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レイローズさんのレビュー一覧

投稿者:レイローズ

179 件中 1 件~ 15 件を表示

ヒーローの激愛ぶりがイイ

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

フェリシアは月の庭でダンスの練習をしていた。明日、弟のオマケで母方の祖父母の伯爵家へと引き取られる夜だった。そこに突然紳士が道を尋ねてきた。素敵な青年紳士とダンスを踊って名前も告げずに別れてしまった。
その青年アンソニーと再会したのは社交界デビューの日だった。二人は将来を誓い合う仲になったが、そこにアンソニーの出生の疑義が暗い影を落とすことになる。アンソニーは国王の庶子ではないかと囁かれていたのを、アンソニーの父バルフォア侯爵が息子を王太子にしようと画策をしていたからだった。
フェリシアは自分の存在がゆくゆくは国王になるアンソニーの重荷になってはいけないと硬く決心し、アンソニー前から姿を消そうとするがアンソニーに捕まってしまい無理矢理身体を繋げられてしまい、別荘で監禁生活を送ることになってしまう。
朝も夜もはべしく求められて----。

愛し合っているのに愛し合っているからこそすれ違ってしまう。王道系です。
最初から最後まで二人ともお互いを愛し合っているので、その点は安心して読めました。
意外と強情なヒロイン・フェリシアがどう気持ちを変えるのかがはらはらさせられて、楽しかったです。

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断罪の微笑

2014/05/27 05:00

凌辱モノでも本当は両想いなんだからOK--ではありません!

11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ソーニャ文庫の謳い文句「歪んだ愛は美しい」ですが、この作品ではヒロインの妹のヒロインへの執着という愛(?)が、そうでしょう。

ヒロイン・ライラとヒーロー・カリーファは、前半はライラが妹マレイカのふりをしていたため気持ちがすれ違ってしまいます。後半はライラが妹のふりをしていた時にカリーファがしてしまったことのため、最初からお互いに愛し合っているのにすれ違ってしまいます。
全てを解決するためにも「断罪の微笑」と言う名の死の呪術をライラから取り除くことが出来るのか----?

ライラもカリーファもはっきり言って馬鹿です。そう言う所が読んでいてとてもイラっとします。
そして何より、カリーファが倒した国の王女(数々の非道な行いをしていた、そして自分が捕虜だった頃酷い目に合わせられた、としても)を捕虜とし、凌辱して自尊心や自我を傷つけ打ちのめして溜飲を下げるだなんて、お話の中の事とは言え最低の行為です。

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お伽話でもルールが無いと無茶苦茶になります

22人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

こおいうレーベルで言うのもなんだが、ご都合主義すぎるのはいかがなものかと…
そして主人公のヒロイン。作者は、無垢で美しい心を持っていたから大国の皇太子と結ばれた、と書きたいのでしょうが、それもやり過ぎていて、おつむの弱いかわいそうな女の子が運と美貌で幸せになった、とうがった見方をすればそう読めちゃうところが、読書をしていて大変つまらなかったです。
また、この物語の世界には「魔法」が無い世界なのに、(ヒロインに)都合良く「魔法のじゅうたん」や「妖精の守護(一種の魔法)」が出てきて興ざめでした。

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盛り沢山

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

藍花は10年前たった一人の肉親である歳の離れた姉を亡くし、孤児院で育った。姉は優秀な舞手であり、国お抱えの舞妓であったが、宮城で事件に巻き込まれ、藍花に王太子(現国王)への文を託して亡くなったのだった。長じた藍花も優れた舞妓を目指すようになっていた。
ある日藍花はちょっとしたごたごたを助けてくれた冴絃という男と知り合う。その後、宮城が催す祭で舞を奉納する舞姫を一般から募集すると知り、冴絃に舞の稽古を見てもらうこととなる。冴絃に対する気持ちにまだ気付いていない藍花だったが----。

藍花の姉が巻き込まれ多くの妃賓や王子公主が死亡した王妃ご乱心事件の真相や、藍花が祭で舞うことが出来るのかとか、「誰も愛さない。誰も愛せない」と言う冴絃と藍花との恋の行方など、盛りだくさんで面白かったです。

