グローバル化が進む昨今、
「ビジネス英語を身につけて仕事のチャンスを増やしたい」
「将来は海外で働いてみたい」
と考えている方、多いのではないでしょうか。
そんな希望のハードルとなりがちなのが、英語力です。
自分の英語力に自信がないからと諦めてしまっている人にオススメしたいのが、
ビジネス英語留学です。
今回は、ビジネス英語留学とはいったい何なのか、普通の留学とはどう違うのかについて、まとめていきます。
語学学校の選び方
「ビジネス英語留学をする」と決めた場合、どのようにして留学先を決めればよいのでしょうか。
ビジネス英語留学の特徴
語学学校の選び方の前に、まずはビジネス英語留学の特徴について説明します。
ビジネス英語留学の特徴は、目的が明確なことです。
一般的な留学だと、「英語の上達のため」という漠然とした目標設定になりがちです。
その一方で、ビジネス英語留学の場合には具体的な目標設定が求められます。
「昇進に必要なだけの英語力アップがしたい」や
「海外で働けるだけの英語力を身につけたい」など、目的がはっきりしています。
目的がはっきりとしている分、学ぶべき英語の種類も明確です。反対に言うと、これらの目的があいまいなままだとビジネス英語留学は成功しづらいのが現状です。
ビジネス英語留学の語学学校を選ぶ方法
ビジネス英語留学で語学学校を選ぶ際に重要なのは、留学の目標です。
大抵の語学学校は、複数のコースを設けています。自分の目標に適したコースを開講している学校を選ぶことが、ビジネス英語留学を成功させるカギです。
一般的なビジネス英語を学びたい場合は、それに該当するコースのある学校を選びます。
言語だけでなく、ビジネスマナーも一緒に学べるようなコースを用意している学校もあります。
職種に合わせたビジネス英語を学びたい方もいるでしょう。
例えば、IT系のビジネス留学であれば、ビジネス英語やIT業界で必要な英語に加え、プログラミングなどのプラスアルファな学びが可能な学校もあります。
他にも、医療系の専門用語を中心に学べる学校もあります。
どのようなコースがあるのかは、学校ごとに異なっています。
まずは、「なぜビジネス英語留学をしたいのか」目標を明確にしましょう。
それに合わせて、目標達成に適したコースを開講している学校を探してみてください。
社会人向け留学先としてのフィリピン
近年、社会人向けの留学先として注目を集めているのが、
フィリピンです。
特にセブ島は人気を集めています。
なぜフィリピンがビジネス英語の留学先として注目されているか、3つの理由をご紹介します。
短期間で英語を習得しやすい
フィリピンの語学学校はよく、「スパルタである」と言われています。
一日6~10時間ほどのコマ数を設けている学校が多く、他の国の語学学校と比較すると一日の学習時間が長いです。
授業外でも母国語が禁止だったり、頻繁にテストを行ったりする学校も少なくありません。
その上、外出禁止や門限などのルールを定めている学校が多く、プライベートの時間も縛りがきついと言われています。
このような環境で集中的に英語の学習ができるため、短期間で英語を習得するにはぴったりな環境と言えるでしょう。
費用が比較的安く済む
留学先を検討する際、一見するとフィリピンの語学学校は留学費用が高く見えるかもしれません。しかしながら、実際の滞在中にかかる費用は他国と比較して安価で済むことが多いです。
多くのフィリピンの語学学校は、学費の中に宿泊費や食費が含まれています。
そのため、学費以外で出費する場面が少なくて済みます。
そもそも外出など余暇の活動が制限もされているので、お金を使う場面も多くありません。
加えて、フィリピンは比較的物価が安いので、いざ出費をするとなってもあまり高額にはなりません。
総じて、他の留学先と比較するとフィリピンの留学費用は安くなります。
場合によっては、他の国の半額以下で済んでしまうこともあります。
初心者が学びやすい
フィリピンでの英語学習は、初心者に向いています。
英語はフィリピンの公用語の1つではありますが、第一言語ではありません。
英語を使用する機会には恵まれていますが、ネイティブスピーカーが話すような英語を学ぶことはできません。
その分、英語学習者の視点で英語を学ぶことができます。
英語に触れる機会が非常に多いため、まずは英語の使用に慣れたい、というような初心者の人々におすすめの留学先となっています。
また、英語を母国語としない人同士での交流が多く、お互いに英語に対して同じレベル感で交流できます。
英語を母国語とする国に行く前の準備段階としても、フィリピンは良い留学先と言えるでしょう。
ビジネス英語コースがあるフィリピンの語学学校
フィリピンでは多くの学校がビジネス英語コースを開講しています。
その中でも語学学校が多く集まっているのが、セブ島です。
セブ島にある語学学校を少し調べるだけで、非常に多くの学校が出てきて驚くかもしれません。
日本人が経営する語学学校
セブ島をはじめとしたフィリピンの語学学校の中には、日本人が経営しているスクールもあります。
例えば、セブにある「3D Academy」もその一つです。
複数の英語検定試験対策のコースがある他、スピーキングの特化したコースやワーキングホリデーの準備コースなどが開講されています。
この学校の特徴は費用が安く、気軽に通いやすいことです。
英語にまだ自信がなく、海外にもあまり行ったことがない、というような方にオススメの語学学校です。
参考:3D Academy
同じくセブの「Stargate」も日本人が経営している語学学校です。
設備が非常に充実していることで人気を集めています。
