紫金山・アトラス彗星を捕獲!
世間を騒がせている、あの!紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)
私も虎視眈々と狙ってました!笑
去年の今ごろはマイナス等級だの大彗星だのとチヤホヤされてましたね。
そんなに凄い彗星なら今度こそ星景写真で!と、私はこの春先に星景写真としての撮影地の選定を済ませてありました。
あとは秋を待つばかりと、カウントダウンが始まりました。
が、初夏頃に情報筋からの報としては経過は芳しくなく…
とりあえず”大き目な彗星”と言うことに落ち着いた感もあります。
しかし彗星はお化け(?)
この先、西に周って大化けするでしょうか?
ということで、狙った結果を以下の通りとなりました。
一枚撮り星景写真風?
山がシルエットでこれのどこが星景写真か?こんな黒いの切っちまえ!とお嘆きのそこのあなた!笑
この真っ黒なシルエットは八ヶ岳の阿弥陀岳付近(赤岳のキレット付近)なのです。※
つまり写真下部は八ヶ岳の中腹付近になるのですが、よーく見て下さい。
※ここからだと阿弥陀岳が前衛となり赤岳は見えない
白いモヤモヤが漂ってます。
これは八ヶ岳麓名物”麓に漂う雲海”の一部なのです。
こうして少しでも天体と地球の風景を一緒に収めようとする涙ぐましい努力。
これぞまだ見ぬ地元の星空風景写真家として真骨頂な表現なのです!(別名:強引なこじつけ・笑)
こういう感じ↓(これは別日、イメージ)
そんなことよりも彗星はどこに行った?と、お嘆きのそこのあなた!笑
1枚目を大トリミングでこんな感じです。
朝方で既に空がだいぶ明るくなっています。
こうなると、ありがちな彗星核に丸い光芒かな?と思ったですが、しっかりと尾っぽもありました。
液晶モニターでのそれでも尾は見えて、まぁまぁ感動しました・笑
実は200㎜望遠レンズに慣れていないため、固定撮影で天体を点状に写すための設定を反映忘れました。
常用の100とか135だと頭にインプットされているので、こういう時に自然と手が動くというか、注意が働くのですが…
ちょっと露出掛けすぎて核が少し伸びてしまいました・笑
あと一枚(?)何か工夫はないか?と、加算平均合成用にコマを稼ぎました。
10コマを彗星基準で加算平均合成、フォトショップで強調、トリミングで何となく尾っぽも伸びたかな?
ムラのように見えるのは雲とか大気の影響だと思います。
こんな感じで早朝を駆け抜けた彗星…いや、私なのでした。
平日5時は出勤のために朝の準備をしている時間帯です。
こんな慌ただしい最中の天文現象は勘弁して欲しいですね・笑
撮影データ
カメラ:EOS X9(HKIR)+HEUIBⅡフィルター
レンズ:Asker ACL200
設定:f4.0/ISO800/SS1.6秒(一枚撮り)、1.3秒(加算平均用)
レタッチ:camera raw/フォトショップ2024
撮影日2024年9月26日
| 固定リンク
「星景写真」カテゴリの記事
- ゴー!オリオン2024(2024.12.15)
- 紫金山アトラス彗星 ~日常の中の8万年~(2024.10.23)
- 紫金山アトラス彗星と山小屋と大天狗(2024.10.03)
- 紫金山・アトラス彗星を捕獲!(2024.09.28)
- 早朝と朝のタカトオコヒガンザクラな星空風景 2024年版(2024.04.14)
コメント