【動画】東京都知事選で落選の石丸伸二氏=小林一茂撮影

 7日に投票された東京都知事選で、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の得票が前立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)を上回った。

 人口2万7千人足らずの市長から「完全無所属」で都知事選に挑んだ石丸氏は、広島県安芸高田市長時代に駆使したネット戦略を発展させ、既存政党とは一線を引く立場を訴えることで無党派層の支持を得て躍進した。

 朝日新聞社が実施した出口調査によると、無党派層の36%が石丸氏を支持。32%だった小池氏を上回り、蓮舫氏を倍以上引き離した。年代別の支持では、石丸氏は20代以下で4割を超え最多。30代でも小池氏を上回った。

 石丸氏は5月17日の出馬会見で「国政の代理戦争をしている場合ではない」と強調。自民党の裏金問題などをめぐる与野党の思惑とは距離を置き、「完全無所属」で戦うと宣言した。

 街頭では「徹頭徹尾、利権政治を脱する。私の後ろにあるのは一人一人の力だけだ」「一切の国政政党、既存勢力に属しない。そんな人間が知事になれば、日本の政治に激震が走る」と訴え、既存政党の不信感に対する受け皿となった。

 支持を拡大させた要因が、動画…

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