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NHK 100分 de 名著 みんなのレビュー

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みんなのレビュー134件

みんなの評価4.1

評価内訳

54 件中 1 件~ 15 件を表示
司馬遼太郎『覇王の家』 “人間・家康”を読む

司馬遼太郎『覇王の家』 “人間・家康”を読む

2023/08/21 19:08

第4回は、本当かねぇ・・・という感じ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

『覇王の家』はすでに読んでいたので、その作品解釈論、作家論および日本分析論として、面白く一読。(番組も視聴中です。)やはり、「三河かたぎ」(10頁)というか、「三河人のなかに見出した日本人気質」(26頁、換言すれば今日に至るまでの日本的組織(集団、人)の原型ないししは源流)にかかわる描写・分析が、原本においても本書においても大変参考になりかつ印象に残っている。なお、第4回の内容だが、司馬遼太郎とポストモダニズムの通底性の議論(家康って、トリックスター(価値紊乱者)と云えるのか?)にしても、家康は地方分権と農本主義を目指していたという立論(家康が第一義に置いたのは、あくまでも徳川家の存続と繁栄では?)にしても、評者としてはほんとにそうかねぇという感想である。

さて、次は積ん読になっている山内昌之『将軍の世紀』に挑戦しようと思っているところです。

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松本清張スペシャル 昭和とは何だったか

松本清張スペシャル 昭和とは何だったか

2018/05/31 18:55

タブーを恐れない清張の本領発揮。原武史さんの濃い解説。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

原武史さんの解説の密度が濃い。ぜひNHKのEテレも合わせてご覧を。情報が立体的になる。第一回は「点と線」を紹介。第二回はタブーを恐れない清張の本領発揮。第三・四回は更にディープな世界に入っていき、原武史さんの解説も熱が入っていく。取り上げるのは「昭和史発掘」と「神々の乱心」。最終回では未完の大著「神々の乱心」を紹介。「昭和史発掘」で収集した資料を縦横無尽に駆使して国家の深層にひそむものを浮かび上がらせるこの作品には清張最後のメッセージが。原さんの近著「松本清張の遺言」と合わせて読むとより立体的に。

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日蓮の手紙 筆に込められた仏心

日蓮の手紙 筆に込められた仏心

2022/02/09 07:07

わかりやすい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふたみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日蓮大聖人の御書を読もうとしても、なかなかとっかかりがなく、読めないが、本書は、背景が分かりやすく説明されており、御書本編を読もうと思うことができる。背景を知ると更に状況がわかり、お手紙に入りやすくなる。

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パッと理解するにはいい本!!!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やっくん233 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ページ数は少ないが原著を理解したり、読む手助けになりそうです。番組を見て、ブリュデューや岸先生のファンになり購入しました。昔、別の100分deのやつを立ち読みしたけどもうちょっとページ数あったと思った。先生や講義のレジュメを見せてもらった気分ですwww!!。もう少しページに厚みが欲しいけど、これでも4、5百円台は安い方。nhkブックスだから、公共性を考え多少、安くなってるんだと思う。

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マルクス・アウレリウス『自省録』 携える哲学。

マルクス・アウレリウス『自省録』 携える哲学。

2019/05/19 07:12

時代を超える名著のお手軽ガイド

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る

五賢帝の一人、哲学者皇帝として有名なマルクス・アウレリウスが著した哲学書『自省録』を紹介したTV番組「100de名著」のテキストです。番組内容の理解や備忘に便利です。

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forティーンズ 読書が「わたし」を作る

forティーンズ 読書が「わたし」を作る

2018/09/17 13:18

forティーンズと侮るなかれ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏休みに向けて児童向けの内容になるとのことなので、TV番組を子供と一緒に見ようと思って、テキストを準備しました。子供の時に読んだ本と思っていても改めて解説されると気が付かなかった部分に驚かされました。『走れメロス』の「主人公」は誰か、という問いかけは新鮮でした。

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法華経入門

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒトコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この4月に放送された「100分de名著」のテキスト。放送を見てより理解できるかと読んでみた。

上座部仏教と大乗仏教の対立などの中で生まれ、釈尊の真の教えに立ち返り皆が平等に救われると説いている経典だと初めて知った。そして、仏教における釈尊は、キリスト教におけるイエスとは違い「仏そのもの」ということをよく理解していなかった事に気付いた。

日本では最も重要な経典として読まれてきたが、実家が浄土真宗だったというだけのなんちゃって仏教徒の自分には中々難しいものである。法華経の名は知っていても内容を全く知らなかったので良い入門書になった。

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維摩経 とらわれない、こだわらない

維摩経 とらわれない、こだわらない

2017/12/14 12:00

テレビのおさらい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:フィン - この投稿者のレビュー一覧を見る

興味のある本を取り上げるとき見ている。維摩経は全部見たのだけれど、未消化で終わってしまったのでテキストを購入。文字で読んでも、やはり難解。繰り返し読みながら書き込みできるように紙の本で購入した。これからも繰り返し読み込んでいきたい

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サン=テグジュペリ『星の王子さま』 大事なことは、目には見えない

