遺言未満、
著者 椎名 誠
その時、何を見て何を想い、どう果てるのか。空は蒼く広がっているのだろうか。風は感じられるのだろうか――。齢76。作家、ときどき写真家がカメラを抱えて迷い込んだ〈エンディン...
遺言未満、
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商品説明
その時、何を見て何を想い、どう果てるのか。空は蒼く広がっているのだろうか。風は感じられるのだろうか――。齢76。作家、ときどき写真家がカメラを抱えて迷い込んだ〈エンディングノート〉をめぐる旅17。
「ぼくなどはもうとうに〈死亡適齢期〉に入っていたのだ」。お骨でできた仏像、葬祭業界の見本市、元路上生活者の人の共同墓、海洋散骨……。超高齢化社会日本で白熱する「よき逝き方」をめぐる現場に、カメラを手に接近し考えた3年間の〈エンディングノートをめぐる旅〉。世界中を旅してきたなかで、異なる習俗、宗教の向こう側の生と死を見、体感してきた。何度も死にそうな目にもあったけれど、今、初めて、本当に真剣に「自分の仕舞い方」と向き合ったシーナが見出した新たな命の風景とは――。作家生活40年を越え、約290タイトルを上梓してきた著者新境地の、静かなる一冊。
目次
- 「死」を知る生物/念願のお骨佛をおがみに/家のいのち/遺骸と地獄好き/四万十川での死/孤立死はいやだ/身のまわりの「死」のことなど/多死社会を迎えうつ葬祭業界/遺言状と死にそうになった話/葬列の記憶/鳥葬へのあこがれ/東京のイスラム教モスクに行く/墓のない国/ハイテク納骨堂の周辺/骨を喰らう。骨を撒く/遺言未満/八丈島の海へ~あとがきにかえて
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「死亡適齢期」
2024/01/04 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
椎名誠氏の「死亡適齢期」という言葉、まさにという語感、もうすぐ私もその適齢期に到達しようとしている、超高齢化社会、多死社会、火葬場が足りない、エンバーミング、葬祭会社のあり方かあ、終活は楽しくありたいものだ
終活
2021/07/26 21:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもおもしろかったです。超高齢化社会、多死社会、火葬場が足りない、エンバーミング、葬祭会社のあり方等々、終活に欠かせない事柄を面白おかしく教えてくれます。
終活を旅するように体現していく様は、さすが椎名誠といった感じ。