レイローズさんのレビュー一覧
投稿者:レイローズ
2014/09/30 23:35
ヒーローの激愛ぶりがイイ
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
フェリシアは月の庭でダンスの練習をしていた。明日、弟のオマケで母方の祖父母の伯爵家へと引き取られる夜だった。そこに突然紳士が道を尋ねてきた。素敵な青年紳士とダンスを踊って名前も告げずに別れてしまった。
その青年アンソニーと再会したのは社交界デビューの日だった。二人は将来を誓い合う仲になったが、そこにアンソニーの出生の疑義が暗い影を落とすことになる。アンソニーは国王の庶子ではないかと囁かれていたのを、アンソニーの父バルフォア侯爵が息子を王太子にしようと画策をしていたからだった。
フェリシアは自分の存在がゆくゆくは国王になるアンソニーの重荷になってはいけないと硬く決心し、アンソニー前から姿を消そうとするがアンソニーに捕まってしまい無理矢理身体を繋げられてしまい、別荘で監禁生活を送ることになってしまう。
朝も夜もはべしく求められて----。
愛し合っているのに愛し合っているからこそすれ違ってしまう。王道系です。
最初から最後まで二人ともお互いを愛し合っているので、その点は安心して読めました。
意外と強情なヒロイン・フェリシアがどう気持ちを変えるのかがはらはらさせられて、楽しかったです。
2014/08/12 21:11
もっと恋話して欲しかった
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
血筋は皇族の塔子は、父の命令でいきなり斎王になったが、父高槻親王と異母姉梅壺女御が呪詛の咎で失脚し、斎王の任を解かれる。
塔子は、これで大好きな叔父のいる熊野に帰れると思っていたら、とんでもない勅命が下りる。失脚後、流行病で亡くなった父と異母姉の怨霊を慰めるため、東宮への入内である。
癇癪を起して投げた墨が偶然庭にいた下級武官、平暁に当たってしまう。暁は初め塔子のことを女房だと勘違いして気安く声をかけてきたが、元斎王の塔子女王と知ってからも態度を変えることなく接してくれた。
客人としてやって来た亡き父の政敵、摂関家の三男左近衛大将が父と異母姉は東宮にはめられたのだ言い出し、東宮とは不仲になり一年後の入内を取り消すよう無責任に言ってきた。塔子は怪しい話ながらも熊野に帰りたい一心で、左近衛大将が勧める東宮の勘気に触れるよう努める事を約束したのだが、父の失脚した事件には更なる事件や思惑が絡んでいて----。
ちょっとミステリー風味なお話が面白かったです。
下級武官暁さんの正体は、誰もが想像するとおりでした(笑)でも、恋愛成分はかなり薄いです。モヤモヤした三角関係をすっきりさせるためにも続きが読みたいです。
2014/06/12 16:17
努力は美しい(物語の中ではね)
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
強気で前向きなヒロイン・レティツィア姫は、第一王子と第二王子の国を二分する王位継承争いを避ける為だけに時期女王に選ばれた、世間の云うところの「おこぼれ姫」。
でも彼女は自分こそが王であることを知っていた。何故なら彼女は、初代国王こと騎士王の生まれ変わりだったからだ。
初代騎士王の魂と騎士の剣と十二の剣を(公にはしていないが)持ち、自分が王である自覚もある、んじゃすんなり女王になれそうで、物語にならないと思いますよね?でも、(すんなり)なれそうで(すんなり)なれないで、頑張るところが物語になるのです。
出来の良すぎる兄二人にコンプレックスを持ちつつも努力するところ、あえて騎士王の生まれ変わりであることを隠し、騎士王の人気ではなく自分の力で本当の王になろうとするところなど、主人公を応援したくなる要素は他にも盛り沢山です。
第1巻はレティが女王になるまでに「国王の十二人の円卓の騎士(ナイツオブラウンド)」をそろえる、その第一席の騎士をどうやって口説き落とすのか、等々。白羽の矢が立つったデュークも良い人で、後世「愛人王」と呼ばれるレティシアのロマンスのお相手になるのか、楽しみです。
ちなみに、お兄さん二人も騎士団を持っていますが、その名前が「セブンスヘブン」「ワルキューレ」って、中二病・・・。
2014/10/13 18:12
真っ黒な姫と真っ黒な王の純愛
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ルシェリーゼ王女は微笑み一つで男達を手玉に取ってきた美姫だった。今度の標的はレザニカ王国のいつものほほんとした能天気ロディオン王。父王を皇帝位に押し上げるためロディオン王を取り込まなければいけないのだ。無理矢理のようにロディオン王のお妃に納まるがロディオンは美しい妻に触れたいそぶりも見せない。何回かの結婚歴はあっても実は口付けすらしたことがないルシェリーゼ。ロディオンを籠絡することが出来るのか----?
