Compressorの追加インスタンスを作成する
Compressorアプリケーションの追加インスタンスを1つ以上有効にすることによって、単一コンピュータでの処理能力を増強し、処理時間を短縮できます。Compressorの追加インスタンスを有効にしても、複数のコピーはインストールされません。その代わりに、Compressorがアクセスできる追加のサービスが作成されます。
利用可能なCompressorインスタンスの数は、お使いのコンピュータのコア数およびメモリによって決まります。最小システム要件(4個のコアおよび2 GBのメモリ)を満たした後、4個のコアおよび2 GBのメモリごとに1個の追加インスタンスを追加できます。
重要:十分なコア数またはメモリがない場合は、「詳細」環境設定パネルの「追加のCompressorインスタンスを有効にする」チェックボックスは淡色表示になります。
Compressorインスタンスを有効にする
「Compressor」>「環境設定」と選択します(またはCommand+カンマ(,)キーを押します)。
「詳細」をクリックします。
「追加のCompressorインスタンスを有効にする」チェックボックスを有効にして、ポップアップメニューからインスタンス数を選択します。
まずは追加可能なインスタンスをすべて無効にし、テスト用のバッチをいくつかトランスコードしてみて、パフォーマンスが低い場合はインスタンス数を増やしてコンピュータリソースの使用量を増やすという方法で設定することをお勧めします。
注記:コンピュータにハードウェアエンコーダが搭載されている場合、複数のCompressorインスタンスを有効にすると、バッチ処理にかかる時間が長くなる可能性があります。これは、ハードウェアエンコーダで処理できるのが、セグメント化されていない1パスのジョブのみであるためです。処理時間が著しく長くなったり、ジョブにエラーが発生したりする場合は、「追加のCompressorインスタンスを有効にする」チェックボックスの選択を解除して、追加のCompressorインスタンスを無効にしてください。HEVCエンコーディングを使用する一部のMac構成では、Compressorが単一インスタンスであることが必須です。