中学英語レベルの基礎から学ぶことができるので、海外が初めての人でも安心して通うことができます。
参考:Stargate
これ以外にも、日本人経営の語学学校はたくさんあるので、ぜひ調べてみてください。
日本人が少ない語学学校
日本人がいるとどうしても日本語を使ってしまうため、敢えて日本人が少ない学校に通いたい、という方もいらっしゃるでしょう。
セブの「CIA」はフィリピンでもトップクラスの学習カリキュラムと設備を有する語学学校です。
フィリピンらしいストイックな学習環境の学校のため、短期間で集中して学習に励むことができます。
日本人も少ないため、英語での生活に集中して取り組める環境になっています。
参考:CIA
また、フィリピン内に複数のキャンパスを保有する「PINES」は、フィリピンの中でもスパルタ教育のパイオニアとされる学校です。
カリキュラムは厳し目ですが、短期間で集中して大きな成果を得ることができます。
こちらも、どのキャンパスも日本人が少なめなので、英語での生活に集中することができます。
参考:PINES
これらの学校は、日本人経営ではなく、通っている生徒にも日本人は少なめです。
けれども、日本人のスタッフがいたり、日本語に対応していたりする学校がほとんどなので、困った際にはサポートしてもらえる体制が整っています。そのため、安心して通いやすい学校です。
留学中にインターンシップをしてキャリアアップ
ビジネス英語留学をする方の中には、
インターンシップに参加して
更なるキャリアアップを考えている方もいらっしゃると思います。
海外インターンシップは長期のものから短期のものまでさまざま存在していて、将来のキャリアの幅を広げることができる絶好の機会です。
社会人の海外インターンシップ
ビジネス英語留学をする人の中で、海外インターンシップに参加するタイミングは非常に多岐にわたっています。
例えば、先にビジネス英語留学をしてから海外インターンシップに参加するパターン。
この場合は、既にビジネス英語を学んでいるため、インターンシップはそこでの学びを実践で試す場として適しています。
授業やテストでははかることのできない、自分の英語がグローバルな場でどれぐらい通用するかを試す絶好の機会です。
さらに、グローバルな感覚を肌で感じることもできます。
将来的に海外での就職を見据えている人に、特におすすめのタイミングです。
ビジネス英語留学をしながら、海外インターンシップに参加することも可能です。
インターンで経験を積むのと同時に英語力を磨きたい、という人におすすめの方法です。
語学学校の中には、企業研修として英語学習のコースを提供していたり、企業と提携してインターンをさせてくれたりするところもあります。
国や学校によってさまざまなインターンの制度が用意されているので、そのなかから自分に適したものを選ぶのが良いでしょう。
中には、ワーキングホリデーに参加したかったものの、年齢制限で参加できない、という方もいらっしゃるかもしれません。
海外インターンシップでは、年齢制限がないものもありますし、場合によってはワーキングホリデーに近い形で参加できるものもあります。
年齢でワーキングホリデーを諦めてしまった方にも、ひとつの選択肢として海外インターンシップを検討してみていただければと思います。
学生の海外インターンシップ
ビジネス英語留学や海外インターンは社会人だけのものではありません。
学生でも、実施することができます。
学生のうちにこれらに参加する大きなメリットは、この経験が就職活動で有利に働く点です。
ビジネス英語を学ぶことは、社会人になる上で確実に心強い武器になります。
ビジネスシーンで使用する英語を実践的に学ぶことで、
即戦力として企業が捉えてくれる可能性が高まります。
加えて、海外でのインターンシップでは世界で通用するビジネススキルやマナーを学ぶこともできます。
ビジネス英語留学と海外インターンシップの経験は、エントリーシートを記入する際や面接でのエピソードとしてもとても強い味方になってくれます。
学生時代にこれらの経験を積むことは、とても大きな強みになります。
就職活動やその先にある自身のキャリアプランの選択肢を広げたい、という方に強くお勧めします。
まとめ
今回は、ビジネス英語留学についてまとめてきました。
ビジネス英語留学とはどういうものなのか、何を基準にして学校を選べば良いのか、といった基礎的なことから、社会人の留学先として注目されているフィリピンの語学学校について、そして海外インターンシップについてお話しました。
ビジネス英語留学に関心がある人々の参考になっていれば、幸いです。
ビジネス英語留学でキャリアの選択肢の幅を広げてみてはいかがでしょう。
◇経歴
・都内私立大学の英米文学科に入学
・大学院にてイギリス文学を専攻し、修士号取得
・翻訳専門学校にて英日翻訳の基礎コース修了
◇資格
・TOEIC 890点
◇留学経験
イングランド・グロスターシャー大学夏期文化研修(大学夏期休暇中)イングランド・オックスフォードの言語学校(大学夏期休暇中)
◇海外渡航経験
カナダ・バンクーバー、カルガリー(部活)
アメリカ・ニューヨーク(旅行)
◇自己紹介
幼いころから英語が好きで、ディズニーとマザー・グース、NHK教育テレビで育ちました。小学2年生で「ハリー・ポッター」シリーズと出会い、それ以降は大のPotterhead道を突き進み、イギリス文学と文化研究にいそしみ続けています。物語がとにかく好きで、映画、ドラマ、音楽、小説などを通じて、日本にいながらして毎日英語を浴びています。
少しでも役立つ情報を発信できればと思っています。よろしくお願いします!