レイローズさんのレビュー一覧
投稿者:レイローズ
2013/11/28 18:25
眼から塩水w
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
四話入ってる短編集ですが、四作品ともほろりとさせられる秀逸な作品でした。特に四つ目の作品は「ラストはハッピーエンドになるはず!」と、思いつつも「あら、目から塩水が流れてるよw;;」この手のレーベルにしては良い意味でやられたって感じですね。
プリンセスハーツ11 ~大いなる愛をきみに贈ろうの巻~(イラスト簡略版)
2014/08/31 21:06
切ない結末かと思いきや
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
最終巻です。
ルシードに反抗したリドリスは自らの命をルシードに捧げる。メリルローズも消えゆく自身の身代わりをジルに押し付け、ルシードにパルメニアの王冠を授ける。
メリルローズとなったジルも短い人生をルシードと共にするが----。
皆が皆ルシードに大きなものを遺して去っていきます。とても切ないです。
ヘスペリアンだったジルもその運命を受け入れます。とてもとても切ないです。
でも、切ないままでは終わりません。読者が望むモノ、それはハッピーエンドです。そして見事にその望みを叶えてくれます。
ほっとする結末でした。
2014/06/23 20:35
恋愛要素は重要でない、と
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ソルヴェール国では周辺諸国も巻き込んで、人身販売組織フェンリルを捕縛しようとしていた。
その計画に商品として潜入した少女の恋人、ウィラード伯爵と商品を競落する客として潜入するマリアンネ女伯爵は、レティーツィアが次のナイトオブラウンドにと望んだ二人だった。
その二人がそれぞれの事情からレティの騎士となることと引き換えに出した条件は、レティーツィア本人が直接競売に参加し囮商品となった少女を必ず救出することだった。
危険の真っ只中に飛び込んだレティーツィアはただ一人でこの困難をクリア出来るのか----。
8巻は前巻でナイトオブラウンドが一人も誕生しなかったのを巻き返すかのように、第6席の騎士が二人も誕生します。
デュークとの恋も意外な進展が!
話がトントンと進んでいくので、読み始めたら止まりませんでした。引きも上手くて、次の巻が待ち遠しいです。
2014/06/20 15:36
友情は美しいね
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
レティーツィアとその騎士達は、6巻に引き続き、キルフ帝国の皇帝位争いに絶賛巻き込まれ中の7巻です。
そして、なんとこの巻新たな騎士は誕生しません。そしてそして、この物語には珍しく恋愛要素がちょこっとだけ動き出したりたりしちゃいます。
第四王子アルトールの登場で、謎はますます混迷の度合いを深める。彼はいったい誰なのか?そして、レティとその騎士達の働きのせいでキルフ帝国の皇帝の座に着いたのは----。
2014/06/19 22:53
ヒロインは人たらし
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
内政が混乱し内乱が起こりそうなキルフ帝国から建国祭への招待状がレティーツィアとノーザルツ公に届く。招待主はグラン山の山火事で既知となった将軍ワレリー・キリヤコフ。
けれどサインは彼のモノではなかった----。
政情不安なキルフ帝国でレティとそのナイトオブラウンド達、ノーザルツ公、イルストラ国第一王子ヴィクトル、そしてキルフ帝国皇帝の地位を狙う第一王子ミハイルと虐げられた第一王女アナスタシア、様々な人々の思惑・欲望・願いが絡み合い事件は起こる。このままでは戦争が勃発?
戦争をしない王になると白き医師団の青年に言った言葉をレティーツィアは守る事ができるのか----?
1冊に一人騎士が任命されるてます(2巻を除く)が、この6巻でもこれまた意外な人が第5の騎士に叙任されます。彼の心中を慮ると・・・w
またこの巻では「レティがなぜ戦争をしないのか」が語られますが、その言葉にじんとしてしまいました。
6巻までで恋愛成分はほぼ0ですが、無くても十分に面白いです。今後、無理矢理「恋愛」を盛り込むとお話のバランスを崩しそうなので、このまま行って欲しいです。
2014/06/12 16:15
ラブ&バイオレンス(?)
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
4巻では3巻から引き続き、熱波が国境の山を越え各地に山火事を発生させる。三国が領有権を主張するグラン山も火に包まれる。結婚式の帰り道からグラン山に急行したレティツィア一行は三国による救助等の活動を指揮することになる。が、ノーザルツ公国の食糧庫と言われるベルデン地方が焼けたという情報にレティツィアは公国への大規模な支援を決める。そして支援を国の決定とするために王都へアストリッドと二人で戻ることとする。
無事支援を取決め、災害対策本部となっているグラン山に物資や騎士達と戻ろうとするレティツィアにローエンシュタインの刺客がせまり----。
後半レティツィアとアストリッドが、落ちる、折れる、切れる、襲う、抉れる、等々。読んでいてもちょっと痛い場面の連続でした。
しかし、「人として~」とか「ポーラスターのような存----」とか、グッと来るところが満載でした。どんなシーンか気になった方は今すぐ読書を。
2014/04/07 02:08
ポセイドン好きにお勧め!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
神代、若かりし頃のポセイドンとアンフィトリテの馴れ初めのお話です。
敵対するモノ同士と知らず巡り合った二人。二人が真実を知った時、この恋の行方は――?
