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能登被災地に「希望の灯り」 神戸の支援団体が来年3月に設置へ
2024/12/26 12:00 1304文字能登半島地震から1年を迎えるのを前に、阪神大震災からの復興を願って神戸市に設置されたガス灯を石川県輪島市にも建立する取り組みが始まった。ガス灯の形状は能登の観光名所をイメージしており、2025年3月の設置に向けて支援を募るクラウドファンディング(CF)を実施している。 ガス灯のモチーフになったのは
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兵庫・斎藤知事告発問題おさらい 始まりは4枚の匿名文書
2024/9/26 10:16 2044文字兵庫県政を揺るがす文書告発問題を巡り、県議会(定数86)から不信任決議を全会一致で突きつけられた斎藤元彦知事(46)。斎藤氏は26日午後3時から県庁で記者会見を開き、失職を選んだ後に出直し知事選に出馬する方針を明らかにする。注目の会見を前に、異例の経緯をたどった問題をおさらいする。 ◇不受理になっ
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「退職願は受理しない」 手続き軽視の兵庫副知事、決裁前に通告
2024/9/19 06:00スクープ 1127文字兵庫県の斎藤元彦知事(46)がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、いったん認めた元県西播磨県民局長の男性(7月に死亡)の3月末での退職について、正式な決裁を経ずに片山安孝副知事(当時)らが取り消していたことが明らかになった。当時は告発者の特定を進めていた初期段階で、事情聴取に元局
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「誰に聞いたんや、名前言え」 兵庫副知事、強権的聴取の一部始終
2024/9/17 16:00 1879文字「誰から聞いたんや。全部名前言え」。兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、告発文を作成した元県西播磨県民局長の男性(7月に死亡)に対する片山安孝副知事(当時)の事情聴取の詳細が関係者への取材で判明した。人事権を盾に強い口調で繰り返し「自白」を迫っており、公益通
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告発者に「究極のパワハラ」 公益通報軽視の兵庫知事、三つの過ち
2024/8/30 15:01 2110文字兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑を文書で告発した県職員の懲戒処分の経緯について、疑義が続出している。告発者は、告発文を県議や報道機関に送付した時点で公益通報者保護法の保護対象となる可能性もあったのに、知事の意向を受けた県幹部らが処分を急いだ状況が表面化したためだ。専門家は、少なくとも三つの問題点があ
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「お土産がない遠足には行かない」 兵庫県知事巡る疑惑で新証言
2024/8/23 05:01 1046文字兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委)が県職員を対象に実施したアンケートには、疑惑の一つとされるプロ野球・阪神、オリックスのリーグ優勝記念パレード(2023年11月)に向けた資金集めに関する証言も多数寄せられた。「担当者から
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「株式会社」の看板だった神戸ワイン 存続かけ「白鶴」が事業継承
2024/8/14 11:00 2149文字神戸ビーフと合わせて楽しむワインを――。こんなコンセプトで、官民一体となって1984年に誕生した神戸ワインの製造・販売が、神戸市の第三セクターから大手日本酒メーカーに継承される見通しとなった。バブル景気やワインブームと相まってブランド力を高め、「株式会社神戸市」と称された都市経営策の看板商品だった
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「株式会社」の看板だった神戸ワイン 存続かけ「白鶴」が事業継承
2024/8/12 16:15 0文字 -
兵庫知事、側近次々と去り県政停滞 職員の関心は「いつ辞める?」
2024/8/2 21:00 1555文字「もう限界。知事が辞めない限り、立て直しは無理なのでは」――。兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題に絡み、副知事ら県幹部が次々と不在となる事態に陥っている。施策の推進にも影響が出ており、現場からはため息が聞こえてくる。2日は、県議会の調査特別委員会(百条委)が知
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パワハラ、優勝パレード不正…兵庫県知事が否定する七つの疑惑とは
2024/7/13 05:00 1569文字パワーハラスメントにプロ野球の阪神・オリックス優勝パレードを巡る不正……。兵庫県の斎藤元彦知事を巡る疑惑が内部告発された問題は、告発者の元県幹部が急死し、知事の最側近でナンバー2の副知事が引責辞任する事態に発展した。知事が一貫して事実関係を否定する七つの疑惑とはどのような内容なのか。 「斎藤元彦兵
