下ろし4ページで、ちょっと物足りない。あとがきの「一冊の中で一番まともな早川とPTSD竹内」というのがあまりに的確で笑ってしまいました。
単行本の3分の2は別のシリーズの話。
バレーボール選手同士のカップルって、180cm越え同士?想像するとちょっとうっとおしい(BL界では珍しくないが)。
戦後の混乱期に。
2017/05/19 22:30
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
南の島、青い空と海、今なら解放感にあふれる場面ですが暗い時代と軍隊という規律に雁字搦めの組織の対比がより鮮やかに二人の感情を浮き上がらせるようです。
他に読み切りが5編。どれも男たちのもどかしくて可愛い姿が見れます。
茶道の先生と近所の子の話が好き。やんちゃな子をあやす物静かな着物眼鏡。これも対比が鮮やか。
絶品 逸品
2018/06/20 23:31
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
間違いない、本当に素敵な一冊。
たまらなかった。何冊も同時購入したけど読み終えてまた読んでってリピート何度もしました。
なんとも言えない、ずっと浸っていたいような作品です。
どこにもない国 すごいタイトル。
決して小難しいわけじゃないですが、ドキドキワクワク弾けるキャハッは無くて。心が落ち着くようなじんわりするような気持ちになります。この読後感是非☆
ちょっと疲れたとき、癒されたいとき絶大です!
時代の空気を切り取った佳作
2017/10/03 18:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷに - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作が心に染みました。
できれば、これで丸々1冊読みたかったぐらいです。
この作者の絵は、第二次世界大戦前後の、未来が定まらず混沌としていながら、どこか突き抜けた時代の空気感を非常に的確に表しているように感じました。
ぜひ明治時代を描いた話も読んでみたいと思いました。
同時収録の『0と1の間』と『0か1の世界』もよかったです。
高校のバレー部からの仲間である鶴田とみっちゃん。
みっちゃんはずっと鶴田のことを想い、鶴田のために、周りからは鬼のように怖がられていました。
そんな二人が大人になり、みっちゃんの気持ちに気付かない鶴田の結婚式から始まるストーリー。
鶴田の幸せだけを願い、自分の気持ちは封印したままにしようとしていたところ、鶴田の怪我でふたりの関係に急激な変化が訪れる──。
話の前半では、みっちゃんの想いの深さだけが前面にでていたので、鶴田の想いの強さが明らかになるシーンは、読んでいてハッとし、直後に(みっちゃんではないけれど)報われた気がしました。
表題以外のカップルも良い
2017/07/18 12:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まきお - この投稿者のレビュー一覧を見る
収録されている、~と~のあいだのカップル二組の話が好きだった!高校生の頃からの恋を実らせた眼鏡の彼特に好きでした
戦中戦後から現代まで
2017/02/10 20:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
南方戦線で上官と部下だった二人が戦後の混乱期に二人で暮らすお話が表題作。
南の島、青い空と海、今なら解放感にあふれる場面ですが暗い時代と軍隊という規律に雁字搦めの組織の対比がより鮮やかに二人の感情を浮き上がらせるようです。
他に読み切りが5編。どれも男たちのもどかしくて可愛い姿が見れます。
茶道の先生と近所の子の話が好き。やんちゃな子をあやす物静かな着物眼鏡。これも対比が鮮やか。
草間さんの男性はみんな色っぽくて大好き。
情愛の儚さ
2018/07/05 21:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争時代の作品。
隊長の竹内と部下の早川。
終戦を迎えて祖国で共に暮らすようになって…
絵も綺麗で読みごたえありました。
珠玉
2023/09/24 22:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sice556 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの作品も、仄暗さと艶があり、
余韻を忍ばせた話ばかりで最高でした
どこにでもいそうな人たちの、
身近にありそうなエピソードだからなのか、
余計に物語への没入感が深くなりました
すごい、良かったぁ〜
2022/11/23 18:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なや - この投稿者のレビュー一覧を見る
草間先生の描くストーリーと、絵柄の雰囲気がとてもマッチしていて、気がつくとすっかり草間ワールドに浸かってましたぁ〜。
草間先生のコミック読む時は、ゆっくりじっくり読みたいので時間をとってます。
そして、他の作品も含めて〜何度もリピート読みしてます。
それくらい、好きなストーリーと、主人公達の人間臭さが響くんですよね。
今回は、短編だったけど〜短いながらにも、しっかり内容があって伝わってくるものがありました。
ありがとう〜面白かった!
戦場のユートピア、楽園
2016/07/29 23:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「やぎさん郵便」でも思ったのですが、自分が経験していない戦中、戦後という時代を良く書けてるなーと感心。
短編集なので、他の話も収録。どれを面白い。
この作家のらしさ全開で外れなしです。
高校生の話は「イロメ」が好きな人にお勧めです。
南方の空と海
2022/03/12 05:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
短編集
作者さん好きなのですが
戦争絡みの話は少し読むのをためらう。
でも、やっぱり手にとってしまう。
心配ご無用って感じでした。
表紙は南方の空と海
「どこにもない国」「パラダイムロスト」「遠き島より」
南方戦線の隊長と部下の話
竹内さんはなかなか屈折しておりますが、
かなり執着的な愛情にあふれている。
こんなものを受け止められるのは早川さんしかいないと思う
「二人しかいない感じがする」と思う早川
「二人になってみたかっただけだが?お前だってそうなんだろう」竹内隊長
多分、この二人はずっと二人で生きていくのだと思う・・・。
あの時代の色を失わず、この作品を書ける作者さんに感服
「1と2の間」「0と1の間」「0か1かの世界」
同じ高校の人々の話
「1と2の間」の哲男のあほっぷり(ピュアっぷり)が
あんまりで・・・でも草間さんの作品ならあり得る感じの展開です。
素直(おバカ)の勝利的な話
「0と1の間」「0か1かの世界」
「1と2の間」でも気になっていたみっちゃん三ツ矢(モロオカは君のせいか!)
年をくうほど目つきが悪くなっていてきゅん。
でも、結局鶴田にめろめろだ(高校時代から)
なんだかんだ言っても鶴田が一人勝ち的な気がしないでもない。
まあ、こんな鶴田に惚れたみっちゃんの負け!
「もののことわり」
なんか詳細の背景はわからないながら
大型がさつワンコが年上美人先生(お茶の)にまとわりついているような話
なんだかんだ言っても先生がリード持っている感じが良しです。
独特な雰囲気と画で描かれた珠玉の短編集でした。
☆4.5
BL
2023/06/18 20:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:向日性の未来派娘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作が一番好みだったので、二人が島から出るまでももっと読みたかった。
全体的には現代的な話の方が多かったです。
雄っぽさが良い
2019/03/09 00:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たぬき - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作ほか短編複数入ってます。
やっぱり表題作が一番好きです。
戦時中の作品ってなかなか読んだことなかったですが、じんわりきました。
草間先生の描く、ガチムチじゃないのにちゃんと雄っぽい感じが、時代背景にぴったりでした。
短編集
2018/06/30 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれも1冊丸ごとで読みたいくらいに素敵でした。
表題作の隊長と早川の関係も萌えるし、「1と2のあいだ」「0と1のあいだ」の同級生3人+1もすごくいいですね。
みっちゃんはちょっと怖いけどね…でも草間さんの絵であのビジュアルなので、めちゃくちゃカッコよかったです。
「もののことわり」の着物姿もいいなぁ…と中身の感想はろくすっぽかけないのだけれど、とにかく大好きな本になりました。