本年6月にオープンの新店。
店内は壁に向いた八席のカウンター。
四人掛けのテーブルが三卓、
二人掛けが一卓。
11:00の入店で先客は二。その後、
食べ終わって出るまでの来客は一。
帰り際に店頭に置かれているA看板を見れば、
営業時間は10:00~となっている。
券売機は入り口正面でタッチパネル式。
電子決済にも対応。
食したのは、
モンタ麺+中盛。
値段は1,100+100で1,200円。
食券を渡す時に
「麺硬め」だけをお願いする。
4分ほどの待ちで供された一杯。
スープの色味を含め{家系}の意匠に違いはないが、
少し違っている感。
葱が多めで存在感があるのが要因か。
ずいぶんとたっぷり。
ホウレン草はくきくきとした歯触り。
海苔は黒々とし厚く、香り良いものが六枚。
この六枚も異色。
チャーシューはトランプ大のロース肉が二枚。
箸で持ち上げると、ほろっと崩れるほど軟らか。
玉子は黄身がとろんと流れる茹で加減。
その黄身も赤みを帯びている。
麺は中、やや細、ストレート。
一本は短め。
表面はつるんとし、ずるっと啜れば
そこまでの硬さはなく、もっちり寄りの噛み心地。
歯が通る瞬間に麦の味も流れ出す。
量は200g強はあり。
スープは茶濁し、表面には油が厚めに。
僅かにとろみ。
食べ終われば唇の回りはぺたぺたに。
がつんと来る醤油の強さは無く、
豚骨の匂いあれど刺々しい味ではない。
出汁の旨味抑え目で
全体的には軟らか。
{家系}には違いないのだが、
かなり「豚骨醤油」に近い印象。
葱を追い掛けながら八割ほどを飲んでしまう。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
直近では、強めの{家系}ばかりを食べていたので、
却って新鮮に感じた一杯も、
記憶の片隅にある懐かしさも思い起こされる。