東京都出身。1990年に朝日新聞社入社。和歌山支局、長野支局、政治部、国際報道部などで勤務。1994~95年モスクワに研修派遣。2001~02年ボローニャに研修派遣。2005~08年モスクワ支局員、2013~17年モスクワ支局長。現在は論説委員。
大谷が48-48とのこと。いよいよ50-50が迫ってきました。 ところで、私たちが50を節目だと感じるのは、人間が10進法を使うからです。 なぜ10進法かといえば、人間の指が両手で10本だからと言われています。 ということは、もしも人間の指
中国の対応は、領空侵犯を事実上認めることで、事態の沈静化を図ろうとしているように見えます。 これとは対称的に、領空侵犯後に開き直ったのが、2019年にロシア軍のA-50早期警戒管制機が日本海の竹島上空の領空を侵犯したケースです。 このとき、
私自身、この夏に私用で日本からブダペストに行くとき、上海経由で中国東方航空を利用しました。 ロシア上空を飛び、欧州の航空会社よりもずっと早く到着するのを体感しました。 ちなみに現在、モスクワやサンクトペテルブルクへ行く場合も、中国経由が早い
モンゴルでも最も厳しくプーチン大統領を批判しているのが、エルベグドルジ元大統領です。民主派として知られ、2009~17年に大統領を務めました。 エルベグドルジ氏は、ロシアで反体制指導者ナワリヌイが獄死した際には、Xに次のように書き込みました
当面の焦点は、ウクライナが占領した地域を長期間維持し続けることができるかかどうかでしょう。それが可能になれば、ウクライナ側は、将来のロシアとの交渉で大きなテコを手にすることになります。 先日のロシアと欧米の囚人交換が思い出されます。プーチン
高度な政治的判断とはいえ、極めて残念ななりゆきです。 日本時間の今夜に予定されていた中央アジアとの対話には、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、トルクメニスタンの首脳が参加する予定でした。5人にそろって出席してもらうための
プーチン氏が金正恩氏に送ったお見舞いの電報は、クレムリンの公式サイトでも公表されています。 被害者へのお見舞いの言葉の後に「いつでも私たちの援助、支援をあてにしてください」と呼びかけています。 プーチン氏は、外国で大災害や事故が起きた際に、
まずは、ゲルシュコビッチ記者の解放を喜びたいと思います。私自身、モスクワ在勤経験がある世界の記者による、彼の解放を求めるラブロフ外相への公開書簡に署名していたからです。 プーチン氏が重視したのは、ベルリンで19年にチェチェン独立派の元司令官
プーチン氏が24年ぶりに北朝鮮に到着しました。前回は大統領に初就任したばかりの2000年の7月。沖縄サミットに向かう途中に立ち寄り、当時の指導者金正日氏と会談しました。 プーチン氏はサミットデビューの直前に金正日氏と会うことで、他の参加首脳
同盟には「見捨てられるリスク」と「巻き込まれるリスク」があると言われます。アルメニアの場合、ロシアとの関係でその両方の危険があるため、脱退の判断も無理からぬことでしょう。 まず、見捨てられるリスクはすでに現実のものとなっています。アゼルバイ
プーチン大統領の各国通信社との会見は、5日から始まっているサンクトペテルブルク国際経済フォーラムの機会に行われました。開戦前は毎回のように開かれていたイベントで、今回が8回目。タス通信が主催し、日本からはいつも共同通信が参加してきました。
ゼレンスキー氏が中国を批判する言葉の厳しさに、驚きました。これまではしばしば、中国の仲介に期待する姿勢を示していたからです。 昨年2月に中国が12項目の「和平案」を発表したとき、ゼレンスキー氏は「中国がウクライナについて語り始めたのは良いこ
ショイグ国防相の安全保障会議書記への異動は、ポストの格からみると降格とは言えない人事ですが、基本的には責任を負わせた更迭でしょう。 プーチン氏は、人事をする際に、あからさまな降格を避ける傾向があります。個人的な関係が特に深い人物は、少なくと
国会議員が事務所で支持者と面会をしている時のこと。しばらくすると秘書が入ってきて「代議士、そろそろ次の予定がありますので」と告げますが、議員は構わず話を続けます。しばらくすると秘書がまた来て「代議士、そろそろお時間です」。議員「わかった、わ
犬やヤギの射殺よりも、人間の射殺にもっと真剣に向き合ってほしいと切に願います。共和党も民主党も。ガザしかり、ウクライナしかり、米国での銃規制しかり。 犬やヤギの命ももちろん大事です。しかし、今回の件が大問題になる米国政界、米国社会の現状に
ロシアはこれまでもGPS妨害を多用してきました。 モスクワで話題になりはじめたのは2016年ごろのことでした。クレムリン周辺でのGPSが誤作動がしばしば報告するようになりました。私自身も現地で確認しました。その後、サンクトペテルブルクやソチ
「不要不急の外出は避けるようになりました」。さらりと語っていますが、ロシアから指名手配された赤根さんの覚悟が伝わってくる重い言葉です。 ウクライナ侵攻を批判する国や国際機関の信用を様々な手段で毀損することは、今のロシアの国策となっています。
ウクライナにとって久々の朗報です。トランプ前大統領が法案の採決を目指すジョンソン下院議長を支持する姿勢を示したことが、共和党から可決に十分な賛成者が出ることにつながりました。 記事にあるように、トランプ氏は今回、ウクライナ支援が必要だという
「プーチン大統領は最近『不死身のコシチェイ』と呼ばれているんです」。ロシアの知人からそんな話を聞きました。不死身のコシチェイ、ロシア語ではКощей Бессмертныйは、ロシアの伝承に登場する悪役です。不思議な力を持つ、骨と皮のように
北朝鮮レストランはロシアにもあります。モスクワにはかつて2店舗あったのですが、制裁の影響か1店が閉店。今は1店舗だけが営業しているようです。その名は「Корё コリョ」。 ウラジオストクにも、多いときで確か3つぐらいありました。 店員さんた