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知事選の遺恨が再燃? パワハラ疑惑で混迷の兵庫県 水面下で何が
2024/6/13 18:43 1776文字車止めで下車して会場まで20メートル歩かされた知事は部下を叱責した――。兵庫県の斎藤元彦知事を巡るパワーハラスメント疑惑などが、県議会の百条委員会で追及されることになった。元幹部職員による告発について、知事側は「事実無根だ」と強気の姿勢を崩さなかったが、かえって議会側の不信を招くことになった。 ◇
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手を取り合って復興へ 疲れたハート癒やす神戸仕込みのクッキー
2024/5/30 11:00 1667文字笑顔の2人が握手する様子をデザインしたハート形のクッキーが、能登半島地震の被災地で販売されている。製造するのは、石川県穴水町に10坪ほどの自宅兼店舗を構える小さな洋菓子店だ。パティシエになる夢を実現し、修業後に帰郷した店主はクッキーに願いを込める。「地震を通して広がった人との縁がずっと続きますよう
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住まい確保難航、長引く避難 公営も被災、用地も不足 能登地震
2024/3/31 18:09 1446文字能登半島地震で自宅を失った人の住まいの確保が難航し、避難生活の長期化を招いている。応急的な住まいとなる公営住宅も被災するなど、被害が激しかった地域ほど状況は厳しい。建設型の応急仮設住宅は整備に時間がかかるうえ、希望者が供給数を上回る。避難者は3月26日現在、8217人を数える。 住宅被害が約1万4
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記者の目
阪神大震災29年 「生の被災記憶」、次世代へ=山本康介(神戸支局)
2024/1/17 02:00注目の連載 1888文字能登半島地震は津波や大規模火災、土砂崩れなどこれまでの巨大地震で見られた被害も複合的に発生し、備えの大切さを改めて浮き彫りにした。その前提となる被災体験は世代を超えて共有されているだろうか。阪神大震災から29年を迎えたのを機に、その可能性と難しさを探りたい。 年の瀬の2023年12月27日、神戸親
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「震災を知らない」中3が小学生に授業 神戸でつなぐ記憶のバトン
2024/1/14 09:15 1371文字阪神大震災(1995年)の継承が課題となる中、神戸市の中学3年生が当時の被災状況を小学生に伝える取り組みを進めている。17日で発生から29年を迎える大災害は人ごとだと思っていたが、震災を経験した人から話を聞くことで、これまで抱いていた心境は変わった。「震災を知らない世代」が被災者から託されたバトン
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石川・輪島の大規模火災 木密地域のリスクあらわ 解消にネックも
2024/1/6 18:29深掘り 875文字石川県輪島市で起きた大規模火災は、木造住宅密集地域(木密地域)での火災リスクを浮き彫りにした。木密地域は首都圏や京阪神などの都市部も含めて全国に点在し、各地で対策が進む。一方、専門家は完全に解消する難しさも指摘する。 木密地域では巨大地震の際、大規模火災による甚大な被害が繰り返されてきた。関東大震
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有料化に分散開催… 530万人が足運んだ「ルミナリエ」はどこへ?
2023/12/24 18:00 1369文字冬の夜空を無数の光が照らし出す阪神大震災の追悼イベント「神戸ルミナリエ」が様変わりする。初めて1月に開催されるほか、会場の分散化や象徴として親しまれてきた光の回廊の有料化も導入される。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりに復活する光の祭典に何が起きているのか。 ルミナリエは犠牲者の鎮魂と復興を願い、
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有料化に分散開催… 530万人が足運んだ「光の祭典」はどこへ?
2023/12/24 18:00 0文字 -
戦時下の動物園演じ、平和伝え20年 神戸の市民団体が活動に幕
2023/8/9 06:45 1583文字子どもたちに平和の尊さを伝えようと、太平洋戦争を題材とした演劇の製作などに取り組んできた市民団体が7月、約20年の活動に幕を閉じた。「後世の子どもたちにも違う形で伝え続けられれば」。そんな思いで演劇のストーリーを編集した1冊の絵本は、10年の時を経て被爆地にも届けられた。 「あっという間ですね」。
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「苦しみ理解してない」 生活保護費受給者ら失望 高裁で逆転敗訴
2023/4/14 21:09 867文字生活保護費を引き下げた国の判断を全面的に容認した14日の大阪高裁判決。裁判所の前には「不当判決」「司法の職責放棄」と書かれた紙が掲げられ、受給者や弁護団らからは失望や怒りの声が相次いだ。 「ここまでひどい判決とは思わなかった。裁判長は私たちの苦しみを全く理解していない」。原告の一人として名を連ねた
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