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ご都合主義的過ぎる展開にうんざり

21人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

全巻読了しての感想です。
ストーリーがご都合主義的に展開し、伏線的なモノも先が見えてしまい、途中で読むのをやめようかと思う作品でした。
主人公のヒロインも、作者は穢れなき心の持ち主だからお相手の皇子様に愛され大国の皇妃になった、と描きたかったのでしょうが、読者である私にはただの世間知らずの馬鹿か、おつむがちょっと足りないだけじゃんとしか思えませんでした。
お相手の皇太子殿下もかなりへたれで大国の皇太子としての自覚があるのか疑わしい言動にいらっとしました。
評価が星4だったので購入してみましたが、大外れ・・・とにかく私の好みでは無かったです。星4付いてるのが不思議です。

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不埒なマリアージュ 略奪の王子と祝福の姫君

不埒なマリアージュ 略奪の王子と祝福の姫君

2014/05/20 04:01

全体はコメディ調、でも決める所では決めます。

10人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

作者さんにしては王道系ですが、やはりヒーローの王子様は、美形・有能・剣の腕も立つ・ちょっと(かなり?)変わっているけど優しいetcなのですが、ものすごーく残念な王子様なのです。
大部分がコメディでシリアス部分も軽快なテンポはすらすらと読むことが出来ました。さすがは多作の人気作家さんですね。

美しく何事にも優れたその名が外国にも届いている異母姉姫。それに自分は何をやってもダメ、と思い込んでいるヒロイン。その上初恋の王子が姉と婚約したことで落ち込んだヒロインは一人湖で歌の練習をしていた。
その時突然現れたのが件のヒーロー・王子様。出会いから頓珍漢な上奴隷契約に間違えそうな、とんでもないプロポーズを受けて生国を後にすることとなった。最後に生国への想いを込めた「歌」を披露して。聞き苦しく拙いと、他人には決して聞かせないように姉がさんざん忠告してくれた「歌」を---。

不器用を通り越してしまい変になった、他人に解り難い優しさ・真面目さなどを持ったヒーローを段々と理解していくうちに自然とヒーローに魅かれていくヒロインの心情が自然に描かれていると思います。

この手のレーベルの話の筋書きや落ちは、最初からほとんど解ってるようなものですが、予想通りの結末にやはりスッとしますね。

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双子王子に甘く激しく愛されて

10人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

双子王子の兄・皇太子と婚約中のヒロイン。婚約者は節度を保ったスキンシップしかしてこない。そのことにヒロインは安堵と少しの不満を感じていた。何故なら婚約者には別の女性との恋の噂が流れていたからだった。
弟王子が留学先から帰国したことで、仲の良かった三人の関係が変化することとなる。弟王子はヒロインが兄王子の婚約者であることを知りながら、双子ゆえ兄と瓜二つな姿を使ってヒロインを騙してみだらな行為を仕掛け、二人はとうとう一線を越えてしまうのだった――婚約者同士ではないと二人とも分かっていながら。
二人の秘密の関係を何故か婚約者が知っており、いきなり激しく求められてしまうこととなる。ヒロインは、まるで弟王子に抱かれている時の様に感じてしまい激しく動揺してしまう。
ヒロインが愛しているのははたして兄王子?弟王子?
そして、双子王子の思惑とは?

エロ描写が比較的綺麗で読みやすかったです。ストーリーとエロの配分もちょうど良いと思いました。
他作品にはストーリーに関係ないエロシーンが多々見受けられるのですが、この作品ではきちんと話に絡んでいてとても良いと思いました。

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ボールルームへようこそ 1 (講談社コミックス)

ボールルームへようこそ 1 (講談社コミックス)

2014/05/14 02:52

ダンスホールのことをボールルームと言います

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

少年漫画によくあるストーリーです。
これと言ったモノが何も無い、どちらかと言えばいじめられっ子の平凡な少年が、あるスポーツに出会いその秘めた才能を開花させていく----。
で、この作品の面白い所は、主人公が出会ったスポーツが競技ダンスだったという所なのです。
「競技ダンス」を知らない人は、『女の子と手をつないで身体を密着させる、ちょっといやらしくてチャラチャラしたモノ』と思うかもしれませんが、それは大変な思い違いです!百聞は一見に如かず。主人公の血のにじむ様な努力をする姿は読者の心まで熱くします。そして、その努力が報われるて結果が出た時の爽快感で、グイグイと読者を物語の中に引っ張り込みます。
主人公のこれからの成長が楽しみです!!

