アリスと蔵六 みんなのレビュー
- 今井哲也
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2024/02/15 06:49
宿題間に合うかな
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投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
蔵六は災難でしたよね。紗名達はきちんとわかった上でゲームという解析をしていたわけですが、蔵六はわけもわからず知らない世界に放り出されたわけですから。
羽鳥が結構面白いキャラしてて、年相応の女の子なのは、友人達との時間のおかげなのでしょうか。父親はあんなですし。
さて、キングはこれからどうするのでしょうね。紗名達はまあ色々ありましたがジャンポーの書は集め終えたわけですが。
2021/10/12 15:31
大人にはできないこととできることと
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投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
紗名と羽鳥の対話のプロセスは子供同士だから、考えながら何かを見つける作用があったと思う。紗名は蔵六をはじめ、大人たちに守られてはいたけど、大人目線では「モシャモシャ」はいずれ解決する問題としか映らない。そうか、そうだったな、とハッとした。
羽鳥は逆に子供の世界しかなかった。力の暴走が原因で。大人びていようと大人ではない。守ってくれる人が必要だった。
この二人の対話を中心に、周辺の人々の描写を改めて読むと、紗名にも友人はいるし、羽鳥にも心配してくれる大人はきちんといた。それがわかっただけでも大きいと思う。
1巻から提示されていた様々な要素が見事に収束して、複雑だがすっきりした読後感がある。
まだすべての問題は解決していないので、続きも気になるところ。
2017/05/14 16:07
良かった!
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投稿者:あかみにとまと - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙とタイトルから想像したものと全然違う。中身はハードなSF。今後の展開が楽しみ。
アリスと蔵六 7
2016/12/01 23:59
大スペクタクル!
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投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
研究所のあった場所に巨大な構造物が出現。ワンダーランドが外に溢れ出し、見る間に成長していく。
中では一条が術式を総動員して、紗名を殺したキングと戦っていた。
漫画だから描ける、ラフで個性的なのに見易い、地形を変えながらの大アクションシーン。アニメも楽しみ。
自分が自分であるというのはどういうことなのか。歩に共感を求めるキングに、人には鏡になってくれる他者が必要なんだと感じる。みんな健気で頑張っていて、見ていて堪らなくなる。東堂主任!
2024/09/14 03:08
出てこい、ジャンポー!?
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
RPG演算謎解きは蔵六を巻き込んで継続中。
一方で赤の王をめぐる「認識は肉体に依存する」というSF思索が存在そのものが昭和っぽい古風な刑事の洞察力で明らかにされていくのがなかなかスリリング。
こんな話、どうやれば思いつけるんだろう。
さらに一方、2パーティ分合わせたら「ジャンポーさんの書」がそろっちゃった!? 次は出てくるのか、ジャンポーさん!?
2024/07/11 05:07
世界はどう見えている?
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢の世界がオンラインRPGになって、そのクリアが多次元構造の解析計算とリンクしている、という設定の勝利?
子どもたち4人組だけじゃなく、蔵六までが冒険者になってRPG世界を満喫しつつ、それが蔵六の過去の体験ともつながり、「子どもにとっての世界の見え方」につながっていくのがある意味痛快。
2024/07/11 05:05
まさに現代のSF
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
オーパーツっぽく登場した歯車式の計算機がなぜあんな動作をするのか?
そこはまあが明らかに(?)なったけど、その正体は、なんというか、強いて言えば手のひらに乗るもうひとつのワンダーランド?
そのあたりも含めて、活字のSFが何十年も深化させてきたテーマががんがんぶち込まれてくる感じがすごい。
あと、それをかわいい絵柄で読ませる画力と構成力。
2024/07/11 05:02
オーパーツ的な何か
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
紗名の家出がひと段落、と言ったところだが、その過程で蔵六の過去がだいぶ明かされてきた。
やっぱりただの花屋のじいちゃんじゃなかった(笑)。
一連の新展開でオーパーツ的なものも出てきて、謎がいろいろ明かされたりするのか?
余談ながら、今巻は電子書籍なのに広告ページもあったけど(原著のママ)、そこからすると、これ、2年7ヶ月ぶりの新刊だったのか!?
リアルタイムで追っかけてる人はこの家出をそれだけ待たされて読んだのか…。
2024/07/11 04:59
アリスの海?
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
紗名と蔵六がケンカして紗名が家出した、
その原因がカットバックで語られていくが…。
一方、「ワンダーランド」がいよいよ「ソラリスの海」的になってきた。
アリスとソラリスが同居するような世界観を発想するとは。
今巻はテーマ的にもだいぶ『ソラリス』に近い印象。深い。
2024/07/11 04:56
人類補完!?
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投稿者:たこい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワンダーランドが「赤の女王」紗名の代わりに(?)生み出した「赤の王」が旧研究所の地下からワンダーランドを現実世界にあふれさせ、ルッキングラスをばら撒き始める。
起こっている現象の表現系としては『エヴァ』のネルフと人類補完計画っぽい感じもなくはない。
こういう話に展開していくとはおもっていなかった。
一見、「普通の世界で成長した登場人物たちが過去を懐かしく思い出している回想」と思われたここまでのモノローグが、実は読んで感じていたものとは別物だったのかもしれない。
これもまた「信頼できない語り手/騙り手」のつむぐ物語か!?
2024/07/11 04:53
ポスト・アポカリプスのアリス
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「アリスの夢」という現象が公表された後もその影響はありつつも日常が続いていく……
そのあたりは、現代的ポスト・アポカリプスという観点で『天気の子』や『シン・エヴァンゲリオン』あたりの作劇とスタンスが近いかも。
それにしても展開がいきなり不穏だ。
2024/07/11 04:51
アリスでソラリス
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ワンダーランドとルッキングラスの正体の一端が語られる。
超能力ものというか、スタンドバトルのような始まり方から、一種のソラリスの海のような異なる知性体とのコンタクトものへと発展したような…。
その世界への理解と、紗名の自我の形成・成長がリンクしているのがこの作品の肝かもしれない。
2024/07/11 04:49
モシャモシャ
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紗名が未発達の感情を「モシャモシャする」といって持て余しながらも折り合いを模索してるあたりは、自我の形成過程という感じか?
あと、これまでの巻で一番『アリス』っぽいモチーフガンガン出てきたかも。
2024/07/11 04:46
新展開
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なるほど、いちおう最初の2巻でひと段落(第一部完)ではあったのか。
主人公格の紗名も含め、非人間的な「研究所」の解体で野に放たれたものたち。
一方、「研究所」設立の理由でもあった自然発生的に生まれてくるものたち。
その交錯が生む新展開。
とはいえ、各キャラクターのバックグラウンドはいろいろシビアだ。
2024/07/11 04:39
アリス・イン・ザ・ミラー?
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いかにもマンガな絵柄と対照的に、描かれるシチュエーションは生々しく苦痛感を感じさせる。
知性と疑似知性の差、という哲学的な命題にも「曲がったことが嫌い」という一貫性で対峙する蔵六じいちゃんがただものでない。
しかし、秘密機関に属する同士、相手の能力を探り合いながら戦う超能力バトルとしては『ジョジョ』とか『ブギーポップ』っぽい面もあるように感じた。