当ブログは広告・PR・アフィリエイト等を含みます。
------------------
狂歌百鬼夜興
------------------
『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画]
大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース
※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース
※以下、赤字の書入れは筆者。
【原文】
▢舐《な》め女
【解説】
舐め女を、客を騙してメロメロにする遊女に例えた狂歌です。
------------------
狂歌百鬼夜狂
------------------
『狂歌百鬼夜狂《きょうかひゃっきやきょう》』[天明五(1785)年刊、平秩東作《へづつとうさく》編]狂歌百鬼夜狂 / へつゝ東作 [編]
狂歌百物語
---------------
『狂歌百物語《きょうかひゃくものがたり》』[嘉永六(1853)年刊、天明老人尽語楼《てんめいろうじんじんごろう》編、竜斎正澄《りゅうさいまさずみ》画]
※富山大学附属図書館ヘルン文庫所蔵 富山大学学術情報リポジトリ
【解説】
ベロンと長い舌で油を舐めるのでしょうか。
---------------------
---------------------
※Wikipediaより
『絵本小夜時雨』[享和元(1801)年刊、速水春暁斎作]
【原文】
阿州《あしう》の奇女
阿波《あは》の国に然《さ》る豪家《がうか》の娘《むすめ》、器量《きりやう》諸人《しよにん》に勝《すぐ》れしが、如何成《いかな》る因果《いんぐわ》にや、唯《たゞ》、男《おとこ》を舐《ねぶ》るの癖《くせ》有《あ》りと、言ゝ囃《はや》しけるが、或《あ》る若者《わかもの》、彼《かれ》が容色《ようしよく》ニ愛でゝ媒人《なかだち》を頼ミ、彼《か》の家《いへ》に入家《にうか》し、既《すで》に閨房《ねや》に入りけるが、娘《むすめ》は軈《やが》て聟《むこ》を捕《と》らへ、面《おも》てより足先《あしさき》まで悉《こと/゛\》く舐《ねぶ》りけるに、その舌《した》ざら/゛\と猫《ねこ》の舌《した》の如《ごと》くにして、堪《こら》へ難《がた》く、早《はや》/゛\逃《に》げ帰《かへ》りぬ。
夫《そ》れより此《こ》の女《おんな》を猫娘《ねこむすめ》と異名《いみゃう》せしとなり。
【現代語訳】
阿波国《あわのくに》[徳島県]のヘンな女性
阿波国のある金持ちの家の娘は、顔立ちは人よりも良かったのですが、どういう前世の報《むく》いがあったのか、「ひたすら男を舐める癖がある」と、しきりに噂されていました。
しかし、ある若者が、この娘の美貌にイチコロになり、仲人を頼んで、この家に婿入りしました。
早速、寝室に入ったのですが、娘はすぐに婿を捕まえて、顔から足先まで残らず舐め尽くしたのでした。
その舌はザラザラと猫の舌のようで、婿は耐えることができず、すぐに逃げ帰ったのでした。
それから、この女性は、猫娘と呼ばれるようになったということです。
【解説】
----------------------
僕は舐め男だよヾ(๑╹◡╹)ノ"
知ってる、知ってる、風呂の垢《あか》とかを舐める妖怪だよね
ヾ(๑╹◡╹)ノ"
◆北見花芽のほしい物リストです♪