最近,どうもVCHアンテナの調子がよくないので,そのチェックのため,自宅から徒歩で行ける,広島市西区(JCC#3501034)の太田川放水路河川敷に行ってきました。
自宅で各部の導通を調べたところでは特に異常は見あたらず,目視でもコイルなどに問題がないか確認してみましたが,異常はありませんでした。
河川敷で,いつものように,カメラ用三脚を使って,VCHアンテナをセット(タップは,7MHz用の一番上を使用)して,アンテナアナライザーを使って,SWRを調べてみました。そうしたところ,とんでもなく高い値でした。タップをいろいろと動かしたりしてみましたが,まったくだめです。そこで,もう一度セットしたアンテナをよく見てみましたところ,タップの回し方が下の写真のように(上から見て右回り,時計回り)なっていることに気づきました。
この状態は間違い
あれっ,これなんか逆じゃない?と思って,タップをとるためのケーブルを逆回し(上から見て左回り,半時計回り)にしました。
次の写真の状態です。
この状態が正しい
これでやってみたところ,タップが一番上の状態で,7MHzのハムバンドのすぐ下で同調しており,CWバンド全体でのSWRが2以下,通常よく使う7010kHz前後は,1.5以下でした。
もう一つ,いろいろやってみて気づいた点がありました。
ローディングコイルから下りてきている「中エレメント」と地上にはわせる「地上エレメント」ができるだけまっすぐになるようにのばすのがポイントということです。
この「中エレメント」と「地上エレメント」の間に給電点があるわけですが,この給電点部分を真上からみた状態で,両方のエレメントに(下の写真のように)角度を持たせるとSWRが高くなってしまいました。
この状態ではSWRが高くなる
この両方のエレメントはできるだけ直線的に配置したほうがSWRがいいようです。
これらの2点について正しくやりましたところ,10MHzについては,10MHz用タップのうち,上のタップの使用で,測定結果は以下の通りでした。
同様に,14MHzでは,14MHz用のタップのうち,下のタップを使ったところ,測定結果以下の通りでした。
もちろん,地上エレメントは折り返して半分の長さにします。
ということで,アンテナに問題はなく,私の使い方が問題だったようです。
正しく使えば,SWRは問題なく下がっています。
せっかくなので,この河川敷からこれで運用してみました。
無線機は,Elecraft KX3(出力5Wに低減),電源は内蔵のエネループです。
途中で,15時56分頃,クラスターに載せていただいたおかげで(Tnx. JA1OJA局),その後は,かなり連続的に呼ばれ,30分あまりで,合計21局と交信できました。帰ってきたRSTレポートは,1局だけ559でしたが,そのほかは皆599であり,交信した感触でも以前同様しっかりと飛んでいるという印象でした。
ということで,今回改めてチェックしてみたところ,アンテナの問題ではなく,その使い方,具体的には,設置方法に問題があったようです。
今後は,
・タップは,上から見て左回りでとる
・中エレメントと地上エレメントができるだけまっすぐになるように設置する
の二点に注意したいとと思います。
交信いただいた各局,どうもありがとうございました。
また聞こえておりましたら,是非交信いただきますようお願いします。
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