私は、タバコをやめて以来、出勤前のちょっとした時間の過ごし方がわからず、ギリギリまで駅のホームでボケッとしています。
いつも座っているベンチに、いつからか、毎日同じ人が座っていることに気付きました。
まぁ、相手からすれば私がそういう風に見えるでしょうし、通勤なんて同じ顔と毎日の様に会うわけですから、特筆すべきことでもないのかもしれません。
その人の特徴的なところは、駅のホームで、女子高校生と落ち合うところです。
島式ホームで、反対方向の電車に乗ってやってくる高校生は、おそらく、年齢的にその人の孫でしょう。
しかし、そのまま2人でどこかに行くというわけではなく、何かを渡したり、声をかけたりして、その会合は数秒で終わります。
どういう事情があるのかな、と、つい考えてしまうのですが、会った瞬間の二人は、楽しそうな顔をしているので、余計な詮索をせず、よい光景だ、と受け止めたいです。
いろんな生活の形があるなぁ、と。
私も、他人から見たらそのように「?」が浮かぶ生活をしているのかもしれない。
毎朝、駅のホームでボケッとしている様子は「?」というより、どこか哀愁がただよっているかもしれませんけどね。