って、ギリシャ神話を知っている人には物足りないかもしれないですね。
もう一作は、神代の少年アポロンとヘルメスの冒険譚です。
二人の友情が微笑ましく、心温まるお話です。
少々癖のある画なので、好き嫌いが別れると思いますが、ギリシャ神話好きで画に抵抗が無ければ一度読んでみませんか?そこにはギリシアの神々の世界が待っています。
新Petshop of Horrors 12
2014/03/19 14:36
伯爵は永遠に
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
新宿歌舞伎町からはこれにてサヨウナラなのです。
最後に懐かしいあの方も出てきてくれて、そして相変わらず元気そうで本当に喜ばしいことです。
さて、次のスイーツが美味しい所ってどこでしょうね?でも、激マズスイーツの国米国に居たこともあるのだから(アメリカの菓子は不味いって食べてなかったけど^^;)、どこの都会でも美味しいスイーツの店を見つけてのんびりお茶していそうなのです。
そして我々店の常連は、D伯爵のペットショップが新装開店するのを楽しみに待つのです。
プリンセスハーツ10 ~たとえ遠く離れていてもの巻~(イラスト簡略版)
2014/08/31 00:13
遠く離れていても心が繋がっている二人です。
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ジルはヴィスタンシアを出てジギーの命を救ったという『墓場』の一つに行き、過去にけりをつける。
その頃ルシードは星教会とは異なる髪を戴くフォルトナム大聖山にお墨付きをもらおうと足を踏み入れていた。
それぞれが真実を少しずつ知っていく。しかし、二人の間の障害はまだまだいくつも待ち受けていた。
大公家の血を一滴も引いていないことが分かったルシードとそのルシードに弓を引いた人物は----。
ジルとルシード、二人の事だけでなく二人を取り巻く様々な人々の過去や真実が、ドンドンに明らかになっていくのが、とても読み応えがあります。
残り少なくなってきて色んな事が回収されたり、新たな謎が提示されたり、夢中で読んでしまいました。
プリンセスハーツ9 ~これが最後の恋の巻~(イラスト簡略版)
2014/08/30 16:39
離れていても繋がっている心、がイイ
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ジルは世界会議が開かれるヴィスタンシアへ、ルシードはパルメニア王冠の為にシングレア騎士団へと離れ離れになってしまうが、二人ともあの夜の熱を胸の中に秘めていた。
ヴィスタンシアでジルを待っていたのは、ジルの母親クラレンシースがヴィスタンシアのハクラン王の義姉であり妻であったアレットであり、ジルだけがクラレンシースの娘では無いという事実だった。
一方シングレア騎士団の本拠地に無事侵入したルシードを待っていたのは----。
ジルの過去が徐々に明らかになっていきます。ルシードはパルメニア王冠の最短距離に近づき、離れて頑張っている二人はとても応援してしまうこと間違いなしです。
二人がどうなるのか目が離せません。
プリンセスハーツ8 ~今宵はせめて夫婦らしくの巻~(イラスト簡略版)
2014/08/28 20:37
ルシードとジルの恋愛話もイイものです。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
アジェンセン大公夫妻ルシードとジルはナンセの一件でオズマニアの王と王太子から恨みを買っていた。また、、オズマニアの王太子雹王子ことオースにジルが偽物であることも感づかれていた。
パルメニア王位が転がり込んできそうな情勢にルシード達はシングレオ騎士団を攻略しようとするが、オズマニがそうはさせじと政略をしかけてくる。
各国の思惑が絡まる中、ヴィスタンシアでの法王行幸と世界会議開催が近づいてゆく----。
恋愛面で実にまどろっこしかった大公夫妻ルシードとジルに大進展があります。お互いが自分の心に気付きそして気持ちを確かめ合う----。色恋話の割合が少ないプリンセスハーツでこの8巻ではかなり踏み込んでいて面白いです。
アリーズZERO〜星の神話〜 3 (PRINCESS COMICS)
2014/06/27 01:27
生まれ変わっても愛をつらぬく、て素敵です
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
神代のお話もお最終巻です。ファンとしては残念ですが、3巻も相変わらず麗しい神々の世界を楽しませてもらいました。
1話目は、アフロディーテのアレスへの純愛が描かれています。一般的に知られているギリシア神話とはかなり違いますが、冬木るりかさんらしい素敵な悲恋モノに物語に仕上がっています。
2話目は、レアが夫、全能神クロノスからいかに末息子ゼウスを隠して育てたか。また、ディオニュソスのとゼウスの関係も明らかになります。女神ヘラのゼウスへの偏愛の根源が語られます。
そして第3話、ベルセフォネーが冥府の王妃になって間もない頃、ハデスが「デメテルの娘」ではなくベルセフォネー自信を愛し始めていくが----と言うお話です。
2話と3話を読んだら現代編を読みたくなること、間違いなしです。
アリーズZERO~星の神話~ 2
2014/05/20 05:49
ポセイドン好きにお勧め!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
神代、若かりし頃のポセイドンとアンフィトリテの馴れ初めのお話です。
敵対するモノ同士と知らず巡り合った二人。二人が真実を知った時、この恋の行方は――?
って、ギリシャ神話を知っている人には物足りないかもしれないですね。
もう一作は、神代の少年アポロンとヘルメスの冒険譚です。
二人の友情が微笑ましく、心温まるお話です。
少々癖のある画なので、好き嫌いが別れると思いますが、ギリシャ神話好きで画に抵抗が無ければ一度読んでみませんか?そこにはギリシアの神々の世界が待っています。
将国のアルタイル 14 (シリウスKC)
2014/05/15 11:57
反帝国同盟vs帝国
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
戦闘は激化するも、反帝国同盟の思惑通りへと進んで行きます。
主人公マフムート・パシャも活躍しますよ。
下っ端兵士がまるで無意味に命を落としていく様は、今現代の戦争の惨たらしさと無意味さに共通のものを感じさせられました。