なお、競技ダンスを知らなくても十分楽しめますが、知識がある方がより楽しめます。(どのスポーツ漫画にでも言えることですね)

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誘惑された花嫁候補

2014/04/18 01:08

お約束の大団円は良いモノです^^

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

王と親が内々に決めた婚約者(王子)に一方的に婚約破棄され理不尽な立場・状況に追い込まれたヒロインは、誹謗中傷から逃れるため、一時王都を離れ叔母の元に身を寄せることとなる。その土地では運命の出会いが待っていた。

ヒロインの悲哀・悲嘆に素直に共感できます。
そんな状況でも真っ直ぐに顔を上げ、虚勢ではあるけど毅然とした態度を崩さないヒロインが、健気で一緒に泣きたくなったり、頑張ってと励ましたくなったりーーー。
ヒロインの強さ優しさ賢さそして素直さ、彼女を構成する要素の全てが彼女の努力の上にあるからこそヒロインは人として魅力的であり、そしてこちらも人として魅力的な男性に出会い、愛されることができたのでしょう。

王都に帰ったヒロインに王家主催のパーティーの招待が。王に婚約解消の理由を説明いただければ全ての名誉を回復することが!
でもヒロインには名誉の回復より気にかかることがあった。彼の地で巡り合い将来を誓った彼からの連絡来ない事だった。
彼はいったい今何処にーーー。

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償いの調べ

2014/05/23 08:04

お話の「造作」が上手い、と

9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ヒロインが喪服のまま担ぎ込まれたのは修道院だった。彼女は両親と姉、家族全ての葬儀の場から逃げ出してきたのだった。
彼女が逃げ出して来たのは悲しみからだけではない。愛する人がフィアンセにと望んだ姉が死んだことを喜ぶ醜い心から逃げ出したつもりでいた。
修道女になって一生祈りを捧げて生きるつもりでいたヒロインを俗世へと引きずり戻したのは、姉の婚約者そして自分の初恋で今なお愛しいヒーローその人だった。
彼は、彼女に「君は私に償わなければならない。・・・嫌とは言わせない。私は君のせいで婚約者を失ったのだから。」そう言って、強引に身体を繋げたのだった---。

ヒロインが初めに見ていたストーリーと、しだいに明らかになっていく真実との違い。ネタバレになるので書きませんが、そこがとても面白いです。
Hシーンもお話にきちんと絡んでいて無駄なエロが無いと思いました。また、礼拝堂という神聖な場所で無理矢理なのに身体は喜んでしまうといシーンは印象的で象徴的な場面でした。

ヒーローの腹黒粘着もヒロインへの愛ゆえなのです。

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紳士達の愛玩

2014/07/28 21:12

歪んだ愛、壊れるヒロイン

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

男爵令嬢ロレッタは、バークリー伯爵の二人の息子ノアとロイに社交界デビューの日に出会ってから誰にも秘密の淫らな悪戯を強いられていた。
 男爵夫妻が多額の借金を残して死亡した。親友の伯爵令嬢オードリーの紹介で高級サロンで働くことにするが、そこは高級娼館だった。売りに出される寸でのところでノアとロイ兄弟に助け出される。
 借金の肩代わりと娼館からの見受け料の代わりにロレッタに求められたのは三人で愛し合って暮らしていくことだった。
 ロレッタは二人の男性を同時に同じように愛するようになって----。

 ヒロイン・ロレッタの年齢設定は19歳のはずですが、読んでいるともっと幼い印象がして、ロリものを読んでいるようでした。
 ノアとロイ兄弟のロレッタに対する執着愛を三Pモノとして上手く描かれています。ただエロシーンが少々長くて多いのはちょっと飽きてしまいます。
 ソーニャ文庫さんの「歪んだ愛は美しい」ですが、歪んでいるのはノアとロイの兄弟です。その愛によって壊れていくヒロインも良かったです。

