いじめに悩む子供や保護者を学校外の立場から支援するため、福岡県が2023年11月に開設した「いじめレスキューセンター」に、24年2月までの4カ月間で延べ487件の相談が寄せられたことが分かった。3月28日に県庁で開かれた県総合教育会議で県が発表した。
県こども未来課によると、487件のうち相談実件数は150件で、そのうち112件がいじめに関する相談だったという。112件は、小学校43件▽中学校26件▽高校38件▽特別支援学校1件▽高等専門学校1件▽不明3件--だった。
相談では、私立中学の生徒の不登校に関して、学校側が当初、友人間のトラブルが原因と捉えていた一方、同センターが介入したことで、学校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として調査を始めたケースなどがあったという。
この記事は有料記事です。
残り253文字(全文598文字)