サン=テグジュペリ『星の王子さま』 大事なことは、目には見えない

2017/01/14 13:06

改めて読み直したくなる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:でぃー - この投稿者のレビュー一覧を見る

星の王子さまは今でも多くの人に読まれており、どこの本屋に行っても売っている。実際、読むと短いのですぐに読めるが内容は深い。そんな星の王子さまを視点を変えて読み直す上での入門書として活用している。値段も安く手軽でもあるのも嬉しい。100分de名著というNHK番組のテキストである本著は、大きく分けると以下の4つの章立てとなっている。1、子どもの心を忘れずに 2、悲しい勘違い 3、本当の絆のつくり方 4、すべては心で変わる

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アリストテレス『ニコマコス倫理学』 人生の究極目的を問う アンコール放送

アリストテレス『ニコマコス倫理学』 人生の究極目的を問う アンコール放送

2024/01/05 17:21

理解が進む

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:バベル - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回のアリストテレスのニコマコス倫理学に限らずだが、100分de名著は、放送大学のように、テレビとテキストを併用することで理解が進み、さらなる興味が持てることで、世界が広がる。

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神谷美恵子『生きがいについて』 いのちを点す「義務」がある

神谷美恵子『生きがいについて』 いのちを点す「義務」がある

2023/10/29 21:34

わかりやすい解説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kunkun - この投稿者のレビュー一覧を見る

神谷美恵子さんの本はよく読むのですが、難しい面も多く、この本を読んで理解が深まりました。このシリーズの解説はどれもわかりやすいです。

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シャーロック・ホームズスペシャル 歴代最強の名探偵

シャーロック・ホームズスペシャル 歴代最強の名探偵

2023/09/19 08:43

はじめて

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投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る

はじめて,番組と並行してテキストを読みました。
番組では取り上げられていない話もあって面白かったです。
この番組のおかげで中学生の時以来40年ぶりに「緋色の研究」を
読みました。
当時は大作だと思っていましたが,あっという間に読んでしまいました。
でもドキドキするほど面白かったです。
ありがとうございました。
番組と並行して利用することをおすすめします。

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アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 声を記録する

アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 声を記録する

2023/09/04 06:29

耳を傾けるとき

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

圧倒的な暴力の前に黙殺されてきた、女性たちの叫び声が胸にささります。無力感に打ちのめされながらも、言葉の力を信じたいです。

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司馬遼太郎『覇王の家』 “人間・家康”を読む

司馬遼太郎『覇王の家』 “人間・家康”を読む

2023/08/26 00:42

さすがは同業者、スルドイ

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投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

放映中の大河ドラマに、司馬さんの生誕百年をひっかければ、この作品か・・・。
ベタになりそうな企画だが、語り手の人選が面白い。
なにしろ国民的小説家の作品だし、ご自身も同じ人物の長編を執筆中だし、下手な批評はできない。
これを受けた安部さんの勇気に敬意を表する。
司馬文学の特徴として、安部さんは「キャラクターの決めつけ」を挙げる。
そういえば・・・
「竜馬がゆく」では、藩のメンツにこだわる薩長を、いろんな手を使って結びつけようとする、
「自由な発想の、商売の分かる」坂本竜馬。
「燃えよ剣」では、立身出世にこだわり、最後は官軍に捕まって首を切られる近藤勇と、
新選組を強くすることに専念し、五稜郭で華々しく散る土方歳三。
「坂の上の雲」では、ガタの来た皇帝専制のロシアと、ナショナリズムに目覚めたばかりの立憲国家・日本。
「人格者だが愚将」の乃木希典を支える、旧友児玉源太郎の智略。
確かに、司馬さんのベストセラーには、「キャラクターの決めつけ」による単純化が多い。
良い意味での通俗性であり、多くのファンを引き付けた秘訣だろう。
しかしながら司馬さんも、家康の「キャラクターの決めつけ」には苦労したようで、
安部さんの見立てでは、「三河かたぎ」をキャラクターに設定し、
三河人の律義さと家臣団の絆の固さに注目しながら、家康という人間が描かれていく。
物語のクライマックス、小牧・長久手の戦いのくだりでは、
慎重に事を運びながら精密に情報を収集し、ここぞという所で思い切って勝負をかける家康が活写される。
ここでは、司馬さんの軍隊経験から、無能で無謀だった日本軍幹部を思い浮かべながら、
こんな将軍が日本にいたら・・・という願いが反映されていると安部さんは説く。
家康の側近、石川数正が、有能すぎるがゆえに三河家臣団の中で浮いてしまい、秀吉方に走る経緯が、
その後の江戸幕府、ひいては日本社会の閉鎖性を示すという安部さんの見方には同感できる。
第4回分では、坂口安吾など戦後無頼派の司馬文学への影響、
本作はイデオロギーを拒絶するポストモダニズムの試みではなかったか等、
初めて聞く話が語られる。
難解な所もあるが、心に留めておきたい。

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林芙美子『放浪記』 愛すべき七転八倒

林芙美子『放浪記』 愛すべき七転八倒

2023/08/14 06:38

森さんの舞台のイメージが強かったので

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

原作が執筆された当時の、社会的な背景が伝わってきます。作家・林芙美子が込めた、メッセージにも触れることができて良かったです。

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