インフルエンザ外来患者におけるオセルタミビルの使用は入院を予防できますか?(SR&MA; JAMA Intern Med. 2024)
オセルタミビルは広く使用されているにもかかわらず、外来患者に投与した場合に入院リスクが低下するかどうかについては、先行するメタ解析による要約エビデンスでは矛盾した結論が得られています。また、医師主導の大規模ランダム化臨床試験のいくつかは、…
SGLT-2阻害薬の心筋梗塞発症率に対する効果はどのくらい?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2023)
SGLT-2阻害薬による心筋梗塞の発症予防効果はどのような患者集団で認められるのか? ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は、2型糖尿病治療薬として開発されましたが、その後、心不全や腎臓病にも適応を拡大しました。これらの疾
2024年は正月から地震に見舞われて大変な年明けとなっております。災害時に薬を切らさないためのライフハックを紹介します。 1.お薬手帳を常時携帯する お薬手帳は災害で処方元ととの連絡がつかなくなった場合に処方箋のかわりとなる可能性があります。熊本地震の際にそのような通知が出されました。(お薬手帳、薬情、薬袋など医療機関側が作成した処方された薬に関する資料をもとに調剤可能) 通知が出ていなくても、災害時や身内の不幸で遠方にいることになり薬が貰えない場合もお薬手帳を現地の医療機関に持参すれば同じ薬もしくは類似薬の処方で薬物治療の継続が可能になる可能性が高いです。 この場合に気をつけるのは、冊子が新…
【メトホルミン(ビグアナイド)と化学構造式】有機カチオントランスポーターや作用機序などを解説!
メトホルミン は非常に歴史の古い薬であるにもかかわらず、その作用機序も未だ完全に解明されていない謎の残る薬剤の一つです。塩基性の高い化合物で、その化学的な性質が作用や効果に重要な役割を果たしていることも近年わかってきています。今回はビグアナイド系であるメトホルミンの化学構造とその特徴を解説します。
乳児のRSウイルスによる入院予防にニルセビマブは有効ですか?(実用的試験; HARMONIE試験; N Engl J Med. 2023)
呼吸器合胞体ウイルス(Respiratory syncytial virus, RSV)は年齢を問わず、顕性感染を引き起こすことが知られています。特に乳幼児期においては非常に重要な病原ウイルスであり、生後数週〜数ヵ月の期間にもっとも重症な…
1月のコラム第一回をアップしました。小中学生: 好きか嫌いか~義務教育バージョン高校生: なぜ高等学校格差が起こるか大学生: 親の収入と・・・デジタルコンテンツの販売を始めました。新発売したデジタルコンテンツの モニターは終了しました。ご協力ありがとうご
「病気ブログ」 カテゴリー一覧(参加人数順)