中川家・礼二 M-1 2024・舞台袖の芸人たちの共闘姿勢を見て「時代が変わった」と思った話

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中川家・礼二さんが2024年12月27日放送のニッポン放送『中川家 ザ・ラジオショー』の中でM-1グランプリ2024を振り返り。審査員として参加したM-1で舞台袖や裏の出場芸人たちが一緒に闘う姿勢でお互いに高めあっている姿を見て「時代が変わった」と感じたことを話していました。

(中川剛)あとはなんですか?年末恒例はやっぱり、M-1グランプリですか?

(中川礼二)そうですね。M-1グランプリ。

(中川剛)僕は予選からしっかり。

(中川礼二)予選って、敗者復活?

(中川剛)敗者復活からしっかり見てましたね。最初から最後まで。楽しかったですね、M-1グランプリ。

(中川礼二)M-1ね、たしかにそうですよ。

(中川剛)ただオープニングは……なかなか始まれへんねんけど。あれはどういうあれなんですかね? 煽りV。

(中川礼二)でもね、あれが好きな人も多いらしいねん。

(中川剛)ああ、そうなん?

(中川礼二)やっぱりあれを見てから「よし、漫才を……」って。僕らは出る側の人間やから、ああいうのはなるべく省いて……。

(中川剛)省いてほしい。

(中川礼二)もうこの緊張を早く解いてほしいから、さっさと出たいっていうのが芸人なんです。

(中川剛)出演者はね。でも見る方はそれも見たいねや? 昔のVとか。

(中川礼二)見たい。

(中川剛)我々もね、あれは30歳ぐらいですか? 今と全然違いますけどね。

(中川礼二)違う。ほんまにびっくりですよ。

(中川剛)若いですよね。

(中川礼二)俺らの時ってみんな、会話なかったやん? ほんまに。仲悪くはないんやけど。もう今なんか、ちょうど僕が審査員で出ていく手前でファイナリストが入ってくるのよ。スタジオの袖に。みんな、すごいで? 握手して、ハグしてんねんで?

(中川剛)ええっ?

スタジオ袖で握手やハグをする芸人たち

(中川礼二)もう、びっくりして。すぐ、前のやすともの姉ちゃんに「姉ちゃん、見て、ほら。時代、変わったで?」って。「しゃあっ!(拍手)」みたいな。

(中川剛)嘘やん。「一緒に」みたいな?

(中川礼二)そう。「おうっ!」って。ハグ、ブワーッ抱きついてもうびっくりした。もう全然、違うわ。時代がちゃうわと思って。ちょっとまあ……なんやろ? ショックな面もあるわな。なんか。

(中川剛)今から戦う選手たちが抱き合ってる?

(中川礼二)そう。だからそんな意識ちゃうんやろな。もう戦うとか。もう全員で……敗者復活を含めて10組か。もう全員でみんなで「楽しもうぜ!」「おうっ!」みたいな。

(中川剛)ほー!

(中川礼二)もうここ数年はそんな感じ。

(中川剛)「あいつらは敵だ」みたいなのは、ないわけ?

(中川礼二)全くない。だって帰って行くやんか。演者が。帰っていったら、本番では聞こえてへんけど、もう現場で聞こえんのよ。もう裏で「おおーっ! ナイス!」とか。すごいよ。もうスポーツや。

(中川剛)チームで戦ってるみたいな?

(中川礼二)戦ってるみたいな。

チームで戦っているような芸人たち

(中川剛)ほー、えらい時代が変わったなー。時代やなあ。

(中川礼二)フハハハハハハハハッ! それ、よう言うけど(笑)。

(中川剛)ごめん、ごめん。これが言いたかったら言っただけ(笑)。

(中略)

(中川剛)こちら、Xに来てました。「M-1って今はもうオリンピックで言うとスケートボードみたいな感じ」。ああ、なるほど! 「イエーッ!」みたいな。スケボーも抱き合ったりして。敵味方関係なくね。ああ、そうかもしれん。

(中川礼二)なんか「国を背負ってる」みたいなのが別にないもんね。もう楽しくっていうね。お祭り感。

(中川剛)お祭り感ね。でもいいと思う。年に1回のことやからね。

(中川礼二)そう、そう、そう。いや、本当に。

チャンピオンを競い合うライバルでありながらも、相手のミスを望むのではなく、お互いに高めあっている出場芸人の方々。リスナーさんからの「オリンピックのスケボーなどの競技みたいですね」という投稿もありましたが、まさにそんな感じのノリなんですね。中川家ややすともさんの世代からは「時代が変わった」と感じられてしまうのも仕方ないかもしれませんが、これはこれでさわやかでいいと思います!

『中川家 ザ・ラジオショー』2024年12月27日放送回

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