商品説明
2022年7月8日、選挙演説中に凶弾に撃たれ、非業の死を遂げた安倍晋三元首相の肉声。なぜ、憲政史上最長の政権は実現したのか。一次政権のあっけない崩壊の後に確信したこと、米中露との駆け引き、政権を倒しに来る霞が関、党内外の反対勢力との暗闘……。乱高下する支持率と対峙し、孤独な戦いの中で、逆風を恐れず、解散して勝負に出る。この繰り返しで形勢を逆転し、回し続けた舞台裏のすべてを自ら総括した歴史的資料。
オバマ、トランプ、プーチン、習近平、メルケルら各国要人との秘話も載録。
あまりに機微に触れる――として一度は安倍元首相が刊行を見送った36時間にわたる未公開インタビューの全記録。
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真の国士
2023/03/07 06:11
14人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hatena5811 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後安倍氏ほど真剣にこの国のことを考えた政治家はいなかったと改めて感じさせられた。志半ばで倒れた無念さを思うと言葉にならない。初版を手に入れることができたのは正に僥倖。
役所広司あたりで映画化してみては…
2023/02/26 23:25
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほんとだよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの登場人物がまだ第一線で活躍されていたり、記憶に新しい出来事や事件の裏事情やその時の思いなどが赤裸々に語られているというだけでもワクワクする面白さですが、何よりも同じ時代に生きて9年近くも日本のリーダーだった人物の目線というものがレアで一読の価値ありです。特に、海外要人との駆け引きはドラマチックで映画化してほしいくらいです。
頑張れ日本!
2023/04/16 17:29
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
安倍さんが本音で話しています。
ニュースで知る国政・外交の裏側は
こんなに色々なことがあるんだ。とか。
国内政治家や海外政治家のトップの人達は
こんなキャラクターだったんだとか。
対談形式になっているので非常に読みやすく
分かりやすいです。
安倍さんの頑張り、気配りが良く分かる本です。
首相とは本当に大変な職業だと痛感しました。
頑張れ日本!頑張れ日本の政治家!
人間安倍晋三に出会えた
2023/05/18 07:53
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tad - この投稿者のレビュー一覧を見る
おそらく本人がまだ生きていて、政治家をやっていたらここまで出せないんじゃないかと思うぐらい生々しいことが書いてあったり、ホントに暴露本だなあとの印象と同時に安倍さんも政治家一家と普通のおっちゃんの両面をお持ちだったんだなあとの感想を持ちました。またトランプって案外好い人だったんだあと思いました。人間トランプは好きになりましたね。
まあこれだけでも生々しい印象ですが、ここには書けないことも実際にはあるはずで、今後公開されるであろう事実とこの本の中身がまた改めて検証されるときがくるんだろうなとは思いました。
稀代の宰相の回顧録
2023/04/19 22:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コンドル街道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安倍元総理の回顧録。
インタビュー形式なので、本人としては触れてほしくないであろうことまで触れているのが良い。
2010年代の日本政治を語る上で欠かせない一級資料。
インタビュー企画を敢行した関係者全員に感謝。
自民党内や各国首脳の人物評が垣間見えます。
2024/10/13 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
トランプ大統領、プーチン大統領など、各国の首脳とのやり取りについても書かれていました。長期政権だからこそ築くことができたのであろう外交上の信頼関係が感じ取れました。
自民党内についても、誰を頼りにしていたのかがわかります。あまり関係性はよくなかったんだなぁと思われる人もわかりました。
赤裸々な証言
2023/07/03 08:43
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:figaro - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治家のこの手の本というのは、自慢話の類が多い。
しかし、本書は安部氏の本音を赤裸々に描いている。コロナ化にYoutube画像で批判を受けたが、氏は「野党は批判を浴びるほどの情報発信はできないでしょう」と強気発言。
また、数々の外国首脳とのやり取りも実に興味深い。オバマ大統領へは、「日本にはドイツ車などが走っている。でも、ひとつとして左ハンドルはない。アメリカは日本で売れる努力をしていない」と指摘。
これは個人的な感想だが、本書をきっかけにして氏は再登板を考えていたのではないかと思うのだ。でなければ、小池氏のことを「ジョーカー」とは言わないだろう。
たられば
2023/04/30 21:17
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
安部さんの外交力は見事でした。外国首脳からの信頼度が高かったことが、この本であらたねて確認できました。
一方、内政については日本銀行を政府の子会社呼ばわりして国債を乱発するなどと、いささか首をかしげたくなることもありました。
たらればですが、安部さんは総理大臣になる前にどこかの大臣を一度経験されると、もっと内政で力を発揮されたのではないかと思います。
拉致問題、北方領土問題が残念だ
2023/03/07 17:06
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある程度政権は長くないと国民の理解を得られる政策ができないということがよく分かる。拉致問題解決が進まなかったのはとても残念に思う。