自分を悪女だと思っている純情なヒロイン・ルシェリーゼが健気で可愛かったです。爽やかな笑顔で真っ黒なロディオン!w全てが彼の策謀のせいだったなんて、とても面白かったです。
ソードアート・オンラインプログレッシブ 2
2014/09/17 21:43
読みたいけれど今更な
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
1冊で終了したアインクッラッド編を最下層からもう一度描こう、と言う2冊目ですが、やっぱりちょっと矛盾とか無理が出てきちゃいますね。
キリトさんもアスナも最初から攻略組で仲が良いように思えるのですが・・・
まあ、面白くてSAOの世界を壊してなければ良しとするか~って、感じです。
2014/06/16 18:44
謎は全て解けたっ!ていう感じ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2巻は「呪いの魔方陣」が敵です。狙われているのは、騎士王の生まれ変わりの主人公レティツィア個人か、王族という団体か、判らないまま物語は進みます。
1巻ではほとんど出てこなかった第二王子グイードが2巻のお話の重要なキーパーソンとなります。
お話自体は3番目の呪いの魔方陣が描かれ、犯人は誰?呪われているのは誰?と言うだけの派手さは無いモノですが、謎解きミステリーを読んでいるような面白さがありました。
二冊終わった所で恋愛要素が全くありません。少女向小説なのにこんなに色気がなくって良いのでしょうか^^;
ハッピーウェディングから恋が始まる 皇妃と危険な誘惑【イラストあり】
2014/06/11 05:08
愛は勝つ♪
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
姉姫との結婚が水面下で決まっている皇帝レオンハルトを迎えての宴の最中に、宴を抜け出し庭をそぞろ歩いていた妹姫エレノアは、豪奢な金髪の美青年と運命的な出会いをする。その青年こそ皇帝レオンハルトであり、公衆の面前でエレノアにプロポーズをした男でもあった。
そして皇妃となったヒロイン・エレノアであったが、元々内気で本を読むのが好きという大人しい性格の為、皇妃としての態度・生活・人付き合い等は苦労と不安と自己嫌悪の連続であった。夫婦仲は良かったが、夫は皇帝であり忙しい身であったので、頼ることも出来ずにいた。
レオンの父ヨアヒムは、前皇帝であり妻であったレオンの亡き母が浮気をしてレオンが生まれたと頑なに信じていたので、復讐の為エレノアの前の皇妃二人を誘惑してめちゃくちゃにした前科があり、エレノアに対しても良からぬ考えをもっていた。
ある日、エレノアがお忍びで街のダンスホールに出かけた時、夫がいる身でありながらときめきを覚えた黒髪の美青年と出会い---。
幸せな結婚をしたはずなのに、そこから悩みの連続ですが、エレノアがレオンハルトとの間の本当の愛に気付けば全ての問題がオールクリアなのです。
結局、最初から最後まで甘々だった、というお話でした。
2014/05/27 17:49
革命が廻りあわせた恋
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
1巻を読んでの感想です。
ストーリーのテンポも二人の気持ちが進んでいくテンポも良く読みやすいです。
ヒロイン・ナクシュデルは貧乏の為幼い頃後宮に売られ、皇帝の寵姫となるため努力を重ねていた。ところが、初めて皇帝のお召があったその日、革命により皇帝は逃亡してしまう。そして革命のため後宮解散を告げに来た革命軍の上級軍人・ヒーロー・リュステムと廻り合うこととなるのです。
後宮育ちで世間知らずだけれど、根は真っ直ぐで物おじせず媚びずに生きようとするヒロイン・ナクシュデルに好感が持てました。
また、そんな彼女を偏見なく認めるリュステムも(お金持ちの御坊ちゃまな所も含めてw)1巻ではさほど活躍はしてませんが、今後の二人に期待です。
2014/12/04 21:19
最終巻
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
春華と雪がめでたく結ばれてハッピーエンドの5巻で最終巻かと思ったら、最大の試練が二人の上に降りかかります。回収されていなかった大きな伏線、『春華が槐国の唯一の後継者である』、が二人を引き裂くことになります。
春華も雪もお互いを強く求め合っているのに、両国とその国民の平和の為にそれぞれが身を引き裂いて別れようとするところ等、最終巻のこの6巻がある意味一番ドラマチックだったように思います。
2014/11/16 23:36
それを恋と言うのかな?
