~ 大晦日の情景 鯖戸&酒森 ~
大晦日の朝………
キッチンからの調理音で目覚めた私は
調理中の酒森を見て居た…………
酒森は白米ムカゴご飯を炊き………
それを酢飯にして……
油揚げに詰めて居た………
白米ムカゴご飯で作成した酢飯は……
稲荷寿司との相性が抜群なのだそうだ…………
確かにムカゴの辛子的風味は……
稲荷寿司の上質なアクセントとして疑いの余地は無い………
良い年末年始感…………
「それでは更なる年末年始感を………」
そう言って酒森は……
年末年始恒例だという……
DJ・酒森さんへとメタモルフォーゼするのだった………………
何という軽妙で手慣れたスクラッチプレイ…………
酒森に………
こんなに優れた音楽的才能が在るということを………
私以外に知って居る人間は居るのだろうか?…………
少し優越感…………
「もっともっと出して行きますよ?………
年末年始感…………」
酒森の目が…マジだった……………
それもそのはず…………
酒森がマシンを使わず腕力で立てたそれは…………
中沢パイセンクリーム仕立ての上級ホイップ…………
高級感ハンパ無い………
私も見て居るだけでは何となくアレなので………
カクテルくらいはつくろう………
バーテンダーの見よう見まねでこんな感じ?……
30%Vo.くらいでガツンとね♪♡……
そして遂に現れる………
今期の………
ファーストこんこん煮♪♡
凄い…………
初日なのに…
いきなりしゅんでる………
「これがル・クルーゼの力です……
卵の烏賊化は流石に一夜では無理ですけどね……」
「いや………
充分旨い………
てゆーか………
吞みものレヴェルだよ?…………
止まらん…………」
こんこんこんこんパクパクゴクゴク…………
未だ初日なのに………
こんなにも………
旨いだなんて………
反則レヴェル……………
ご飯は……
まだかな?…………
?!
※テーブル直置きは正しいフランス文化です☆
こんこん煮…
かなり減って来たな………
「具材はいくらでも追うので心配御無用ですよ?………
でも………
先にこっち殺らせてくださいね………」
酒森がストーブという名の最強調理器にて何やら作成して居る間に……
私は…………
給水及び………
給芋♪♡
ん?………
あ…酒森………
何か………
間違ってない?…………
ご飯が炊けた♪♡
ん…酒森?…………
それって合ってる?…………
それでは……
正しい…
方法の……
ご紹介…………
?!
中沢パイセンが…………
もう居られないっっ?!……………
「助っ人を呼ぶので問題在りません」
スラッガー?!
こうして………
事無きを………
得る酒森……………
「嗚呼…美味しい……………」
クレープも消滅…
しかし…………
クレープが消滅しても………
全く問題無いのが………
年末年始♪♡
備え在れば……………
憂い無し…………
減ったら……
追って……
また減ったら……
追って………
こんこんこんこんと………
翌日へ…………
TO BE COMUGIKO