回顧録
2023/02/20 12:13
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ロンバルド - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本回顧録は自画自賛が大半だと思うし、あまりに衝撃的且つ死後間もない出版だけにどうかと思ったが、中々興味深い内容であった。
興味深い
2024/10/01 22:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長く総理大臣をつとめた安倍晋三の回顧録で、興味深く読むことができました。安倍政権の功罪の検証が、楽しみです。
安倍さんって、何だったんだろう
2024/08/23 17:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「安倍さんの本音」ということで、読んでみました。やはり私には安倍さんがよく口にしていた「美しい国、日本」を美しくない国、日本にしたのは、あなたたちのような世襲政治家ではないかという懸念だけが残りました
インタビュー
2023/04/11 20:38
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
このインタビューは、未公開のところもたくさんあって、良かったです。あらためて、安倍晋三という人の内側を見た気になりました。奈良で銃撃されて亡くなりましたが、その軌跡、こうだったんだな、と思うこと沢山。ご冥福をお祈りします。
民主党と 韓国への悪口 過剰
2024/05/22 22:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.出版までの経緯
憲政史上最長の政権になった第2次安倍晋三内閣。このような特徴ある政権であるから、素早く回顧録が出される必要がある(p.3参照)。このような問題意識の下、読売新聞の橋本五郎と尾山宏が、「(20)20年10月から1回2時間のインタビューが始まり、(20)21年10月まで18回、計36時間にわたって行われ」(p.4)たインタビューを構成したものである。本書は2022年1月には「ほぼ完成」(p.6)していたが、安倍晋三から「『待った』」(同)がかかった。しかし、2022年7月8日に安倍は銃殺され(現時点ではテロではない)、四十九日が空けて妻の昭恵の承諾を得て出版したものである。
2.評価
(1)長所としては、政治にはリアリズムが必要である(イデオロギーだけではどうにもならない。本書にもあるが、保守派が言うからといって韓国(以後においても、日本において筆者が通用すると判断した略称を用いる)と断交するわけにはいかないことくらいわかるだろう)ことがわかることと、「『御用聞き質問』」はできるだけ避ける」(p.395)ことができていることである(一例:「疑われるのはやむをえません」(p.258))。
(2)短所は、記述内容である。いくつか。
ア.本書を読めばわかるが、民主党政権でダメになった経済を、安倍政権が救ったというのが安倍の見解である。しかし、景気においては2012年を除いて民主党政権で景気後退・不況の局面はないし(景気動向指数を調べればわかる)、安倍政権後の景気回復・好況時においては、実質GDPの成長率において、麻生太郎内閣から民主党政権の景気後退時までには及ばないので(「生産性の向上」は「道半ば」(p.387)とはあるが)、安倍の見解の根拠は乏しい。ここで取り上げた以外でも、安倍の気に入らない野党の悪口が目立った。
イ.筆者の記憶の限りでは、民主党政権は、官僚を使いこなせないことも理由として、政権担当能力がないとされた。しかし、本書の限りでは、財務官僚や厚生労働官僚を使いこなせなかった(からか、悪口が目立った)第2次安倍政権もどっこいどっこいだろうという印象をぬぐえなかった。
ウ.(1)で述べた「リアリズム」はいい。アメリカやロシアの大統領とコミュニケーションをとったことや、中国を警戒しつつも対話する姿勢もいい。しかし、韓国に対するくだりでは間違いが多いうえに聞き手も指摘できていない。慰安婦問題において「日本が外交上、(略)(道徳的に優位な地位)になった」(p.173)ことはなく、2017年5月12日の国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会、2018年8月30日の国連人種差別撤廃委員会、以上2つの勧告を日本が検討しなければならない状況である。また、徴用工裁判と「『貿易管理』」(p.366)を「リンクしているかのように示した」(同)ことを受けてGSOMIAを破棄したのは「感情的」(p.367)ではない(「安全保障上の懸念があった」(p.366)としていたから、安全保障についての協定の破棄は論理的である)。
3.結論
2(1)のようなメリットもあるが(4点レベル)、記述内容の根拠が薄弱の上に安倍が嫌いな勢力の悪口が多く(安倍が嫌いな勢力を支持しているのも安倍やその支持者同様日本人である)、韓国に対して感情的になっているところのマイナスが大きいので(1点レベル)、2点である。
厚労省の変化は何なのだろう
2023/03/08 17:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
厚労省は、統計上の差が 顕著ではない、と結論づけました。 臨床研究では相当の効果があったにも かかわらず、です。(中略)
結局は、動物実験の結果から、妊娠中の女性が飲むと、障害がある赤ち ゃんが生まれる恐れがあるので、広く使用することにたじろいでしまった のです。だったら、そうした人に処方しなければいいだけの話なのですが。(中略)
1980年代の薬害エイズ事件では、非加熱血液製剤を輸入していた製薬会社トップと、使用した医師、さらに、エイズウイルス(HIV)に汚染 されている危険性を知りながら、回収を指示しなかった厚生省の官僚が罪に問われました。(本書より引用)
この引用を読むと、厚生労働省が薬の安全性評価に慎重であろうとしていたことが分かる。薬の承認に前向きだったのはむしろ安倍氏だった。
しかし、2年後の現在から眺めてみると違和感がある。厚労省はその後、ワクチンの導入を積極的に進めた。安全性が疑問視される事例が海外で先行して明るみになっていたにもかかわらず。
厚労省のこの姿勢の変化は、何なのだろう。