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2巻目です。
リリアの元にリリアの父が行方不明になる直前に送ったと思われる荷が届く。中身は王と呼ばれる幻のお茶の葉と白い花だった。リリアは父の最後の茶葉を追い求めるがそれは同時に身の危険も伴っていて----。
龍之介がカッコイイのか情けないのか…。両方が龍之介なんでしょうね。そこが良いのですが。リリアは本当に龍之介に恋をしているのか疑問です。まあ、初恋ですからこんなものなのかもしれませんね。
2014/10/16 12:56
みんな愛故に
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淑蓉は後宮で「にせもの公主」等と揶揄される存在だが、国后が加担し淑蓉を巻き込んだ陰謀のおかげで幼い頃から慕っていた「義兄」第二王子天黎と想い合っていることが判明し、めでたく婚約をしたのだった。結婚のお祝いにと見知らぬ人から高価な贈り物をもらうが、天黎に相談するとあからさまな拒絶反応を示すのに淑蓉に対しては何も打ち明けてはくれなかった。淑蓉を守りたいが為に何も知らせないと言う天黎の態度に淑蓉はやるせない気持ちを募らせていくのだが----。
引込思案でいつもおどおどしていたヒロイン・淑蓉が愛の力で頑張るところがとても素敵でした。天黎の性格を理解したうえで最善を尽くそうとするヒロインに好感度上昇です。2巻になってますます人間臭いところを見せる天黎も良い味を出していました。
ソードアート・オンライン 13 アリシゼーション・ディバイディング
2014/09/17 21:31
無駄に長い
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
13巻、アリシゼーション編何冊目かな?
キリトさんとユージオが戦ってます。頑張ってます。
まぁ、そのうち決着が着くでしょう。
ソードアート・オンライン 14 アリシゼーション・ユナイティング
2014/09/17 21:24
アンダーワールド人界編終結
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ネタバレ注意
とうとうセントラルカセドラル最上階、最高司祭アドミニストレータと対決することに。しかしそれにはキリトを押し潰しそうな犠牲の上になりたったものだった。
だが、友に託されたキリトの心の強さは、その姿を黒の剣士に戻すほどの力だった。
カーディナル、ユージオの犠牲の上にアドミニストレータを倒し、コンソロールパネルにたどり着くが----。
ソードアート・オンライン 15 アリシゼーション・インベーディング
2014/09/17 21:07
人界編その後
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人界編は前巻の14巻で終了と言うことでしたが、最高司祭アドミニストレータとの死闘からぶつりと途切れていたので15巻の「アリシゼーション・インベンディング」がその後の話になっていても仕方ないのですが・・・
ネタバレ注意
キリトさん自我を亡くしてアリスちゃんに介護されてます。活躍しません。台詞も「あーうー」程度です。
アンダーワールドでは汚れないっぽい(確かそんな設定だったような)から風呂とか下とかの世話はしなくていいんだろうな、と下世話な(?)心配をしてしまいましたw
早くアスナさん登場で、キリトさん自我を取り戻し大活躍してほしいですね。
プリンセスハーツ7 ~君は運命の人だからの巻~(イラスト簡略版)
2014/08/27 23:46
7話それぞれ楽しい短編集
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
7巻~君は運命の人だから~は4話の短編集です。
本筋からちょっと離れて、それぞれがジンとくる小話を楽しめます。可笑しいだけでなく、楽しかったり悲しかったり、色々が混ぜ合わさってジンなのです。
「恋のたまご」
公妃付き女官リュリュカが主人公です。父が勧める結婚相手がどうしても嫌で、つい適当な嘘をついたことから父に居もしない恋人を紹介しなければならなくなって----。
「月色賛歌」
公妃メリルローズの誕生日。大勢の人に祝われるがジルには気が重い。なぜなら自分の誕生日を知らないから----。
「ひとたび、王女と生まれたのなら。」
ナンセ公爵夫人ケティクークのオズマニア王女時代のお話。優しい姉第一王女ソルニャーナと妹ケティクークと従兄弟のオース三人の子供時代がガラスのように砕け散る、美しく悲しいそして救いのあるお話です。
「大公殿下の温泉休日」
温泉で休暇を取ったルシードに----。
温泉大好きルシードの面白小話です。