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Motionの「詳細」パネルのコントロール
「詳細」パネルは、「シェイプ」インスペクタの「スタイル」パネルで「ブラシタイプ」ポップアップメニューを「エアーブラシ」または「イメージ」に設定すると、使用できるようになります。「詳細」パネルには、ペイントストロークの塗り付けをパーティクルのようにアニメートする「ダイナミクス」のコントロールが含まれています。パーティクルとは異なり、塗り付けの「発生」は1回だけです。しかし、パーティクルと同様に時間の経過と共に消滅させることができます。「ダイナミクス」チェックボックスが選択されていない場合、塗り付けは消滅せず、アニメートされません。
注記: 「ダイナミクス」のパラメータはデフォルトではアニメートされますが、「詳細」パネルの「ダイナミクス」のパラメータにキーフレームを設定するか「パラメータ」ビヘイビアを適用することで、アニメーションをカスタマイズできます。
「詳細」パネルには、「ダイナミクス」のコントロールのほか、筆圧とペンの速度を調整するためのコントロールもあります。
「ダイナミクス」のコントロール
アクティブ化チェックボックスを選択し、このグループのパラメータを調整して、ペイントストロークの塗り付けをパーティクルのようにアニメートします。「ダイナミクス」の見出しをダブルクリックすると、以下の「ダイナミクス」コントロールが表示されます:
放出角度: ペイントの塗り付けが動く方向を設定するためのダイヤルと値スライダです。このパラメータは「放出範囲」パラメータ(後述)と連携して機能します。
放出範囲: 塗り付けが動く領域を、「放出角度」の方向へ制限するためのダイヤルと値スライダです。「放出範囲」パラメータを0度に設定すると、塗り付けがペイントストロークに対して垂直になります。
表示時間: 各塗り付けの継続時間を秒単位で定義するスライダで、各塗り付けが消えるまでの時間を制御します。これは、火花から飛び散った火の粉の消えかたと似ています。
表示時間のランダムの度合い: ペイント塗り付けの表示時間の変動量を指定するスライダと隣接する値スライダです。値が0の場合は変動はなく、選択されたストロークのすべての塗り付けの表示時間が同じになります。値が0より大きい場合は「表示時間」パラメータで指定した変動が適用され、「表示時間のランダムの度合い」の値の範囲内でランダムな値が加算または減算されます。
速度: 最初の速度を指定するスライダで、各塗り付けがストロークからどれだけの速さで離れるかを決定します。
速度のランダムの度合い: ペイント塗り付けの速度の変動の量を指定するスライダです。値が0の場合は変動はなく、選択されたストロークのすべての塗り付けが同じ速度で移動します。値が0より大きい場合は「速度」パラメータで指定された変動が適用され、「速度のランダムの度合い」の値の範囲内であらかじめ設定されたランダムな値が加算または減算されます。
スピン: ペイントストロークの塗り付けをアニメートするダイヤルです。最初に個々の塗り付けをその中心の周りで回転させます。このコントロールは1秒当たりの度数で調整します。
スピンのランダムの度合い: ペイント塗り付けのスピンの変動の量を指定するダイヤルです。値が0の場合は変動はなく、選択されたストロークのすべての塗り付けが同じレートで回転します。値が0より大きい場合は「スピン」パラメータで指定した変動が適用され、「スピンのランダムの度合い」の値の範囲内でランダムな値が加算または減算されます。
筆圧とペンの速度のコントロール
接続したWacom社のスタイラスペンとタブレットを使ってペイントストロークを描くか、「シェイプのスタイル」ポップアップメニューから既存のペイントストロークにシェイプのスタイルを適用する場合には、「詳細」パネルに2つのコントロールグループが追加されます:
筆圧: ストローク作成時のタブレットに対するスタイラスペンの筆圧に基づいて、ペイントストロークの幅、不透明度、間隔、アングル、またはジッタを調整できるコントロールです。これらのコントロールは、「ペン速度を適用」(「シェイプ」ビヘイビア)にあるコントロールと同じです。詳しくは、Motionの「筆圧を適用」ビヘイビアを参照してください。
ペンの速度: ストローク作成時のタブレットに対するスタイラスペンの速度に基づいて、ペイントストロークの幅、不透明度、間隔、アングル、またはジッタを調整できるコントロールです。これらのコントロールは、「ペン速度を適用」(「シェイプ」ビヘイビア)にあるコントロールと同じです。Motionの「ペン速度を適用」ビヘイビアを参照してください。
注記: 筆圧の違いが記録されるのは、スタイラスペンとタブレットを使って描画したストロークのみです。ストロークを描く前に「ペイントストロークツール」HUDを使うか、描いた後「詳細」パネルのこのパラメータを有効にすることによって、スタイラスペンの筆圧がストロークにどのように影響するかを選択できます。