iPod touchに組み込まれているセキュリティおよびプライバシー保護を使用する

iPod touchはあなたのデータやプライバシーを保護するように設計されています。組み込まれているセキュリティ機能は、あなた以外のほかの人がiPod touchおよびiCloud上のデータにアクセスするのを防ぎます。組み込まれているプライバシー機能は、あなた以外のほかの人が入手できるあなたに関する情報を最小限に抑えます。どの情報が共有され、どこで共有されるかを調整することもできます。

iPod touchに組み込まれているセキュリティおよびプライバシー機能を最大限に生かすには、以下に示す手法に従ってください:

強力なパスコードを設定する

iPod touchのロックを解除するためのパスコードを設定することは、デバイスを守るためにできる最も重要な方法です。iPod touchでパスコードを設定するを参照してください。

「iPod touchを探す」をオンにする

「探す」は、紛失または盗難したiPod touchを見つけるのに役立ち、紛失したiPod touchをほかの人がアクティベートまたは使用することを防ぎます。「探す」にiPod touchを追加するを参照してください。

Apple IDのセキュリティを維持する

Apple IDは、iCloud内のデータや、App StoreやApple Musicなどのサービスのアカウント情報にアクセスするために使用します。Apple IDのセキュリティを保護する方法について詳しくは、iPod touch上でApple IDのセキュリティを維持する.を参照してください。

利用可能な場合は「Appleでサインイン」を使用する

アカウントを簡単に設定できるように、多くのAppやWebサイトには「Appleでサインイン」が用意されています。「Appleでサインイン」では、あなたに関する情報の共有が制限され、すでに所有しているApple IDを簡単に使用でき、2ファクタ認証のセキュリティが提供されます。iPod touchの「Appleでサインイン」を参照してください。

「Appleでサインイン」を利用できない場合は強力なパスワードを自動生成する

覚える必要のない強力なパスワードが必要な場合は、Webサイト上のサービスまたはAppに登録する際に強力なパスワードを自動的に作成できます。iPod touchで強力なパスワードを自動入力するを参照してください。

2ファクタ認証に組み込みの認証コード機能を使用する

2ファクタ認証を備えたサイトやAppの場合、確認コードを提供するSMSメッセージや追加のAppに頼らなくても、iPod touch上で自動生成されるコードを取得できます。iPod touchで確認コードを自動入力するを参照してください。

共有するAppデータおよび位置情報を制御する

Appで共有するデータ、共有する位置情報、およびApp Store、Apple News、「株価」内で広告が配信される方法を確認および調整できます。

Appのプライバシー規約を確認する

Appをダウンロードする前に、Appのプライバシー規約を確認しましょう。App StoreのAppの製品ページに移動して、どのようなデータが収集されているかなど、Appのプライバシー規約についてデベロッパが報告した概要を参照してください。iPod touchのApp StoreでAppを入手するを参照してください。ダウンロードしたAppのAppプライバシーレポートでは、Appに付与したアクセス権限の使用状況と、Appのネットワークアクティビティを確認できます（iOS 15.2以降）。Appに付与したアクセス権限の使用状況を確認するを参照してください。

「メール」でのアクティビティを保護する

「メールプライバシー保護」をオンにすると、送信者があなたの「メール」でのアクティビティを追跡することが困難になります。iPod touchでメールプライバシー保護を使用するを参照してください。

個人のメールアドレスを非公開にする

iCloud+のサブスクリプションに登録すると、「メールを非公開」を使用して、個人のメールアカウントに転送する一意のランダムなメールアドレスを生成できます。Web上でフォームを入力したりニュースレターに登録したりするとき（iPod touchのSafariで「メールを非公開」を使用するを参照）や、メールを送信するとき（iOS 15.2以降。iPod touchの「メール」で「メールを非公開」を使用するを参照）に個人のメールアドレスを共有する必要はありません。

Safariでの閲覧アクティビティのプライバシーをよりよく理解し、悪意のあるWebサイトから自分を守るのに役立てる

Safariは、Webサイト間の移動時にトラッカーに追跡されるのを回避するのに役立ちます。プライバシーレポートを確認して、インテリジェント・トラッキング防止機能によって、現在アクセスしているWebページ上で阻止されたトラッカーの概要を表示することができます。Safariの設定を確認して調整することで、同じデバイスを使用しているほかの人へブラウズの内容を非公開にすることもでき、悪意のあるWebサイトから自分を守るのに役立ちます。iPod touchのSafariでWebをプライベートブラウズするを参照してください。

Appのトラッキングを制御する

Appはすべて、ターゲティング広告やデータブローカーと個人情報を共有する目的で他社所有のAppおよびWebサイトを横断してユーザをトラッキングする前には、ユーザの許可を得る必要があります。Appに許可を与えるか拒否したあと、許可を変更したり、すべてのAppからの許可の要求を停止したりできます。

iCloudプライベートリレーでインターネットをよりプライベートに使用する

iCloud+のサブスクリプションに登録すると、iCloudプライベートリレー（ベータ版）を使用して、Webサイトやネットワークプロバイダがあなたに関する詳細なプロフィールを作成するのを防ぐことができます。iCloudプライベートリレーをオンにすると、iPod touchから送出されるトラフィックが暗号化され、2つの異なるインターネットリレー経由で送信されます。これにより、Webサイト側からあなたのIPアドレスと位置情報が見えなくなり、ネットワークプロバイダもあなたのブラウズアクティビティを収集できなくなります。Webサイトまたはネットワークプロバイダが、ユーザの身元と閲覧しているWebサイトの両方を同時に把握することはありません。iPod touchでiCloudプライベートリレーをオンにするを参照してください。

これらの手法についてパーソナライズされたサポートが必要な場合は、AppleサポートWebサイトを参照してください（一部の国や地域ではご利用いただけません）。

Appleがあなたの情報をどのように保護しているかについて詳しくは、プライバシーのWebサイトを参照してください。

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iPod touchユーザガイド