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タイトルに工夫が欲しかった

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

狼レースの賭けに負けて見知らぬ仮面の男と一夜過ごすこととなってしまったライラは、家に代々伝わる薬でその夜の記憶を消してしまう。
 ライラの父も国王シアード相手に賭けで負け、秘伝の秘薬の処方箋を持っていかれてしまった。秘薬を売ることだけが傾いた家を救う手だてだったのに。
 そんな時お城から、シアード王の結婚相手を決める選考会に参加するよう通知が来た。処方箋を取り戻す絶好の好機と選考会へと参加する。そこにシアード王が現れライラに「一度こうして触れてみたかった」とせまってきて。
 ライラにだけ特別な態度のシアード王の本心が分からず戸惑うライラ。また、シアードの言動が一夜を過ごした仮面の男を思い出させて----。

 ヒロイン・ライラは一見遊び人のシアード王にどんどん心が傾いていくのに、シアードから「愛人になれ」等と言われて苦しみます。ライラは運命の悪戯で純潔を失ってしまったけれど、本当は心から愛し愛される人と添い遂げたいと思っているので、愛人という立場を受け入れることが出来ません。

 ライラのどんどんシアードに魅かれていく心や、でも好きになってはいけないと自分の気持ちを押さえようとするその切なさとじれったい感がとても良かったです。
 シアードもチャラ男かと思わせてカッコイイところを見せるなど、ヒロインと一緒になって好きになってしまいそうでした。
 エロシーンや文章全体の表現が綺麗な所も良かったと思います。

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三巻で物語が急加速、って感じ

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第3巻の事件は外交の絡んだちょっと派手目なお話です。
 読み出したらノンストップの面白さ。読み終わった時にはおぉと感嘆の言葉しかありませんでした。

 レティツィアの従姉姫が近隣国の第三王子に嫁ぐため結婚式外交へ出発します。が、そこには父王と確執のある国境将軍の異名を持つ騎士クレイグが、父王からの歩み寄りの結果レティツィア姫が女王に相応しいか内緒の試験管役として同行することになります。このクレイグはレティの次の十二人の円卓の騎士候補でもあり、レティにとっては願っても無いチャンスでした。
 外交と言っても結婚式でニコニコしているだけなんて言っていたのに、ことはすんなり運びません。花嫁が結婚相手じゃない恋人と駆け落ちしてしまったからです。
 外交問題を抱えているノーザルツ公の不審な態度と行動から彼が事件の黒幕と思われたが----。

 未来の女王としてヒロイン・レティシアがどうこの問題を解決するのか。3巻を読んでドキドキハラハラして下さい。

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虜囚

2014/05/20 05:02

真実さえ「歪む」愛

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「監禁」が先で姉視点、「虜囚」が後で弟視点です。
それぞれ単独でも楽しめますが、両方順番に読んだ方がより楽しめると思います。

双子の姉弟の、ドロドロの恋愛物語です。
読み手を選ぶ作品だと思います。
「監禁」の裏事情とも言うべき、弟が主人公です。
(男性が主人公って珍しいですよね?ソーニャ文庫さんやるねっ!と、勝手に期待していたんですがその後他のレーベルと大差無い作品ばかりですけどね)

弟バージョンを読むと姉バージョンでの真実が二転三転!
ますますハッピーエンドかバッドエンドかは、読んだ人しだいで変わります。
貴方が読んだストーリーは、・・・さあどちらでしょう?

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そのヒロイン、肉食系?w

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「いきなりラプンツエル」が姉サイドのお話で、そちらの方が先に刊行されているので、順番としては「いきなり~」から読んだ方が良いのかと思います。(私は「さらわれ~」から読んでしっまたのですが、その方が話の流れがよく分かって良かったと思いました。)
また、2冊とも読まなくてもメインストーリーに支障はないようにできています、のでどちらか1冊だけでも十分楽しめますが、2冊とも読んだ方がより一層楽しめます。

こんなヒロインは乙女系レーベルでただ一人!
ヒロインは片想いしているヒーロー様への愛が暴走し、とうとう彼を押し倒し、両手を拘束したうえことに及んでしまう!!処女なのにw気が弱くておとなしいお嬢さんなのにw愛の力恐るべしww

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