弾劾か辞任か…尹大統領の今後は 与党も反発、高官・全閣僚は辞意

韓国国会周辺に動員された兵士ら=ソウルで2024年12月4日午前0時34分、日下部元美撮影
韓国国会周辺に動員された兵士ら=ソウルで2024年12月4日午前0時34分、日下部元美撮影

 「違法な戒厳と内乱行為はとても看過できない」。韓国国会の野党6党は4日午後、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による3日夜の「非常戒厳」宣布が憲法違反に当たるとして、弾劾訴追案を国会に提出した。

 韓国の憲法は、大統領が戒厳令を出せる要件として「戦時やそれに準じる国家非常事態」において「兵力で対応したり公共の秩序を維持したりする必要がある」場合と規定している。最大野党「共に民主党」は「いかなる要件も守っておらず、明白な憲法違反だ」と主張。「内乱行為であり、完璧な弾劾の理由となる」と指摘する。同党は、尹氏や金龍顕国防相らを内乱罪で告発する方針も明らかにしている。

 国会(定数300)で弾劾訴追案…

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