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空自、宇宙専門部隊を大幅改編 「宇宙作戦団」新設、要員は倍増

宇宙作戦群の新編行事で鬼木誠副防衛相(左)から隊旗を授与される群司令の玉井一樹1佐(当時)=東京都府中市の航空自衛隊府中基地で2022年3月18日午後3時11分(代表撮影)
宇宙作戦群の新編行事で鬼木誠副防衛相(左)から隊旗を授与される群司令の玉井一樹1佐(当時)=東京都府中市の航空自衛隊府中基地で2022年3月18日午後3時11分(代表撮影)

 防衛省はスペースデブリ(宇宙ごみ)や不審な人工衛星の監視など、宇宙空間の安全保障に携わる航空自衛隊の大幅な部隊改編を計画している。全体を束ねる上級部隊として「宇宙作戦団(仮称)」を新設するほか、監視衛星の運用など任務拡大を踏まえ部隊を改編。要員を約670人に倍増する。2025年度予算の概算要求に関連予算約122億円を計上した。

 空自の宇宙専門部隊は20年5月、府中基地(東京都)を拠点に約20人態勢で発足。監視システムを運用する「第1宇宙作戦隊」や衛星に対する電波妨害を把握する「第2宇宙作戦隊」などの5部隊を府中基地と防府北基地(山口県)に配置し、上級部隊の「宇宙作戦群」が取り仕切っている。

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